
第二次世界大戦前夜の日本。主人公のきし乃は妾として軍需工場経営者で地主の熊野の邸宅で暮らしている。そんな中、戦地の北京から弟の戦死の知らせが届き恋人と心中を図る。自殺しようと山中に足を踏み入れたところ、浅次郎という男に出会う。きし乃は浅次郎に亡くなった弟の面影を重ねる。当時流行していた結核を患っている浅次郎は兵役免除となり人目につかないように暮らしている。同じく結核で亡くなった妻と始めた撞球場(ビリヤード場)は長引く戦争で風紀を乱すという理由から警察の取締の対象となっている。それでも浅次郎には夢があった。ビリヤードの世界チャンピオンになること。 浅次郎の夢の話を聞いたきし乃は自分の夢を浅次郎に伝えようと、一緒に熊野邸に忍び込むが......。
浪曲師の独特の唸り声、エモーショナルな節回し、キレのよい啖呵。曲師の三味線とのスリリングなインタープレイが、見る者の心を鷲づかみにする。浅草木馬亭の寄席は昔ながらの愛好者と新たなファンが入…
>>続きを読む仲の良い兄弟、兄の西野耕平(松田悟志)と、弟の雅也(藤沢大悟)は、両親を一度に交通事故で亡くしてしまう。一流シェフを目指し東京で修行をしていた耕平は、両親が経営していた海辺の小さなホテルを…
>>続きを読む透明人間を通じて言葉や視覚のすれ違いを描く野心作。 大好きないとこのアキオが住む家へ遊びにきた夏子。アキオにしか見えなかった透明人間のおばあちゃんの姿が見えた時、2人は同じ世界を共有…
>>続きを読む東京オリンピックを約2年後に控えた2017年、12月30日。ゴミ処理工場での夜勤を終えた人々は帰らず遊んでいる。上司の足立さんとの不倫関係に思い悩むタニちゃんは、いつしか既に死んだはずの元…
>>続きを読む昭和19年(1944年)12月、奄美 カゲロウ島(加計呂麻島がモデル)。 国民学校教員として働く大平トエは、新しく駐屯してきた海軍特攻艇の隊長 朔中尉と出会う。朔が兵隊の教育用に本を借りた…
>>続きを読む1970年代、真夏の尾道。22歳の晃は大学の先輩である吉岡を連れて帰郷する。晃は好意を抱く吉岡のために実 家を提供し、夏休みを共に過ごそうと提案をしたのだった。先輩を退屈させないために晃は…
>>続きを読むある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「この事を口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一…
>>続きを読む昭和25年の開館以来、映画館「オリヲン座」の館主を務めてきた松蔵が病に倒れた。弟子の留吉が志を継ぎ、先代の妻・トヨとオリヲン座を守ることになる。映画産業が斜陽になり、周囲の人間に陰口を叩か…
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