太平洋戦争については"昭和史"や"山本五十六"などの半藤さん著作を通して大半の知識を得た"半藤史観"を持った自分としては、
余計な説明に時間を割かずに一気に進めていく構成に好感触。
感情を押し付けてこ>>続きを読む
"恐怖分子"を観てビックリするくらいに素晴らしかったので、
エドワードヤン監督作品で一番手を伸ばしやすいこの作品を。
3時間近くの長編なので
DVDでは途中で退屈してしまうかと危惧したのですが、
全>>続きを読む
入江監督がオススメしているのを聞いて、川越スカラ座で鑑賞。
全編に渡って戦場での殺し合いを見せつけてくるのか、と身構えていたのですが、インタビューやニュース映像や日常生活などを挟み込みながら、ベトナム>>続きを読む
"共犯"と新旧台湾映画をハシゴして鑑賞したのですが、
整理できないくらいに言葉にできないくらいにぶっ飛ばされました。
タイトルから少しグロい話かと怯んでいたのが馬鹿らしいほどの力を持った傑作。
冷ん>>続きを読む
90年代後半、
ハイラマズやステレオラブ、コーネリアスがオマージュを捧げて
初期よりも"ペットサウンズ"〜"スマイル"が過剰に神格化されはじめた頃にブライアンウィルソンの音楽を聴き始めた客観視すればマ>>続きを読む
観ている間は矢継ぎ早に繰り出される展開に興味が途切れず面白いのですが、
終わったら忘れてしまいそうな感じでした。
こちらは邦題だけど似たタイトルの"告白"を思い出しました。
うん、高校生が友達と観に>>続きを読む
マッドマックス熱冷めぬ中、過去のジョージミラー監督作品を見てみたくなってこれを。
内容がわからないままレンタルしたのですが、タイトルから"there will be blood"みたいな石油を巡る歴史>>続きを読む
シリーズ未見で3D吹替鑑賞。
中盤で"やっぱりこれはシリーズ観ていたほうが楽しめたなあ"って展開もありましたが、
終わってみれば大満足。
昨年のゴジラでのギャレス監督もそうであったように、トレボロウ>>続きを読む
チェチェンと聞いて思い出すのはボストンマラソンでの事件くらいで、そこにはテロとかイスラムとかって言葉が焼きついていて。
なんとはなくの如何わしい印象を持っていました。
この作品は、三組の登場人物(E>>続きを読む
"幕があがる"を観て、"海街diary"を観て、そういえばと20年ぶりに見直しました。
詳細は忘れていたのですが
スピッツ"ロビンソン"の一節
"誰も触れない/二人だけの国"をそのまま映像にしたよう>>続きを読む
映画館で観たかったけど機会があわずDVDで。
シンガポール映画、初めて見ました。
全体的に白基調の画面の中で
シンガポールでも変わらず流れている日常を。
家族の解体と再生、疑似家族への拒否と許容と別>>続きを読む
ベルアンドセバスチャンの音楽が好きな前提であると、この映画は素晴らしい。
オープニングから6年前によく聴いてたCDからの曲が流れてきて、それだけでたまらなくなります。
スミスやアズテックカメラやパス>>続きを読む
マーベル作品を順番に。
アベンジャーズは既に観ているので、なるほどこれでピースが埋まりました。
斧を振り回す北欧神話の神様が主人公なんて、一番他のヒーローと同居させにくい現実離れした話を、
"から騒>>続きを読む
マーベル映画を初めて見たのがこの作品。
前作の評判を聞いてのことなんですが、もちろんこれから見ても話が理解できずに
面白いのかつまらないのかもよくわからなくてモヤモヤしたことしか記憶にないのです。>>続きを読む
細田監督作品はすべて観ているのですが、今回は自分にはちょっと。
オープニング、渋谷の街をスケッチしながらタイトルへって流れは今監督作品を思わされてワクワクしたんです。
主人公が化物の世界に紛れ込ん>>続きを読む
"バードマン"で元ヒーロー俳優を心底馬鹿にしていた彼も、なんだ元ヒーロー俳優なんですね。
最近までアメコミ作品は観ていなかったので、流れを追うためにDVDで。
繊細なエドワードノートンは思った以上に>>続きを読む
2から見始めてもなんとなくマーヴェル映画に入っていけたので、未だ観ていなかったのですが、TSUTAYAで目に付いたのでレンタル。
現代的な問題を扱っていても物語が整理されて見やすいし、今に繋がるマー>>続きを読む
圧倒的に素晴らしいなあ。
"ウォーリー"!"カール爺さん"!"トイストーリー3"!と、
今考えると信じられないような傑作を連発して
21世紀に作られるべき映画のど真ん中を世界中の頭脳と技術とお金を集>>続きを読む
"午前十時の映画祭"で上映されたので、詳細知らないまま、鑑賞。
思いの外多くの方がすでに着席していて驚きました。
あまりに典型的に描かれるアフリカ観と
第一次世界大戦の見方に少し驚きましたが、見終え>>続きを読む
なんだか凄い。アニメパートになってから全然話に乗っていけないままでした。こんな作品は久しぶり。
文章にしてみて自分の中で整理したいので、以下ネタバレします。
お話は分かるんです。
前半の実写バート>>続きを読む
前半は重苦しい話だなあと思いながら観ていましたが、
中盤でのひとつの行動から後は
それまでの重苦しさを発散させていく、解き放っていく開放感が広がっていって気持ち良い。
群像劇の形をとっているけれど>>続きを読む
劇場公開時に気になってたのだけど見逃してしまったのでレンタルで。
期待に違わず面白かったです。
オシャレでオマージュに溢れてて嫌味がないので、ずっと見ていられる心地よさ。
男二人に女一人のバランスと>>続きを読む
オープニングから漫画的な見せ場のつるべ打ち!
有無を言わせず引き込まれて。
前作が一見さんウェルカムだったのに対して、今作の間口はかなり狭いと思うのですが(正直出てくる単語の意味がわからない瞬間もし>>続きを読む
キング牧師の名前を聞けば不勉強な自分にも、公民権運動!と反射的に頭に浮かぶくらいに有名ですが、
この映画はいわゆる公民権運動の集大成で、"アイハブアドリーム"演説を披露したワシントン行進の後、ノーベル>>続きを読む
新作が心底素晴らしくて余韻に浸る気分で旧作を。旧シリーズ初観賞で新作マッドマックス以外のジョージミラー監督作品も初でした。
なるほど、
新作の世界観と構造はすでにここにあるんですね。
アクションとバ>>続きを読む
残酷描写が苦手なので
公開前の評判を聞いても全く観る気が無かったのですが
先週末のウィークエンドシャッフルでの大絶賛!を聞いてウズウズしてきて
しかも直接的な残酷描写がないとのことだったので、それなら>>続きを読む
シンブル極まりない"行くだけの話"。
タイトル通りに"高速道路に乗っている間"の話。
登場人物はトムハーディひとりだけ。
今やちょっとした祭りの中にいるトムハーディの一時間半しゃべりっぱなし一人芝居>>続きを読む
邦題は"アリスのままで"ですが、
タイトルは"まだアリス(であり続けてる)"ってニュアンスだと思います。
大学教授である主人公アリス。
冒頭と中盤で論文発表をするアリスの姿が映し出されますが、前者は>>続きを読む
是枝監督作品は裏に何かを忍ばせている。
初期作品ではかなりあからさまに含みがあったし(結果、素晴らしかった)、
前作などはキャスティングからして悪意まで感じてしまった(結果、素晴らしかった)。
そこ>>続きを読む
ポスターに映る二人の表情、
見られてはまずい場面を見られてしまったと幾分うろたえるペドゥナと
心底蔑んだ視線をこちらに投げかけるセロン。
その周りに漂う透きとおった不穏さ。
それだけで、これは間違い>>続きを読む
音楽映画として、最高の出来だと思います。伝説のアポロ公演やパリ公演が体験できるのが単純に楽しい!
ファンクとはなんぞや、とは
映画の中にもあるようにうまく言葉には出来ないのですが
繰り返しが生むグル>>続きを読む
この映画が凄い!とか
映画史上に残る見事などんでん返し!とか
数々の賛辞に彩られた作品なので、
よーし!いっちょスゴイものを観るって気持ちで臨んだので、あまりに軽妙な作風と溢れる既視感に少し肩透かし。>>続きを読む
タイトル通りに"サンドラの週末"を追いかけるだけの作品なんですが、凄く心揺さぶられます。
サンドラさんの表情にふっと浮かぶ感情、不安や哀しみや恐怖や喜びは、世界から見れば一人だけのものだけれど、
ス>>続きを読む
宇多丸さんの映画評をきいて、これは見逃せないと思い、鑑賞。初原田監督作品です。
時代劇に慣れない自分には冒頭の会話がほとんど聞き取れなくて、まずい!と思いましたが、多分にこれは狙い通りなんでしょう。>>続きを読む
IMAX字幕で。
予告を観た時は"ディズニーランドの裏側を描く映画?"と思ってしまいましたが、そんなことはなくて。
メッセージはジョンレノン"イマジン"の歌詞そのまんまで、ど真ん中にストレート!なん>>続きを読む
"どんでん返し映画の傑作"として入江監督が推薦していたので、DVDで。
初ビリーワイルダー作品鑑賞です。
本編終了後に"結末は誰にも言わないで下さい"と念押しされるまでもなく
溜息がでるくらい素晴ら>>続きを読む