まぴお

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のまぴおのレビュー・感想・評価

3.7
【正しい生き方】

「君の名は」を観た人のレビューや感想にいくつかのある言葉が見られた。

「青春時代に観たかったな...」

若い頃の感性はいつのまにか大人の感性に変わっていて
ふと自分が大人であることに気づく。
あれだけ大人になりたかった子供から
大人になった今、果たして自分は胸を張って幸せだと言えるのだろうか?


老いというのはある日、突然やってくる。
いや、突然と言うのは語弊がある。

頭で感じるのではなく身体がそう答えるのだ。

あれ?体力なくなった?あれ?太りやすくなった?
あれ?眠りが浅い?

無限だと思っていた寿命が気づいたらそこまで長くないことに気づく。
あと何年生きる?あと何人の人と出会う?あと何人の人と付き合う?


私達の人生は平凡だったであろうか?
それとも波乱万丈であっただろうか?

もっとワクワクドキドキした人生を送りたかった人
もっと平和に人生を送りたかった人

どんな人にも平等に「死」はやってくる。
どんな生き方が正解というものはない。
だがそのゴールを終えたとき人が望むこと
それは「後悔のない人生で幸せ」であったということ。


数奇な人生とは裏腹に起承転結なく進む物語は何気ない日常の大切さを浮き彫りにする。今の生き方は後悔のない生き方だろうか?本当にやりたかった生き方だろうか?人は人と出会い、共鳴しあい反発し、そしてまた別れる。
それはまるで一期一会。

人生はなかなか思うように行かない

だからこそ人は幸せに生きる権利があるのだ。

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