このレビューはネタバレを含みます
宮沢賢治「なめとこ山の熊」をモチーフにしたアニメーション。
独特のタッチは、まるで「まんが日本昔ばなし」。ちょっと懐かしくなりました。
誰かの犠牲のうえに、自分の命はあるんだなぁと改めて考えさせら…
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これまた、因果。広がる血溜まりに、どれほど仕方ないと詫びても、奪ったことに変わりはない。その身にどんな暮らしや家族があったかなんて、知らずに取り上げた。分かり合えたのは、約束を交わしたひと時だけ。月…
>>続きを読む人間も熊も、危害を加えたいわけではない、ただ自分が生きるために過ごしているのだと。
墨のような濃淡と赤色だけで表現されている絵が静かな雰囲気と相まって良い。動作がなくても線に動きがある丁寧な描き…
宮沢賢治の童話『なめとこ山の熊』をモチーフにした作品。
後から童話のあらすじを見るとけっこう忠実なよう。
漁師と熊の殺し殺される関係とはいえ互いを尊重しあっているような様子が日本画のようなタッチのア…