
とある村の持ち主のいない古い空き家。ここは誰もが寝泊まりし、出ていくことが可能な場所。ちょうど吉田(山岸健太)が去ろうとしているところに、村の役所から派遣された矢島(山科圭太)が、不法に滞在する5人に退去勧告を言い渡しにやってくる。 長期滞在しているマキ(石川瑠華)が「前にも何人も来たけど、結局追い出せてないから」と予言したように、矢島は、リーダー格の男・鈴山(菟田高城)のペースに巻き込まれ、立ち退きを説得できないどころか、サエコ(遠藤祐美)の提案でその家で一晩を明かす羽目になり…
都内郊外のキャスティング会社で働く男・佐田紀夫、30歳。彼は交際三年目になる恋人・田辺茉莉と、穏やかな毎日を送っていた。ある夏の日。紀夫が家に帰ると、窓から強い夕陽が差し込んでいた。焦げる…
>>続きを読む京都の歴史ある学生寮「近衛寮」は、一見無秩序のようで、私たちが忘れかけている言葉にできない“宝”が詰まっている場所。そこに老朽化による建て替え議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、…
>>続きを読む重い持病を抱え、ただ“生きていること”だけを求められて生きてきた高校2年生の由希(新谷ゆづみ)は、ある日、海岸で麻希(日髙麻鈴)という同年代の少女と運命的に出会う。男がらみの悪い噂に包まれ…
>>続きを読む6年前に失踪した兄が気がかりな女子高生・まち。彼女と同級生の朝彦とほたるの“仲良し3人組”は、高校生最後の夏休みに、東京への小旅行を計画する。そして、兄が東京にいると知ったまちは、わずかな…
>>続きを読む2年前に父親を亡くし、父親の中古自動車販売会社を継いだ真野良介。家を出た母親の代わりに小さな妹の面倒をみながら、中古車自動車販売の仕事をする良介の前に、ある日、ひとりの女が現れる。名前も素…
>>続きを読む一人暮らしの倉田 透の元に家なし職なしになった男・飯田伸太郎が現れる。自分の家のように振る舞う伸太郎を気にも留めない透だったが、伸太郎の不可解な行動を透の彼女 沙耶は疑っていた。
過疎化が進み、空き家の数も多くなってきた地方都市。 かつてその街に住んでいた主人公・茉莉 は亡くなった父親の遺産として実家を譲り受けることになり、売却処分することを決めていた。 そんな中、…
>>続きを読む©東京藝術大学大学院映像研究科