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リコリス・ピザのhanaのネタバレレビュー・内容・結末

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たかったポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作。

15歳の子役ゲイリーが10歳年上のアラナに一目惚れ。ゲイリーからのアプローチを華麗に交わつつ、気の合う二人は友人となり、そしてビジネスパートナーとなっていく過程が前半に描かれている。

後半からは一風変わった登場人物が出てきて、彼らとのエキセントリックな交流が面白ろ可笑しい。PTA監督ならではのこの独特な雰囲気が堪らない。
ショーン・ペン、トム・ウェイツ、ブラッドリー・クーパーの登場には笑った。ベニー・サフディが光る演技を見せていて、彼の多才さに恐れ入る。

様々な苦難を乗り越えて人間的に成長したゲイリーとアラナ。エンディングはこれ以上ない程パーフェクトだった。

PTAと長年友人だったフィリップ・シーモア・ホフマン。その息子クーパーがゲイリーを全身全霊で演じている。
本作をきっかけに俳優の道に進んでくれることを願う。
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