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『北へ』に投稿された感想・評価

サンフランシスコといえばゴールデンゲイトブリッジ、ラゴスと言えばレッキ-イコイー連絡橋。今回ももれなくあの特徴的な斜張橋が映っている。話はそのラゴスから『北へ』。北とは、ラゴスから800㎞以上離れたの内陸北東部のバウチ。後から調べたら、2014年のボコハラム女子高生拉致誘拐事件で拉致された女の子たちが連れていかれたのがバウチらしい。ヤバい所じゃん…。超富裕層の御曹司が、強権的な絶対君主である企業経営者の父親に逆らってNYSC(※)で地方に送られる、というのが発端。

『ライオンハート』のエヌグに続いてナイジェリアの地方の様子が見られたのはよかったけれど、何しろ細部がグズグズなので神が宿ってない、みたいな感じ。でも、基本コメディテイストで明るいし、『ウェディングパーティー』で顔馴染みになったバッシー役のバンキー・ウェリントンさんがいいヤツそうだし、サディークもカワイイし、ナイジェリアの人たちの着てる服が色鮮やかでグラフィカルだし、映るものいちいちが目新しいので、結構楽しく観られた。バンキー・ウェリントンさんは、ナイジェリアのラッパーで、奥様は『ウェディングパーティー』で共演していてこの映画でも脇役で登場しているアデスワ・エトミさん。ナイジェリアでは非常に有名なお二人なんだと思う。

至ってお気楽に観終えたのだが、よく考えたらナイジェリア北東部、女子高というボコハラム女子高生拉致誘拐事件との共通点があり、主人公がそこの女子生徒たちを手助けするという話で、事件への何らかのメッセージが込められているのかもしれない、と後付けで思った。考え過ぎかな?バウチでは2009年7月にも、ボコ・ハラムの襲撃によって50人以上が殺害されているという。

拉致事件の女子高生たちはキリスト教徒だったけれど、こちらではムスリム。陸上をする時もカラフルな原色ユニフォームで頭を含めた全身を被っている。バウチのエミア宮殿のお祭りシーンではカラフルでシックな伝統様式の美術や装束を見ることが出来る。赤土のバウチは大都市ラゴスと違って古い町、郊外には湖やサファリパークがあって麒麟もいる。そこに、非常にオシャレで教育レベルも高い都会人としての一行が観光に行き、その様子をSNSで発信する、というのはアフリカへの無知による先入観を見事に粉砕されるシーンだ。

(※)
NYSCとは、National Youth Service Corps。軍の徴兵のないナイジェリアで、大学及びポリテクニック(高等専門職業教育機関)の卒業生が、1年間国立青少年奉仕プログラムに参加し、国家建設と国の発展に寄与する制度。複数の民族・言語が共存するナイジェリアにおいて、民族や社会的・家族的背景の異なる人々と交流して赴任した現地の文化に理解を深め、国に一体感をもたらすべく、出身地以外の場所へ派遣されるそうだ。主人公バッシーもバウチでは全く現地の言葉を理解出来なかった。
Yukiel
3.5
最近、ネットにてノリウッド(Nollywood)というナイジェリアの作品の存在を知り、アフリカ文化を学びたいのと、面白そう!と思いNetflixで配信されているナイジェリア映画からおすすめの作品を見て見ました🇳🇬
低予算ながらも年間約2000本の映画が作られているというノリウッド
まだまだ発達段階ではあるので、手作り感は少し否めないのですが、アフリカ文化を感じたい方におすすめです!
ストーリーは簡単に言うとお金持ちの会社の息子が、ラゴスから北へ1000キロ、バウチ(Bauchi)という田舎の街へ、大学卒業後1年、国に奉仕するNYSCというプログラムで体育教師として働き、現地の女学生や同僚との交流を通して人として成長するというものです。
私も詳しくは無いのですが、バウチという街はムスリムの多い地域で、イスラム教が信仰されています。
ナイジェリアは200とも言われる多民族国家のようです!言語も、宗教も違う人達がひとつの国に集まっています。
いつかアフリカにも行ってみたいと思っていますが、中々まだハードルが高いので、まずは映画を通して少しでも文化に触れれたらいいなと思いました✨女性の衣装がカラフルでとても素敵でした😊お祭りのシーンや民族楽器などナイジェリアの文化を感じることが出来良かったです。
また他の作品も見てみたいと思います!
4.0
【ぼんぼん、体育の先生になるの巻】
Netflixのナイジェリア映画フルマラソン。終盤戦ということで追い込みとして『北へ』を観た。主演は『ウェディング・パーティー』2部作のバンキー・ウェリントンだ。バンキー・ウェリントンはアメリカ生まれナイジェリア育ちのR&BアーティストでレコードレーベルE.M.E.を立ち上げた人物。なのでミュージシャンが主演の映画ということになる。果たして。

Bassey Otuekong(バンキー・ウェリントン)は父の逆鱗に触れ、カードを取り上げられキャンプに送られる。通常であれば、過酷なキャンプの中で友情が育まれる物語が展開されそうだが、本作は異常なテンポでキャンプパートが終わってしまう。あっさり仲間を作り、一緒に夜な夜な脱走する関係にまで発展するのだ。このキャンプがまたゆるくて面白い。なぜならばBasseyはキャンプ内でスマホを使って自撮りをしているのだ。自分のキャンプ生活をSNSで発信しているところが意外である。

さてキャンプ仲間の一人Sadiq(イブラヒム・スレイマン)と親密な関係になった彼は一緒に学校の先生になろうと女子校に潜入する。最初は数学の先生になろうとするが断られる。トボトボと学校を出ようとするのだが、体育の先生が大きな石につまづいて救急車送りとなってしまう。そして、二人は晴れて体育の先生になり、女子リレー大会優勝を目指すようになる。女子リレーをやりたい生徒の中に、親から「女性が走るなんてみっともない」と言葉の呪いをかけられている者がいる。そのような風習的問題を汲み取りつつ、荒唐無稽な成長物語を紡いでいく。

ノリウッド特有の富裕層目線の話なので、何か不祥事があったら金で解決される。ご都合主義としてあまりないタイプの解決法が興味深い。また、父との軋轢も常にビジネスの土壌に立っており、父親は息子のことを認めないものの、ビジネス相手として支援する展開は新鮮であった。

本作はNetflixナイジェリア映画の中でも上位に入る観やすく面白い作品といえよう。

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