格安のアパートへきた主人公
そのアパートは何かおかしい。。。
系の映画

ちょっと何が起こってるのかよく分からない😅😅

あまり人におすすめはしないかなーー💦

１箇所だけ
なんだなんだ！！
と興味が湧く者が現れる所がある🤣

メキシコからクリーブランドの荒れ果てた屋敷に引っ越した不法移民の女性。其処には禍々しい恐怖が潜んで居た、謎の箱を巡るサイコスリラー。Netflix映画。

ふ～ん、Filmarksの評価は低いんですね～私はソウは思わない。原題「No One Gets Out Alive」誰も生きて出られない。邦題ノー・ウェイ・アウト「逃げ道無し」。初手から微妙にズレてるが、イギリスはミステリーの盟主だが、ホラーは苦手。意味も無く驚かす事を是としない気風。「ロード・オブ・ザ・リング」Andy Serkisが設立した制作会社The Imaginariumが手掛けるNetflixでは珍しい純度100%のイギリス映画。

原作はイギリスのホラー作家Adam Nevillの2014年上梓「No One Gets Out Alive」。同じ原作者のNetflix映画「ザ・リチュアル いけにえの儀式」。直接繋がりは無いが雰囲気は似てる。ミステリーとオカルトと言う喰い合わせがウケないのか、日本の流通が乏しいので全く無名、イギリスではStephen Kingの継承者と言われてる。

Andy Serkisが監督を任せたのはSantiago Menghini、長編映画デビュー。彼の本職はVFXのクリエーター、Imaginariumも映画スタジオと言うより視覚効果のアトリエ。作品は低予算インディーズ作品。キャストも映画よりTVドラマが主戦場の俳優ばかり、知名度もゼロ。何でNetflixが高値で買い付けたのか、後程述べたい。

プロットは「箱」一点突破。私の専門はミステリーですが、「箱」をモチーフにしたスリラーは実に多く、中が見えないので何が飛び出すか分らないサジェスチョンの他、秘密を隠して置く意味も有る。箱の代表作と言えばスリラーならCameron Diaz主演「運命のボタン」、レビュー済Amazonスタジオ「ブラック・ボックス」。ホラーファンの為に「ポゼッション」「ヘル・レイザー」「クリープショー」もチョイス。

居ないと思うが「ザ・リチュアル いけにえの儀式」鑑賞済の方は割と早めにオチが分かる。どんなセンテンスの怖さかと言えば、イギリスらしくない「痛い系」とアメリカ映画のジャンプスケアと、肝心な「箱」の中のアレ。多分、貴方の想像の斜め上を逝くと思う。84分と尺も適当なので暇潰し気分で気楽に観てね。

【ネタバレ】自己責任でご覧下さい【閲覧注意！】

私はミステリーを通じてイギリス文学を齧るが、イギリス人の移民に対する感情は、選民思想の京都人も身も凍る(笑)、極端な労働階級への差別意識。貴族階級の名残りが有るので、非キリスト教のイスラムとか言ったら、ソリャアもうね。ですから、Andy Serkisの指示かは知らんけど、本作は舞台をアメリカに変更。労働階級もメキシコ移民に置き換える、大胆なアレンジがエンタメ的にも功を奏した。

プロットも「Dreamer」夢見がちではなく、不法に入国した若い移民。原作は労働階級が理由もなく酷い目に遭う、イギリスに有り勝ちな「冷笑」「嗜虐」を避け、格差的なメソッドに舵を切る。Netflixは劇場映画と違い多言語がデフォルト、故に移民をテーマにした作品も数多くリリース。しかも、舞台は共和党が強く移民排除の気運が強いオハイオ州。Netflixが世界に知らしめたい理由も分かる気がする。

中南米に移行した事で、アメリカ映画と同じ感覚。貧困層の多いメキシコと為れば、洩れなく人々は孤立、英語が喋れても訛りで蔑まされ、日々の生活に危険と恐怖を感じるが、女性なら肉体的、精神的、性的に暴力が頭を霞める。仲の良い職場の同僚、一見良い人も金を渡すと簡単に裏切られた、辛い事も容赦なく躙り寄る。

私はロサンゼルスで就労経験が有りますが、働くにはIdentification Card、身分証明が必須。日本人でもVisaが有れば取得出来るが、不法移民なのでIDの取得は不可能。使い捨てのナプキンみたいに、移民を扱う実態も赤裸々に描く。秀逸なのはスローな前半に理由が有り、移民が置かれてる立場をじっくり描く必要が有った。もし、テンポが温くて退屈と感じた貴方は恵まれた生活を送ってるのだと思う。

後半に為ると下宿の全貌も明らかに。一目で解るヴィクトリア朝様式。ウェルズ教授の元ネタはArthur Wellesley,、初代ウェリントン公爵。フランス皇帝Napoléonを打ち破った軍人で後の首相。つまり、人々の蹂躙の過去が刻まれてる屋敷だが、ソコに対する踏み込みが時間切れなのか原作と違いアンバランスは残念。

レトリックの「箱」露骨にストーキング。アメリカ映画ならシュールで噴き出す場面も、イギリスらしい格調高さで不気味な雰囲気をフォロー。ミステリー的には文化的な側面は必要ないが「箱」解釈も様々、屋敷もアル意味「箱」。最初に申し上げた様に「箱」様々なモノを隠せる存在、ダブルミーニングを観客も咀嚼する必要が有る。

イギリス映画とは思えない、生理的拒否反応を示す異形の存在。ホラーファンなら歌舞伎の「成田屋！」的な奴がゾワッと登場。レビューに伏線が有り(笑)、Imaginariumはアトリエと申し上げたが「ヴェノム：レット・ゼア・ビー・カーネイジ」、Andy Serkisも「ヴェノム:ザ・ラストダンス」担当。低予算でも精巧なパフォーマンスキャプチャで創れるのはアトリエが一流の証。アメリカ社会の最底辺は移民、心象的にCaricatureしたのが「箱」。だから「No One Gets Out Alive」国境も仕事も屋敷も、一度入れば抜け出せない。母親殺しのアンバーも後継者と認められ、屋敷から逃れられない。

エンディングで彼女の立場は逆転した、移民の社会もかくありたいと願いを込めて。

ネットフリックスのホラー。
格安アパートみたいなのに契約したらそこが何かおかしいぞ、、みたいな話。
設定はどこにでもありそうな設定で、話の内容はわかったような、わからないような。
途中まで「これハズレだわ」って思ってたけど終盤少しだけ面白くなった。
男が女の足をグチャッ！！って踏んで骨がボキッ
！！てね。もっと早めにこんな展開欲しかった。
極めつけは最後に出てくる気持ち悪過ぎの化け物
。あれ、なんなんだ最高かよ！
ドラクエやっててコイツが出てきたら「ああこれがラスボスか」って思うよね。　そして全滅を覚悟します。