死刑制度を考える映画だけど、中立ではなく、死刑制度反対にだいぶ寄っている。
主人公の蛮行はどうしようもなく、同情の余地はないが、刑務所内の同じ死刑囚のバックグラウンドが多種多様で、制度について改め…
最後、あそこで終わるんだ…と驚いてしまった。
死刑執行人が靴を脱いで静かに歩くシーンが何度か出てきて、印象的。
やけに静かな方が恐怖を感じるんだな。
主人公と病院が一緒だった囚人はロボトミー手術…
盗みや暴力が日常となっている戦時中の貧困街で育ち、戦後に殺人を犯した青年が死刑判決を受ける。当時の死刑制度の意義は、真実やその人間の背景よりも、殺人という事実の責任の所在を早く確定し、社会の秩序担保…
>>続きを読む金網や格子のあちら側に配置されたカメラの意味するところは想像に難くない。面会室での切り返しが突きつける抗いようのない現実。それゆえ網膜に焼き付いて離れない、評議会からの電話返答場面における硝子戸越し…
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