
監督の実体験を基にしつつ、想像の要素も巧みに盛り込んで普遍的な物語に昇華させたクラウディオ・ノーチェ監督(『アイス・フォレスト』)の長編第3作。ローマ、1976年。10歳のヴァレリオは、警察幹部の父が自宅前でテロリストに襲撃されるのを目の当たりにしてしまう。壮絶な現場の記憶がぬぐえず心に傷を負うヴァレリオだが、素性が分からない不思議な少年クリスティアンと出会い、人生が変わっていく。
舞台はマフィアで知られるシチリアのパレルモ。1970年代。住民は日常化するマフィアの犯罪を、見て見ぬふりをして暮らしている。小学生のアルトゥーロは、学芸会でアンドレオッチ首相のモノマネをす…
>>続きを読む1858 年、ボローニャのユダヤ人街で、教皇から派遣された兵士たちがモルターラ家に押し入る。枢機卿の命令で、7 歳になる息子エドガルドを連れ去りに来たのだ。取り乱したエドガルドの両親は、息…
>>続きを読む1978年3月のある朝、戦後30年間にわたってイタリアの政権を握ってきたキリスト教民主党の党首であり、5度の首相経験のあるアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲撃、誘拐されてし…
>>続きを読む3人の子供たちが謎の失踪をとげた事件。時間と空間が止まった世界に閉じ込められ、大人になって帰ってきたと主張する心は少年のままのソンミン(カン・ドンウォン) と唯一、彼を信じる1人の少女スリ…
>>続きを読む美しい自然の残るシチリアの小さな村に住む13歳のルナは同級生のジュゼッペに思いを寄せていた。2人の仲が深まろうとする矢先に、ジュゼッペは突然姿を消してしまう。なぜか周囲の大人たちが口をつぐ…
>>続きを読む17歳のルナは、ドイツ・ミュンヘンで両親と妹と幸せな日々を過ごしていた。しかし、家族と旅行に出かけた先で、ルナを除く全員が何者かに殺されてしまう。ルナは、何とかそこから逃げ出すことしかでき…
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