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喜劇 にっぽんのお婆あちゃん
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『喜劇 にっぽんのお婆あちゃん』に投稿された感想・評価

喜劇とうたいつつ、俳優のコミカルな演技もあり、笑えるところもあるけど、人間の本質をついた描写がピリリとしすぎて、観終わった後に残るものは決してカラッとした爽快なものではない。

昔の浅草の風景が興味深い。
しかし、今井正らしいアイロニーな映画。何も笑えるシーンがない。日本の老人は、不幸だと当時すでに描いている。喜劇とワザと入れているのが左翼的。老人ホームに行くのが幸せだというラストは、現代日本人には、理解しずらい。おばあちゃんだけで映画を作れた当時の日本映画に余裕があったと思える作品。
ほのぼのとしたタイトルながら、老人のうつなども扱った結構な重喜劇。老け専役者が総出演して、その重い話を語り口だけは優しく描く。タイトルに「喜劇」の文字がなかったようだけど、公開時に急遽つけたのかな。

主演の二人、ミヤコ蝶々は劇中65歳で実際42歳、北林谷栄は劇中72歳で実際51歳と20歳以上の逆サバがハンパなくて後で驚く。

二人がふらつく浅草ロケも見事。

うつな二人が自殺を試みようと相談するシーンで「鉄道は鉄やから固くて痛いやろ。タイヤはゴムやから自動車の方が当たりが柔らかいんとちゃうか」(←うる覚え)みたいな面白いんだけど半笑いしか出来ないような会話があって、その感じが大好きだった。通してそんなジョークが多め。

老人ホームの給食の話で「量を増やせば質が下がる。質を上げれば量が減る。どっちが大事か」と職員が言い合いしている横で爺さんが「質を上げてなおかつ量も増やすのはどうして良くないのか!」と怒鳴るというような社会派ギャグも多い。書いても面白さがまったく伝わらないけど。

「なんで昔は乞食同然だった奴と、立派に働いてきた私が一緒に暮らさないといけないのか!」という不平や、ホーム入園以前の暮らしを見栄張って盛るところなどは教科書どおりの描写だけど、やはり面白い。死ぬ前はみんな似たようなもんになるんだなと。

あと血の繋がらない女性達がひとつ屋根の下で共同生活をするのは、それだけでトラブルの元だというのが映画からすごく伝わった、なんて書いたら女性差別かな。
渡辺文雄の家なんてまさにそう。ミヤコ蝶々(姑)と嫁の間に具体的な諍いの元なんてなさそうだもの。

とにかく60年代の日本映画界には老け専役者が充実し過ぎているなあに尽きる。。

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