原作未読。
とても不思議な世界。
すべてを”現実”として鑑賞すると、
サディスティックな中年男(永瀬正敏)と、マゾヒストな少女(台湾の子?)のエロス的な愛の物語かと思いきや、
マリーという似た名前…
陸夏さんの演技、雰囲気が、マリの設定にピッタリで、スッと感情移入出来た。
深い。
自分には父親であり、性的虐待の現実を信じたくない思いや、精神的にも母親に縛られた窮屈な現状からの逃避が生み出した妄想…
謎だらけの作品。
簡潔に言ってしまえば、主人公マリによる妄想が描かれているだけとも取れる。
マリの妄想は、寂れた小さな町の変化のない日常とその枠から逃れたい思いの表れ。マリの心の中にある孤独というイ…
閉じた世界
小川洋子作にはよく身体の一部分が欠損した人物が出てくる。そして心がどこか欠けた人物も。それがとてもエロティックなのだった。中老と少女の不釣り合いな組み合わせも、たどたどしい日本語も、そ…
原作の異国感と、官能的な雰囲気が忠実に再現されていた。主演の女性の肉体美が芸術的だった。微妙に設定を変えることで、小説と映画の構成言語の違いを正確に捉えていたように思う。離島のロケーションと佇まいが…
>>続きを読む原作の小川洋子さんの作品を知らないまま鑑賞。
え、なにこれ、、
愛?
禁断?
恐怖?
死?
捏造?
想像?
永瀬正敏さんのキスシーン目当てで観ただけなのに。。
100分ちょっとの映画にしては
沼…
特に海岸の場面とか、絵画的な美しさはあったけどなんだか過度に示唆的で、活字だからこその魅力とかもあるんだろうなあ、と数年前に読んだきりの原作に思いを馳せるなどした
台湾の町並みからしか摂取できない…
割と原作通りだと途中まで思ってたけど、後半で結構オリジナル要素出してきた感。シーンの1つ1つが断片的で、死んでいたはずの人がいきなり現れたりまたいなくなったりして、連続性に乏しくどういうことなのか顧…
>>続きを読む© 長谷工作室