〓映画ＴＫ３６５／０５９〓
◁２０２５▷

▫ザ・ワン　
▫配信／U-NEXT
▫️Y!レビュー ★★★☆☆３.２
▫️Ｔ Ｋ評価：★★★☆☆３.３
▫️映画ＴＫ通算： ５０５９本
▫️Filmarks通算：４０５９本

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初めてではないはずなのに、全く覚えてなかった。

というか、これ、こんなにB級感たっぷりだったか。
でも、若きジェットリーとジェイソンステイサムが出てる。
これによりB級の扉をこじ開けて限界突破してる作品。
この頃からのよしみな2人。ある意味、業界きっての阿吽の呼吸のコンビかも知れない。

かなりSF要素強め。
いわゆる“パラレルワールド”を地でいくストーリーライン。宇宙には幾重にも折り重なった並行して進む宇宙がある。

その宇宙には色んな立場で生活をしている“自分”がいる。
その並行した複数の宇宙を行き来して、他の“自分”を殺すジェットリーがいる。

他の“自分”を殺しまくり、並行宇宙の中でただ1人の“自分”になった時、宇宙が崩壊するか、全能の存在になるか、それを目指す野心の強いジェットリー。

それを取り締まる時空警察みたいな組織があり、彼を宇宙犯罪的な容疑で追いかける。そのコンビの1人がジェイソンステイサム。

そして、ついにその野心の強いジェットリー、ついに“自分”と“あと1人”にまで迫り、最後のジェットリーをジェットリーが殺しに来る、という佳境の話。

面白いのは、“自分”が1人殺されて減るごとに残った“自分”の能力が強化され、人として強くなっていく、という設定。

それを知る野心の強いジェットリーだが、それと同時に“あと1人”の方にも同じことが起きてて、最後にその均衡が保たれ、そして、崩れる。
最後に残るのは、そして、最後の1人に起きることとは、、、。

主人公は“あと1人”の方。
当然、自分が目の前にやってきて混乱するところから始まり、命を狙われ、妻を狙われ、仲間を狙われ、次々と押されに押されるが、そこは他の“自分”とは違う“あと1人”。

この最後の“自分”同士の頂上決戦の火蓋が切って落とされる、、、。

ジェイソンステイサムも割と定番の役所で、まだまだジェイソンステイサムとして完成してない姿も見れる。

あのキレッキレのジェットリー同士が対峙する。
これはなかなか観れるもんじゃない。


F:1647
M:3138

⚪概要とあらすじ
ジェット・リー主演のアクション。

この宇宙全体には125のパラレルワールドが存在し、その均衡を守るため多次元宇宙捜査局＝MVAが監視に当たっていた。が、捜査官の一人ユーロウがその特権を利用して、他世界の自分を次々と殺し始めた。ユーロウは一人殺すたびにそのエネルギーを吸収するかのように超人化していく――。ロサンゼルス。アメリカ大統領をゴアが務める世界。留置場から出てきた男ロウレスをユーロウが襲い殺してしまう。そしてこの時、ユーロウの標的はついに、ブッシュが大統領を務める世界に住む、ロサンゼルス郡保安官ゲイブひとりとなった...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“125人のジェット・リー“バトル・ロワイアル”が始まる!!”

｢被害者118 スウェン・ロウ ツカナ宇宙｣

⚪感想
B級映画の香りがするチープなSFアクション作品。

ジェット・リーが主演だからと贔屓目で見てもちょっと...。

125人のジェット・リーが観れると思いきや基本的に動いていたのはその中の3人だけだった。
それでも一瞬の登場なのにかなりのインパクトを残す被害者117と118。ジェット・リーのレゲエ風の髪型と金髪はレアすぎた。

ユーロウら全知全能の存在ザ・ワンになった所でどうしたかったのかよく分からない。強くなって唯一無二ならそれでいいとかなのか。
厨二病臭が強め。

ジェット・リーとジェイソン・ステイサムの共演は『ローグアサシン』が最初かと思っていたらこっちの方が早かった。
『エクスペンダブルズ』で2人が共演するきっかけになってたりするのかな。

ジェイソン・ステイサムに髪の毛があるけどロングヘアじゃないから違和感はなかった。

アクションは過剰にワイヤーやVFXの加工がされてしまっていてジェット・リーのアクションが生かされていない気がする。しかも銃のアクションの方が多い。ジェット・リーなら素のアクションだけで超人感あるしキレキレだと思うんだけど。
中古品店で買った今作パンフレットを見返したらジェット・リーのアクションを生かすためになるべくワイヤーを使わないで、超人的な力を見せたい時だけに使ったって書いてあったけどほとんどワイヤー使ってたじゃんみたいな。

ロウレス、ユーロウ、ゲイブ、スウェン・ロウ、フック・ロウらを演じたジェット・リー。
もっと沢山見たかった。

マッシー、TKを演じたカーラ・グギーノ。
爆弾ネズミを靴から出した時の見た目が好き。

監督を務めるジェームズ・ウォンは『ドラゴンボール』や『ファイナルデスティネーション』の監督もしてたのか。

不完全燃焼な作品。



⚪以下ネタバレ



あらすじをサラッと読んでいたから冒頭でロウレスが殺されたのにびっくりしてしまった。主役がもう死んだかと。

それにしても“バトル・ロワイアル”と言う割には冒頭でロウレスが殺され即2人になるからそうでもなくないか!?
ちょっとしたタイマン。

最後の伏線というか気づきによってゲイブが救われたのは面白い。

⚪鑑賞
TSUTAYAのDVDで鑑賞(字幕)。

⚪パンフレット所持

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