2001年3月4日に韓国で起きた「弘済洞火災惨事事件」。その実話を元にした、消防士というか、レスキュー隊の姿を描いた作品。韓国国内3週連続1位

火災のシーンが（日本のドラマと違い）かなりリアルに描かれていて、迫力が凄い。煙や炎が広がる部分が、華美な演出ではない分だけ、怖さが引き立っている。日常の消防士・レスキューの姿とのバランスも良く描けていて良い。実話ベースということもあり、ヒロイックなドラマというより、レスキューの志がどこにあるのか、を真摯に描いていて、好印象。

キャストも、クァク・ドウォン、キム・ミンジェ、オ・デファンと好みの俳優陣で揃っている。さすがに、味があります。
予告編から、派手さはないのですが、実は、良い作品です。いわゆる作られたヒーロー映画ではなく、実話ベースの、実際に社会で活躍されている本当のヒーローを描いた作品で、好感です。
2025年7月6日＠アップリンク京都

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韓国の実際にあった火災と消防隊を描く物語。

主演のチュウォン、『製パン王キムタックン』に出ていたらしく、昔少し観ていたけど、全く覚えていない。
彼の映画作品はあまり観たことなかったけどちょっとカンドンウォンに似てて、少しウェットなカッコ良さがある。

正直この映画はチュウォンよりも、バイプレイヤー。
特に、クァクドウォン。この消防班の班長の存在感が圧倒的。彼がこの映画と物語を盛り上げている。

実際の一連の火災事故を描いた作品で、当時は韓国の消防士は国家公務員ではなかったらしい。
それ故に、色んなところで彼らの活動の障壁が多い。

国の力がないので、違法駐車を含む道路に停車している車を動かす権限がなかったりして、彼らの火消し活動や、予算がないことから装備も満足に整わなかったり、彼らの安全を守る背景がとても脆弱。

そんな中でも、火災から人を守りたいという善意の思いから、命の危険を冒して挑む“炎”との戦い。

消防士の映画といえば、『バックドラフト』『オンリーザブレイブ』などが有名だが、これは韓国映画におけるそれを彷彿とさせる熱き男達の上下関係や、炎と向き合う男の魂と、そして、尊い犠牲が描かれている。

キャスト的にはそこまで派手ではないが、実際に起きた火災を舞台に生々しい当時の状況や、この一連の火災事故を経て韓国国内の消防士達の制度の変化が見てとれる。

やっぱり、消防士はカッコいい。
危険の中に入り込み、要救助者を探し、命を救う仕事。

とても“カッコいい”という憧れだけでは務まらない彼らの姿。
そして、凄惨な現場や経験を通して、それでも心が折れてしまうこともあり、カッコいい消防士も人であるという人間ドラマ。

“炎”と戦う男達、、、それでも、やっぱり、憧れる。

火災でも、その他色んな救助活動、災害、、、彼らがいの一番に動くことで救われる命があり、彼らの勇気が彼ら自身の背景を変える原動力にもなる。

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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
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イ•ジュニョク、チュウォン、 クァク・ドウォン、 ユ・ジェミョンなどが消防士を演じるパニック•アクション•ムービー。

ユ•ジェミョンという俳優さんは先日観た『ハルビン』という作品にも出演されていたり、本当に韓国の映画やドラマなどたくさんの作品で見かける演技派俳優さんの一人だ。
コメディからシリアスまで幅広く演じ、楽しませてくれる俳優さんの一人で、映画にしか出演しない俳優さんとの橋渡しまでできる俳優さんだと思う。

そしてイケメン俳優であるイ•ジュニョクの活躍には目を見張るものがあり、『秘密の森』シリーズでユ•ジェミョンと共演され、そのスピンオフ作品では韓国のアカデミー賞である青龍映画賞で主演男優賞にノミネートされる快挙まで成し遂げられていて、最近とても活躍が目立つ俳優さんの一人でもある。

この作品は現場で活躍する消防士の中でもレスキュー隊員さんたちに焦点が当てられて描かれているが、実際の現場は本当に過酷で、よく消防署の前を通った時に見る訓練の様子は、このような現場で一人でも多くの人を助ける為に日々努力されている姿に感謝しかない。
人命救助は大切ですが、自分のこともぜひ大切にしてほしいと願います。

この作品で一番印象的な俳優さんが、オ•デファンという俳優さんで、一番友達にしたいキャラなのが良かった。

災害現場では一分一秒でも早く現場に辿りつかなければならないので、この作品でも隊員たちを悩ませることの一つである、路上駐車をしないということを守りたいと思う。

『ハルビン』と同じ日に日本で公開された作品でなんとなく光が当たっていない作品であるが、こちらの作品もとても良かった。

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