mkさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.9

これはネタバレ厳禁。お…そう来たかっていう衝撃がすごい。ジェームズワン節を感じたくて観に行っだけど、十分堪能できた。映画館でホラー映画を観るのは初めてだったからビビってけど大丈夫。
正直、『狼の処刑宣
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創造と神秘のサグラダ・ファミリア(2012年製作の映画)

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サグラダファミリアに行く予定があったので、その前に鑑賞。観光地その場で、音声ガイドを真面目に聴くことがはあまりないので、私にとって事前学習が大事なのだけど、このドキュメンタリーは予習にピッタリだった。>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

3.8

ハリウッドのユニバで、スタジオツアーの題材の1つとして使われていたのを思い出して鑑賞。面白かった!

もしこれが最近の映画だったら、すぐにタネがわかってしまうのだろうけど、60年代初期の映画にしては上
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

3.7

日活作品は全く観たことがなかったし、好んで観るような作風ではないが、結構面白かった。埋め立ての土運びのシーンには時代をリアルに感じた。聞きなれない単語も多く出てきて、調べ調べの鑑賞になったのだけど、現>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.2

画面上の残酷さに涙が出るというのは、初めてのことだった気がする。悲しいでも、感情が動かされたでもない、ただただ残酷な映像に涙が勝手に出てくる。フィクションでも思いつかないような残虐な出来事が、現実で、>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.8

人生で一番の劇場体験だと感じた。最高のエンタメ。この作品を存分に楽しめる人間で良かったと、自分が映画好きであることに感謝するほどには感情が昂る作品だった。ネタバレを全く踏まずに観たので、とにかく目の前>>続きを読む

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

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今年の夏、投票所でバイトしていた際に出会った映画好きおばさんに、ゴダールやトリュフォーを観ろと強く言われ、そういえば観たことなかったなと思って、ウォッチリストに追加。そのまま放置していたけれど、ゴダー>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

日本におけるメディア内のステレオタイプ的なトランスジェンダー(いわゆるオカマ、オネェ)表象という感じで、そこに関して、制作側の敏感さみたいなのを全く感じないのは2003年だなぁと思いつつも、 血縁とい>>続きを読む

8人の女たち(2002年製作の映画)

3.8

全く期待していなかった割には、ずっと画面を観ていたし、そこそこ面白いミュージカル映画、、!

5分に一回くらいのペースで、秘密が暴かれていく。展開がとても速いので全くだれない。特に終盤の展開は、何が何
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

とても良い映画を観た。邦画のマイルストーンにもなり得る映画なのではないか。それくらい、今までのウンザリするお決まり展開を覆し、メタ的に反抗している。そして、すごくリアルなシスターフッド映画だった。>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

3.7

やはりアクションシーンは流石であるし、初めて見るタイプの映画で面白い。主演の国岡さん、アクションが上手いだけでなく、演技もすごく自然だから、B級っぽさは漂いつつも、素人感は全くなくて、誰かと観ても気ま>>続きを読む

西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

すごく、自分の祖母に会いたくなる映画だった。たくさん泣いてしまった。

祖父母の家に泊まった時の空気を鮮明に思い出す。何気ないシーンで、しばらく思い出してなかった色んなことを思い出して涙が出た。私も、
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

マーベルというと、ついついMCUと比べてしまうんだけど、そうするとやはり規模感やストーリーの深みの無さに肩透かしをくらう。しかし、エンタメ映画としては十分面白い。

ヒーロー映画にはヒロインが必須みた
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

キャスティングがめちゃくちゃ良かった。声が低めでサバサバしている伊藤沙莉と声が高めでゆったりしている池松壮亮という組み合わせが新鮮。

しかし、2人の別れから出会いに遡っていく、まさに『メメント』の
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.8

『わたしを食い止めて』と同じ原作者&監督ということで、期待値は高め。そして期待通り、初っ端から共感しかない。自分と同じような考え方や仕草をする人が画面の中にいて、すごく居場所を感じた。ファックファック>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ面白いラブコメ! 主演がアンディ・サムバーグ(ブルックリン99)でなかったら、観てなかっただろうけれど、観てよかった。
『ハッピーデスデイ』同様、やはりループにハマる人間は、自己肯定感低め
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

酷評にも頷けるけれど、あまり深く考えずに、目の前の映像をただ楽しむ分には、すごく面白いエンタメ映画。1作目2作目に比べれば断然好みなので、作れるだけ続編を作ってしまえばいいと思う。1作目2作目で、マー>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.9

ゆったり坦々とした日常を切り取ったような映画でありながら、無駄なシーンは一切なくて、強いメッセージ性がある。すごく良い映画。

家父長制、男らしさ、学歴社会に振り回されるウニ。その中で、自分を導いてく
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プレデター(1987年製作の映画)

3.5

シュワちゃんの筋肉はさすが。
ゾクゾクするというよりかは、淡々とグロい。面白いという感情をあまり持てなかったから、感想もおもい浮かばない… あまり好きではなかった。

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.9

エドワード・ノートンの演技はさすが。演じ分けの達人。恨みや怒りをその対象の人種と結びつけるというのは、日本にいると想像しにくい感覚だとも感じる。
しかし、父親が差別主義者であったことが根源のようにもみ
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かったけれど、ところどころ残念なところもあって、惜しい気持ち。

MCUとサムライミの作るホラーのケミストリーが良い。今までのmcuにはなかった作風。
ホラー要素だったり、『コンスタン
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運び屋(2018年製作の映画)

3.9

面白い。ダレることなく、ヒヤヒヤしながら画面に釘付けになり、サラッと観れた。万人受けする作品だと思う。

ブラッドリー・クーパーが登場した時、こんなの観客の意識そっちに行っちゃうじゃんとマイナスに感じ
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ファクトリー・ウーマン(2010年製作の映画)

4.0

filmarksの鑑賞数があまりに少ないけど、すごく良かったから、多くの人に見て欲しい作品!
やっぱり、女性の連帯映画を観ると、アクティビズムのバイブスが上がる。男女の賃金格差を抗議し、超大企業フォー
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

リドリー・スコットはすごい。真の巨匠。

今まで『エイリアン』や『テルマ&ルイーズ』など、男性監督ながらもフェミニズム映画を多く作ってきたリドリー・スコットが、ただ男性側の視点だけで終わらせるはずがな
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.6

正直ぼーっと観てると普通の映画なのだけど、この映画で使われている技法やストーリーテリング、そしてこの映画が公開されたのが1941年であることを意識しながら観ると、すごく不思議な気持ちになる。なんだか、>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.9

作品の存在は知っていたけれど、どんなストーリーか全く知らなかった。そして、エルメラルダというこんなに素晴らしいキャラクターが90年代の時点でディズニーにいたなんて。プリンセスの部類には入らないからか、>>続きを読む

チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ(2022年製作の映画)

4.0

すごく面白かった!
『ロジャーラビット』をリスペクトしつつ、その数倍パロディが激しく、心配になるほどディズニー自虐ネタが多いブラックコメディ。ディズニーキャラクターたちが作品の垣根を越えて集結してる絵
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トップガン(1986年製作の映画)

3.7

トップガンの新作を観るために鑑賞。
率直な感想としては、直球王道の恋愛モノで、新作がなぜこんなにも多方面で評判が良いのか、全く予想できない。色んな意味で続編が楽しみになった。

そもそも美男美女の恋愛
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

すごく良かった。
映画としても良かったし、学びも多い作品。

同じく女性として生きていても、その状況に直面しないと、中絶について、学校で習う以上に知る機会はあまりないし、映画でここまで詳しく描かれるこ
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千年女優(2001年製作の映画)

4.0

すごく上手い作り。現在と過去とフィクションが複雑に織り混ざってるのに、決して分かりにくいわけではなく、スッと入ってくる。単純なストーリーを、ここまで面白く作れることが凄い。2001年の映画だけど、新感>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

すごく色鮮やかで、シュールで、常人じゃ作れない。今敏の頭の中を知りたい。

『インセプション』の4年前に、この映画が公開されていると思うとすごい。確実に着想を得てると思うけれど、どうなのだろうか。
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.0

すごく良かった。
シスターフッドであり、フェミニズム。
とても力強い作品で、気持ちが明るくなるような映画ではないけれど、エンパワメントされた。

途中、『アルジェの闘い』で、女性がハイクの下に銃を隠し
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.8

登場人物の殆どがおじさんなので、序盤は見分けがつかず、話についていくのが大変だったのだけど、慣れてきてからは、漂う緊張感に引き込まれた。おじさんのドロドロ劇。関係性が恋愛のようにも見えて、なんとも面白>>続きを読む

ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.5

好きな女優は?と聞かれたら、フローレンス・ピューと答えることが多いのだけど、大抵「あ〜 ミッドサマーの人ね!」という返しがくる。ミッドサマー鑑賞なしに、彼女を語れない気がしたので、ついに観てみた。元ネ>>続きを読む

レッサーパンダを抱きしめて(2022年製作の映画)

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『私ときどきレッサーパンダ』はなるべくして作られた傑作だとわかるメイキング。

まず、各部門のリーダーが全員女性。これはピクサー史上初らしい。そして、その女性たちの属性(人種、セクシュアリティ)も皆バ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

面白かった!やっぱり曲が良い。オープニングが最高。前作を観たの3日前だけど、それでも鳥肌が立ったから、これは当時のファンからしたら堪らないはず。エンジン音も座席が揺れるほどの莫大音で、映画館で観る価値>>続きを読む