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初仕事
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目次

初仕事の作品紹介

初仕事のあらすじ

写真館のアシスタントである⼭下は、⾚ん坊の遺体の撮影を⼈づてに依頼され、良い経験になるかもしれないと依頼を受ける。⾚ん坊の⽗親であり依頼主でもある安斎は、始め若い⼭下に⼾惑うも、正直で実直な⼭下に⼼を許し、撮影が始まった。遺体の状態を考えると時間がないという状況も、⼭下の使命感に拍⾞をかけ、美化すべきでないという倫理観は、⽬の前の状況に吹き⾶ばされる。⼀⽅、安斎も次第に⾃⾝を突き動かしていたのが未練だったのではと気づき、⼭下を⽌めようとするが…。

初仕事の監督

小山駿助

原題
製作年
2020年
製作国・地域
日本
上映時間
94分

『初仕事』に投稿された感想・評価

〜あらすじ〜
初めて任された仕事は、⾚ん坊の遺体撮影だったー。
若きカメラマンと依頼主の⽗親。
奇妙な交流で綴られる、喪失と再⽣の物語。

〈チネマットメンバーの感想〉
遺体を撮影するという恐ろしい依頼に主人公はどう向き合うのか?不安を感じながら、この作品の世界にのめり込んでしまいました。
喪失感と心の交流をとても丁寧に描いていると思います。全体的に薄暗い映像や、静寂の中に響き渡る自然の音、あえて単調なセリフ読みなど、細部にまでこだわりを感じます。
二人の感情がどう交わっていくのか、心をざわつかせながらも見守りたくなるはずです。


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KUBO
3.6
【㊗️TAMA NEW WAVE グランプリ受賞】

TAMA NEW WAVE で、初めて私が1位に推した作品がグランプリを獲った!

死んだ人間の写真を撮る。『病院坂の首縊りの家』を思い出した。

脚本も演出もしっかりしてる。

安西さんを演じている役者さんが味のある演技をするなぁと注目したが、小山監督さんご自身かな? 実は鑑賞中、そのボソボソした喋り方、微妙な表情をするところなど、どこかで聞き覚えのある知ってる人みたいな感じがしていたんだけど、実は長年の友人とそっくりでした。

ただ主人公の新人カメラマンが、仕事を引き受けるところも、警察が来たあと諦めた感じで180度変わるところも、ちょっと突然で、もう少し心の変化を演じられたらよかったな。

赤ん坊の死体を撮るという、不道徳とも倫理上問題があるとも思われる問題だし、もう少し重く突っ込んでもよかったかもしれない。私は黒沢清風に、主人公が狂気に取り憑かれる風を強くしてもおもしろいと思ったし、最後赤ん坊を覗いたら実は「人形だった」だったりして、などなど、見ながらいろいろ想像して楽しませてもらった。

突っ込みどころもあるけれど、先が読めない WATCHABILITY とでも言うようなものがしっかりある、素晴らしい作品だ。

この監督さんの今後に期待です。
3.5
亡くなった子供のポートレートを撮影して欲しいという依頼。
それを先輩から振られ…いやむしろ押し付けられたアシスタントの山下。

丸投げの先輩いい加減だなぁ。しかしそれよりも依頼主の安斎が超絶感じ悪い。
家族を亡くしたから、周りに当たり散らして変態呼ばわりしてもいいというのか。何しても許されると思ってるのか。真面目な山下くんが不憫で仕方ない…という印象から始まっただけに、その後の展開が意外であり、良い意味で思いもしなかった方向に進んで興味深かった。

最初は自分の経験のためにと思って引き受けた山下だったが、自分のためではなく、被写体とその家族のために撮らなくてはと、気持ちに変化が生まれていく。
翌日も、もっといい写真を、もっと違う写真を…と、山下は生前のその子を想い描きながら夢中でシャッターを切っていく。

一緒に安西の家にやってきた、山下の相棒(?)の北館が、一緒に作業するのかと思いきや全然撮影には関わって来ないんですよねw
でも、止めたり強く意見したりはせず、一歩引いていてるその感じが良かった。
安斎と山下だけ観てたら息が詰まってしまいそうだけど、彼がいることで、観てる方もなんかホッとする。

このバディ感ではない、山下と北館の絶妙な距離感が良いなぁと思ってたので、演出なのかな?と思い監督にお伺いしたら、逆に「バディ感なかったですか?」って聞かれてしまったw失礼しました😅
でもこういう感じ方の違いを、誰かと話したくなる作品なので、お伺いできて良かったです。ありがとうございました。

作品の折り返し、この仕事にのめり込んでしまっている山下のところに、先輩がやってくる。
そして最初あんなにすごい剣幕だった安斎が、先輩の軽いノリに付き合って、美味しいと酒を飲む。その様子を見て今度は山下がイラつく番。

2人の心理状態が途中から入れ替わっていく感じが絶妙で、この作品の面白さでもあった。

依頼主が依頼必要としなくなったとき、彼初仕事はどんな結末を迎えるのか。

想いを拗らせてしまった山下と、すっかり穏やかになってしまった安斎。
ラストのトイレのシーン、言うとネタバレになるのであれですが、最後が言葉じゃなく…あそこ好きでした。

日本では倫理観だったり、タブー視されやすいデリケートな題材なんですよね。
正直言うと「亡くなった子供を撮る」という行為を、あんまりおかしいと思わなかったんですよね…私倫理観欠落してるのかな😂
人と一緒にすると怒る方もいるかもしれませんが、私は亡くなった愛犬の写真を毎回撮ります。

安斎のセリフにある「永遠」というのとは違うかもしれないけど、埋葬してしまったら、もう二度と目にすることができなくなるその姿を、命を全うした姿をちゃんと残しておきたいと思う。
それは美化なのでしょうか?

観終わってからも色々と考えてしまう、観た人と話がしたくなる、脳裏に残る作品でした。

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