ブレッソンの初期作
後のブレッソンらしさはまだ少ないが、単純にドラマとしておもしろい作品だったと思う。
純白のドレスに身を包むアニエスと真っ黒な装束を着たエレーヌの対比がおもしろかった。
1番見…
虚飾的で、加害性たっぷりの歪んだ愛の形。
ミイラ取りがミイラになるかの如く、転調の連続はテンポ良く面白い。
そして感情の変貌とリンクするかのような、身体運動を捉える映像。
ブレッソンのカメラワークが…
その後のブレッソンとは違って、人々が動くし表情を変える。他の監督作品と比べれば能面に近いとはいえ、モノクロの映像で涙の煌めきが見えるだけでも、ブレッソンの異色作という印象。
話もとある女性が、好きな…
男に弄ばれた女のしたたかな復讐劇を描く、ロベール・ブレッソン監督の長編2作目となる1944年作品。愛が冷めたという女の言葉を鵜呑みにする男の単純さに「男の薄情、女の愛情」の典型が出てた。タイトルの優…
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