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地下道
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『地下道』に投稿された感想・評価

たむ
4.0
キェシロフスキ監督が劇映画、プロの俳優を起用した初期の短編映画です。
ポーランドの地下道で働く女性と教師のラブストーリーです。
『愛に関する短いフィルム』でもテーマとして表現される覗きが本作でも大きめに描かれていきます。

本作も女優さんが非常に綺麗に捉えられており、その美意識も最初から変わらない姿勢です。
地下街をドキュメンタリーのように撮って、フィクションを展開させる独特なリアリティも魅力ですね。
adeam
2.0
ドキュメンタリーを制作していた頃のキェシロフスキの短編。
他の男と寝て家を出て行った妻を偶然地下道の店のウィンドウで見つけた夫が、連れ戻そうと説得する物語です。
スタイルを模索し始めた時期の作品とあって、フィクションでありながらドキュメント風の演出が入り混じっています。
どこにでもいる一市民の人生のある一部分を切り取るようなテーマと、被写体を後ろから追いかけるように動き回るカメラワークは後の長編作品よりもダルデンヌ兄弟に直接的な影響を与えているような気がします。
クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品。

教師のミハウが、地下道にある土産物屋に行き、関係が冷え切っているレナに会う物語。

これも凄い…本作は確かに劇であるのだが、地下道/を通る人びとはフィクションの存在ではなく、劇物語とドキュメンタリーはこのようにイメージとして等値に共存できるのかと驚く。

例えば冒頭にミハウは地下道の通行人に土産物屋の場所を訪ねる。このショットはおそらくミハウにはセリフやアクションの説明はされているが、通行人は通行人役ではなく本当に地下道を利用している人である。だから訪ねられた時の通行人の驚きや戸惑いは、真正なリアクションである。そのため劇と記録が止揚された強度なイメージが立ち現れていると感じさせる。

さらに本作は上述のようにゲリラ撮影をやっているだけでもない。

公衆トイレで金をゆする(?)おばあさんも登場する。このおばあさんは最初、地下道の様子としてドキュメンタリー的に現れる。しかし物語が展開して、ミハウがおばあさんと会うとき、おばあさんはセリフを発するのである。ドキュメンタリーとして登場する人物が、セリフを持ち演出された役としても登場する。本作はドキュメントされた人物や風景をただ借りて、劇物語に彩りを与えているわけでもない。相互に影響を与えて、作品としてひとつのイメージになっている。

だからこそミハウが土産物屋に着いて店に入ろうとしたときに、通行人にフランス語で道案内を訪ねられることが「本当に」起こったことだと思うし、レナが「本当に」そこで働いているとも信じることができる。

物語と言えば、彼らの関係が特に発展するわけではない。ただミハウは始発まで彼女の元に居続ける。かつての浮気を明かされたり、今なお残る別の男の影を感じてああだこうだするだ。

何も変わらない物語は、ドキュメンタリーにおけるとりあえずカメラは回してみたが特に何も起こらなかった事態のように思える。ではこの何も変わらない様を物語としてドキュメントするとはどういうことなのかと言えば、証拠の問題なのだと思う。

ミハウは確かにレナの元へいった。そして彼らの関係の改善はされずとも、かけがえのない一時を過ごした。その出来事を証するイメージとして本作はあるように思える。

二人は始発に乗るために地下道を出るのだが、空は灰色に覆われている。朝にも関わらず暗澹としている様は、二人の関係の行く末を証付けている。そしてこれほどドキュメントされたものが、物語っていることもないだろう。

蛇足
ミハウとレナがショーウィンドーの飾り付けをしている場面で、レナがスカートを履いて作業している。そのため通行人がスカートの中を覗こうとするのだが、ミハウは覗きを防ぐためにショーウィンドーにペンキをぶちまける。それはあまりにもフィクショナルなアクションである。だが、本稿のように劇物語とドキュメンタリーは止揚されているから、「本当に」現実でそうやったかのように思わせる。凄い。 

『地下道』に似ている作品

ダゲール街の人々

上映日:

2019年12月21日

製作国:

上映時間:

80分
4.0

あらすじ

自身が 50 年以上居を構えていたパリ 14 区、モンパルナスの一角にあるダゲール通り。“銀板写真”を発明した 19 世紀の発明家の名を冠した通りには肉屋、香水屋...、様々な商店が立ち…

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