記憶が欠落する病を抱えるエマが、行方不明の幼馴染ヤンを探すという粗筋。
近づこうとするほどに記憶が欠落していくもどかしさが、高温多湿の夏の日差しのもとで繰り返される。
たぶん、監督(脚本)の心を象る…
<メモ>
姿を消したヤン
エマとバンはそれでずっと痛んでいる
映画では具体的にどういうことなのかはわからない
心の奥底の苦しみは誰もが持っている
でも奥底だから誰とも分かち合えない
それをずっと抱…
説明が全くない構成に、不安を煽るように断片だけで紡がれたような映像、真夏のロードムービーの爽快さと何かずっと不協和音が流れるような映画、とても好き
エマは記憶が溢れていってしまうのに、過去を追い求…
熱帯夜に見る夢のような、不思議な感覚の作品。記憶が長続きしない女性と、その周りに起こる絶妙な変化を、遠からず近からず、ありのままの現象としてカメラが捉えていて、青春映画的でありながら、ホラーのような…
>>続きを読む海と汗と蝉と夕立、ずっと夏なのに、どこか終わりかけの寂しさを感じる。
カセットテープは記憶、いつでも巻き戻せる。その度に歌は語り直され、過去と出会い直せる。この世に数ある色んな記憶装置を思う。映画も…
「エマ!行くよ」
「ねぇどこ行ってたの?待ってたのにさ」
「ごめん。待ったよね」
「ふふ。髪伸ばしたら?」
「うねっちゃうからなぁ」
青春の刹那。不思議な感覚だった。記憶をなくしていく少女のガール…
プレアポカリプスのアジアなのか日本ぽいどこかが舞台。もうすぐそこは水没するし、もうすぐ男も妊娠できるようになるらしい。
地軸が歪んでんのか夏は終わらない。
主人公は記憶が溢れおちていって不可逆な時…