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蛾の光
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蛾の光の作品紹介

蛾の光のあらすじ

ダンサーの凛は、創作のため声なき者の代弁者になろうと、自ら話さないことを選んだ。しかしそれがきっかけで本当に声が出なくなってしまう。 また十代の頃に失踪した母親にまつわる不可解な謎が、大人になった今でも彼女の心に暗い影を落としていた。 そんな中、年老いたマイムアーティスト・静との文通をきっかけに、凛は沈黙を解くため、そして母親失踪の謎の答えを求め、会瀬に戻る旅に出るのだった。

蛾の光の監督

リャオ・チエカイ

原題
Light of a Burning Moth
製作年
2020年
製作国・地域
日本
上映時間
120分

『蛾の光』に投稿された感想・評価

lp
3.0
東京国際映画祭にて鑑賞。

TOKYOプレミア2020からシンガポールのリャオ・チエカイ監督による日本映画の『蛾の光』。
当初はノーマークだったけれど、スケジュール的に丁度良い時間帯に上映されていたので鑑賞することに。監督が東京藝術大学大学院に在学している間に撮られた作品とのこと。

話すことを止めた女性と、年老いた芸術家との交流を死生観も交えつつ描く。
台詞は少なく、美しい映像と時折挿入される「踊り」による表現を軸に、キャラクターの内面を静かに映す。物語の時系列は複雑に入り組み、作品の抽象度は高い。ストーリーのボリュームに比して、かなりヘビーな作品だ。

美しい映像や、年老いた芸術家役のあらい汎(本職はパントマイマーとのこと)による素晴らしいパフォーマンスなど、スポットで惹かれるシーンが散見される点では満足。

もう1回、映画祭期間中に上映があるので気になる方はぜひ。
東京国際映画祭
TOKYOプレミア2020

『蛾の光』

映画だからこそできる、感情の表現。
母を失い、話すことをやめたヒロイン。彼女の過去と未来を繋ぐものはダンスを通じた芸術的表現であり、それこそが最も素直にいられる場所なのだろう。東洋的な死生観を描く本作のため、やや理解し難い場面も存在するが、注目したいのは内に秘めた複雑な感情の表現である。軽快なリズムや音楽に乗せるのではなく、自然の音、生活の音の中から繰り出される身体表現は、静かでありながら、どこか強い意志に動かされているように感じられる。
映画という、ある場面をそのまま映し出せる芸術だからこそできる"魅せ方"だろう。

(鑑賞者:ひろ)
3.0
実はわたし、この映画で人生初のQ&Aデビューしちゃいました。笑

蛾が出てくるのは映画の最後あたり。

でも本物じゃなくてCGの蛾が出てきて。

タイトルにあるからなんでなのかなと思ってリャオ・チエカイ監督に聞いてみました。

「もちろん本物を使うのが一番いいのだろうけど、火に蛾が引き込まれるシーンを表現するためにはCGでやるのが一番ベストだと思った」

僕は虫が結構苦手だから、蛾なんかが近くに来たらおそらく叩いて殺してしまうかもしれない。

ここに監督の動物に対する愛を少しばかり感じた。

「はじめてのVFX作品だったので、どこまで蛾の飛び方を表現できるかをトライしたかった」

これはね、しっかりと表現されててホントにすごかった。

後にも先にも僕の印象深い映画になることだろう。

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