Kajiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kaji

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古山子(コサンジャ) 王朝に背いた男(2016年製作の映画)

3.2

伝記の色合いが強く出ている映画。


主人公キムジョンホは実在の人物で、「大東輿地図」は現在も文化財として保管してあり、朝鮮の地図としては最高傑作と言われているそうです。
ただ実際は半島をすべて踏破し
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もしかしたら私たちは別れたかもしれない(2021年製作の映画)

3.4

ちょっとチクチクして、鋭角なラブストーリーでした。
恋愛を経たら友情は作れないのか?
知りすぎた人の知らない部分って?
許せない嘘って可変よね?許せなくなるその時ってタイミングなの?
慣れは愛とは違う
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

愛や絆で万難を越えるディザスタームービーに決別していました。
たった一棟残ったマンションでサバイバルに入って行く住民たち乗る群像がどんどん排他的で暴力を使うようになって行く怖さは前評判通り。
外部と内
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猫たちのアパートメント(2022年製作の映画)

3.5

人の棲家をもっと人用にするために追い出されて行く猫たち。

それまで団地の中で、餌に困らず、増えすぎてナワバリ争いに明け暮れることのないよう適切な避妊と去勢で管理が入りながら、春は陽射しで暖まったマン
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Homeless(英題)(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

保険金詐欺に遭った赤ちゃんがいる夫婦が行くあてもなく孤独死したハルモニの家に居着くが。

福祉が本当に必要な人には届かないもどかしさと、必死に生きているのに常に間違った選択をしてしまう若い二人が苦しく
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黄山ヶ原(ファンサルボル)(2003年製作の映画)

3.4

今や渋いベテランとして、ドラマ映画で重石的活躍をしている俳優たちが大真面目な顔でビッシャビシャの方言を繰り出し、劇画タッチのギャグ漫画のような事を繰り出してくるので、笑いが込み上げてきます。

韓国の
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二つの光(2017年製作の映画)

3.1

短編ながら体温あるラブストーリー。
この人のどこをどう好きになったか、とかはスッと飛ばしてあったので、恋愛の機微より、見える/見えないの壁ではない、閉じていく視覚で何を観るのか、に視点があったと思う。
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ヒットマン エージェント:ジュン(2020年製作の映画)

4.0

射程外に置いて後回しにしていたのに、この年末に大笑いの私的ヒット。

実力ある大人が真剣におかしなものを作る面白さがあって終始笑っていた。

真剣な眼差し演技を滑舌の甘さがぶっ壊していたクォンサンウ俳
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

危機の渦中にいながら、その危機を実感するまで時間がかかり情報が取れない状況の怖さがじわじわと高まるサスペンス。
いかに情報に依存してるかを導き出す。
怖かった。

バカンス中に一つひとつ起こる不可解さ
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パイプライン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

珍品映画。
石油輸送ラインパイプに穴を開け盗油するチームの話。

横領がバレて後なしになった金持ちの依頼で大仕事を始まるがトラブル続きかつ、より悪辣な計画が隠れていてもう我慢ならんといっぱい食わせよう
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

暗いトーンの中に赤と緑を差し色に入れる画面構成の美的なセンスに気品あるスパイサスペンスからアクションへのスイッチが展開して「映画見た!!」って目の満足度高かった。

抗日活動家の情熱、暗号のカットのテ
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遠地/本当に遠い所(2020年製作の映画)

3.5

疎外と包摂をこんなに饒舌に見せたのは凄い。
家族、セクシュアリティ、寒村の閉塞感、自然と人間、動物と人間性。。

叔父に育てられているソルの成長とハルモニの老化は同じ人間の生の中にあることだ。
言い表
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ミッドクエルとして1にはなかった質を出そうと苦心したことはすごくわかるし、2として成立しているとは思う…。けども1のラストシーンの解答がファンとして欲しかったかと問われれば、余計なことしてくれたなとも>>続きを読む

愛に奉仕せよ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

内省的な演技が上手いヨンウジン主演だったので、プラトニックな寸止め色々高まり映画だと思ったら、映画の中盤ほとんど服を着ていないので面食らった。
ホウシャオシェンの「若き仕立て屋の恋」を想像してたんだけ
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

3.6

ワンシチュエーションで狼狽えてる間に事態が悪化する。
間が良くてテンポもあり、登場人物もコンパクト。
ブラックコメディみたいな、サスペンスみたいな、、ちょうどジャンル的には境界線が混ざるし、ハイジャッ
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.2

つけ忘れ
2023.9.10鑑賞

労働問題をテーマに若年層への搾取構造を可視化した意欲作、公開前から名作と超好評でした。


真面目さやモチベーションがあるからこそ、抜け出せなくなるスパイラルで自覚
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聖なる復讐者(2022年製作の映画)

3.2

劇場公開時に。
レビュー忘れ。
☟その時のツイートより
「聖なる復讐者」みてきました。
重いテーマを複合して、社会的弱者が対面している暴力の連鎖や差別を描いた骨が太い映画でした。
主人公イルへ届かなか
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タリバンの人質となったキリスト教系宣教団23名の解放をめぐり、文化、宗教、言語、風習、全てが障壁となる交渉に挑む官僚と情報員and現地通訳。

ネタバレ押してるので、ネタバレ踏みます。

緊張とストレ
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ノランムン:韓国シネフィル・ダイアリー(2023年製作の映画)

3.4

ちょっとこそばゆいシネフィル青春時代にフォーカスしたインタビュードキュメンタリー。

ポンジュノ監督がひよこの時に在籍していた「ノランムン」黄色いドアという映画研究サークルのメンバーが当時の活動を語る
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君の結婚式(2017年製作の映画)

3.0

小粒だったかなぁ。

恋愛の何を描きたかったのか。
わだかまりにケリつけて幸せを願うことで前へ進む。ってことなんでしょうか。

うーん、こういう素直な映画は素直にロマンティックな理想主義に仕立てて欲し
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかったです。

今作は歴史的背景と差別がいかに愛し合うひとつの家族を引き裂くか、という点でとてつもなく練り上げられ、推敲された脚本と当事者の声を詰め込んだ良作でありました。

まず韓国の海外養
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レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.0

ベニチオ・デル・トロが渋みをガンガンに聴かせていて渋い(語彙貧乏)

ストーリーは不動産ディーラーの不審死捜査をしているうちに汚職や犯罪が紐解かれるというオーソドックスな捜査者なんだけど、演出がうまく
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バレリーナ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

フィルムっぽい質感からイカついアクションまでハマってしまうチョンジョンソ俳優の潜在的魅力ったらない。

怒りに任せて復讐するダークヒロインではなく、あくまで友情(愛情)のために尊厳の破壊を徹底的に許さ
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ハント(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで緊張感がみなぎって走り抜けるスパイ映画だった。

監督主演イジョンジェ。俳優としてトップキャリアを保ち続ける人のノワール文法に痺れたし、主演のみならず豪華なカメオ勢1人1人にまで「その
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.6

いやぁ、大満足で映画館出ました。
強炭酸ムービー。ほんとどれほど待ったか。制作決定のニュースから知ってると長い。

共助は国際関係の緊張がバディ醸成に反映されていて、お互いの盗聴を回避したり、共有すべ
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グリーンフィッシュ 4K レストア(1997年製作の映画)

4.2

ずっと観れていなかったイチャンドン監督のデビュー作。
この度回顧レストアで見ることができて嬉しい。

やはりイチャンドン監督が描き出すヒューマニズムにはアイロニーと慈愛があり、少年性への憧憬があり鑑賞
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.6

楽園を出て人間になるという聖書の失楽園を原罪ではなく幸福の希求に書き直しているようで、それが彼女達のいう「赦し」を誰に「与え」、誰と幸福を共にするのかという信仰とも合致していく哲学的な展開だが、無理な>>続きを読む

Life is But a Dream(英題)(2022年製作の映画)

3.9

やっとページできた。
アップルの企画でIPhone 13のみで撮影したショート。

香港ワイヤーアクション幻記ものっぽいのだけど、チャヌク監督のセンスが効いててファンは観るべし。


YouTubeに
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偉大な願い(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

身体が少しずつ動かなくなっていくALSを患い、身体が麻痺してゆき猶予がない中で幼馴染二人が大奮闘。

最初は海を見に行くとか絵に描いたような事をしてみるのだが。本人の希望は全く違った事だった。
 未成
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