
とある村の持ち主のいない古い空き家。ここは誰もが寝泊まりし、出ていくことが可能な場所。ちょうど吉田(山岸健太)が去ろうとしているところに、村の役所から派遣された矢島(山科圭太)が、不法に滞在する5人に退去勧告を言い渡しにやってくる。 長期滞在しているマキ(石川瑠華)が「前にも何人も来たけど、結局追い出せてないから」と予言したように、矢島は、リーダー格の男・鈴山(菟田高城)のペースに巻き込まれ、立ち退きを説得できないどころか、サエコ(遠藤祐美)の提案でその家で一晩を明かす羽目になり…
一人暮らしの倉田 透の元に家なし職なしになった男・飯田伸太郎が現れる。自分の家のように振る舞う伸太郎を気にも留めない透だったが、伸太郎の不可解な行動を透の彼女 沙耶は疑っていた。
過疎化が進み、空き家の数も多くなってきた地方都市。 かつてその街に住んでいた主人公・茉莉 は亡くなった父親の遺産として実家を譲り受けることになり、売却処分することを決めていた。 そんな中、…
>>続きを読むホテルに勤める主人公の長澤ナナコは、部屋の清掃の時、いつもゴミ捨ての問題に悩んでいた。捨てるモノ、捨てないモノ、その価値観は人それぞれ。それは人間関係も同じ。「自分も誰かに捨てられるかもし…
>>続きを読むコロナウイルスにより未曾有の経済危機を受ける日本。コロナショックの煽りを受け、勤めていた自動車工場から派遣切りにあう森下孝志(38)。再就職先が見つからない森下は、妻・晶子の両親から責めら…
>>続きを読む片田舎の団地で、幼い頃から祖母と母の親子3世代で暮らしてきた照子。高校卒業後は、地元のスーパーで母と一緒に働く毎日を送っていたが、団地の取り壊しが決まり、「それならば」と受験した東京の大学…
>>続きを読む京都の歴史ある学生寮「近衛寮」は、一見無秩序のようで、私たちが忘れかけている言葉にできない“宝”が詰まっている場所。そこに老朽化による建て替え議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、…
>>続きを読む©東京藝術大学大学院映像研究科