競走馬として育てられた馬が主人公
馬の語りがある

馬の演技？がすごくてめちゃくちゃ面白いけど、現代の視点でみるとしっかり動物保護とか考えられた撮影現場だったのかとかは気になる

素晴らしい牝馬一代記、一頭の馬を巡る人間たちよりも馬自身の心情を巧みに描いている。溌剌とした数頭の馬が自然と戯れる冒頭や胸熱競馬シーン、人間の事情による別れから再会までのリズムと愛らしさ。馬のキャラクター性が擬人主義云々を超えて神がかってるし、途中から字幕に出てくる馬が二頭に増えている繊細さもいい

娘による手触りの目かくし⇆交通整理になってしまった調教師のおじさんによる馬の毛並みの感触。『捜索者』のラストと同じ奥と手前のライティングキメたショット多し。二回描かれる事故（馬の転倒、交通事故）がガチすぎて震えた。交通事故なんて長回しの中で前のめりに轢かれている。こえー。TOEIC250点なので手紙の字幕が全く読めませんでしたが、【filly】が「牝馬」という意味さえ覚えておけばだいたいいけます。