
新宿のバスターミナルで路上生活をする西篤近(40)。ダンスで生計を立てたいと願うが、人間関係がうまくいかず、借金も膨らみ、 親にも縁を切られ、ホームレス生活を始める。一度は野垂れ死ぬことも考えた西が出会ったのが、路上生活経験者だけで構成さ れるダンスグループ「新人Hソケリッサ」だった。主宰者の振付師アオキ裕キ(50)は武者修行に行ったアメリカで同時多発テロに 遭遇した衝撃から、帰国後にソケリッサを立ち上げる。社会からも妻からも逃げた小磯松美(70)。メニエル病を患いドロップアウト した横内真人(56)。父親の暴力から逃れ路上生活者となった平川収一郎(49)。アオキはそんな全てを捨ててきた人たちから生まれる「肉体表現」を追求しようとしている。彼らを応援してくれる人もいるが、時として「わかりにくい」「踊れるなら働け」と罵倒さ れることもあり、苦悩する。しかし、アオキは不器用で、いまあるようにしか生きられないホームレスたちのそのままを受け入れ、 彼らも踊りを通してもう一度生きがいを取り戻していた。物語のクライマックスでは渾身の肉体表現をメンバーが魅せる。
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