Genaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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先に愛した人(2018年製作の映画)

3.3

NETFLIXで見つけた台湾映画。

父に先立たれ、二人暮らしの母子。保険金を受け取れるはずだったが、なんと受取人は父の『内縁の夫』名義になっていた。

対立した利害関係が、少しづつ緩んでいく過程が良
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.4

大韓航空の中で鑑賞。

華僑の人々について、長い間不思議な感じがしていた。

彼らは家族の繋がりをとても重要視する一方で、かなりの人々が故郷をあとにして世界中に移住している。

価値観は私たち日本人と
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

めっちゃ面白かった!!劇場で見ればよかった〜

若者の日常系のインド映画って、どこかで白人文化をトレースしてるような印象がある。明らかに白人ミックスの俳優を起用してたり、服とか音楽、態度なんかも。
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.2

取った電話口から泣き声が聞こえた瞬間、いやな想像が一気に頭をよぎる。
何かあったんだ。死?事故?怪我?誰かに襲われた?

できれば避けたい経験だけど、人生で何度かこういう電話を経験をしたことがある。
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.0

じじい、とうとうイカれちまったな!!爆笑

かつてない時空の歪み、誰も突っ込めない詳細。
正直アダム・ドライバーで保っている映画。

でも次作も出たら観に行きます。笑
テリーギリアムがどこまで行くのか
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長江 愛の詩(2016年製作の映画)

3.1

漁師の息子は、父がなくなると川で黒い魚を捕まえる。
器に入れて、餌を与えずに飼っておくと、それが死んだときに父の魂も成仏する。

ガオは言い伝えの通り黒い魚を捕まえるが、それを父から受け継いだ貨物船
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

3.0

ドイツ人親子の物語。
風変わりで独特なユーモアあふれるお父さんと、グローバルコンサル企業でバリバリ働く30代の娘。

娘はどうやらちょっとばかりユーモアを失いかけているらしい。
久しぶりに再会してそう
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.3

唸った。腹がたった。あまりにも現実社会、私の現実そのもので。

不況に煽られて望むとおりのキャリアを築くことができなかった40代の夫婦。
夫が新しい仕事の話を持ってきたところからこの話は始まる。

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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

3.4

序盤でこの世を去るサシャの不在が、映画の間ずっと残っていてよかった。
大切な人の死をゆっくり受け入れる過程が丁寧に、暗すぎずに描かれている。

パリ、ベルリン、ニューヨーク、住んでみたい大都市の夏だけ
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誰がための日々(2016年製作の映画)

3.9

※トラウマがありそうな人は要注意だと思います。※
Netflixで見つけた香港映画。
(なぜか登録されている作品名はMAD WORLD)香港の街、家々のミチミチした感じが思い起こされて思わず見てみるこ
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

-

ベストルームメイト賞✨
イギリスだとフラットメイトか。

ソウルへGO!!(2015年製作の映画)

4.3

最近はまっているNetflix で見つけた良作。
新しい角度から韓国を見せてくれる映画で、個人的で、エモーショナルな物語

めちゃめちゃ気に入ったので、力をいれてレビューします!!


この物語は、実
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

新聞記者
最近の邦画、かなり良くない?と本気で思わされた映画。劇場で見れてよかった!

これまでは韓国映画ばかり観てきたけど、これは引けを撮らないわ!
骨太な社会派映画。

真実を追求していく女性記者
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.2

ああ、なんてものを観てしまったんだ!(なんて映画を作ったんだ!)と思わずつぶやきたくなった作品。もちろん褒め言葉です。

「異形」のティーナは、他者のネガティブな感情を匂うことができる能力を活かして、
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.3

自称盲目のピアニストがある日殺人を「目撃」
なんとか通報しようと四苦八苦するうちにさらなるトラブルに見舞われ、、、
という話。佐村河内さんを思い出すね。

試写会で観せてもらったのだけど、つまらないけ
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来る(2018年製作の映画)

3.7

この手の邦画はあまり観ないんだけど、友人のゴリ押しで興味を持った。
結構面白かった!
ホラー未満のオカルトの域を出ないんだけど、描かれているアレ(ぼぎわん)が大事にされなかった子どもたちの怨霊の集合体
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淵に立つ(2016年製作の映画)

2.9

深田晃司監督が気になって鑑賞。
不気味OF不気味な邦画だった。セールスマンに続けてこんな感じのを観てしまって気が滅入る。

こちらにも機能不全な夫婦が一組。小さな娘。歪に見える信仰。
そこへ唐突にやっ
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セールスマン(2016年製作の映画)

3.2

イラン映画が熱いという噂を聞きつけてDVDを借りてみた。
アーティスティックでシンプルだけど、物語があまりに不条理で後味が悪かった。

なんの問題もなく暮らしていた夫婦は、ある薄気味悪い事件に巻き込ま
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毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

3.8

ひっさびさに面白い韓国映画来たー!!!!
「新しき世界」を思わせるノワールと、「お嬢さん」を思わせるようなどんでん返し。
いや〜 映画館で観れてよかった。

一番興奮したのは、潜入捜査での演技が求めら
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

見逃してた本作が早稲田松竹にて上映していたので観に行ってきました!
とってもいいものを観た気分♡ 同時期に公開していたブラックグランズマンより断然好みだった。

人種問題を乗り越えた友情についてはみな
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

アメリカの西部にあるワイオミング州。ワイオミングなんて地名、ほとんど聞かないよね。
荒涼とした貧しい大地は、春になっても雪で覆われている。そんな雪原のど真ん中で、ネイティブアメリカンの少女が倒れて死ん
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

2.8

レ・ミゼラブルってこういう人のこと?(まじで)

職業:カメラマン兼俳優兼モデル(?)のマークは、ブレークを向かえられないまま長年ファッション業界の片隅に居続けている。

映像は公衆トイレから身ぎれい
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

試写会で観させていただきました!

北の方の片田舎。歪んだ家族像がここにもひとつ。

私は「家族」ほど歪なものはないと思っているので、膿んだ傷跡に苦しんでいる家族をみるとちょっとほっとする。こういうの
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.3

シリーズ4作目。
私このミレニアム大好きなんだよなぁ〜 誰にも屈しない、傷だらけの強い女。
続編が出てたとのことでTSUTAYAで飛びついたんだけど、、、

あれ?コレハダレデスカ?なぜ英語を話してる
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米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯(2019年製作の映画)

3.0

試写会に招待していただいて行ってきました!

沖縄って外国みたいだと思う。現地の友だちの話を聞いてずっとそう思ってた。

生涯をかけて沖縄の市民のために戦った人。
不屈という言葉がぴったりの姿勢だった
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バッカス・レディ(2016年製作の映画)

1.6

「死ぬほど上手い」と巷で噂の高齢売春婦ソヨン。
彼女たちのような高齢の売春婦は日本語のニュースになるほど実際にいるらしい。

その人生をあぶり出すような映画かと勝手に期待を高まらせて観たんだけど、これ
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.3

第一章のエンディングにマ・ドンソクが出てきたのが気になりすぎて初日に劇場へ!

若干スピード感は落ちた感じはするものの、とても素晴らしい物語の締めくくりだった!

第二章では弟のスホンが裁判にかけられ
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

2.7

予告編に惹かれて鑑賞。
1944年のブラジル。中年の女性医師ニーゼが精神病棟に雇われるところから映画は始まる。

この頃の精神病の治療とは、アイスピックを使って脳の一部を破壊したり強い電気ショックを適
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コニー&カーラ(2004年製作の映画)

2.8

アメリカの田舎にすむコニーとカーラは小学生のころから歌ったり踊ったりが大好きで、二人でチームを組んで人前でパフォーマンスをするようになる。(それもくそダサいやつを、、、)
そして(同じ年代の女性として
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

先日の団地団のイベントにて、もうプッシュされていたので鑑賞。
めっちゃ面白かった!!

夢の国フロリダディズニーランドのすぐ隣にあるモーテルに住む親子が主人公。
シングルマザーのヘイリーと、娘のムーニ
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.0

劇場で観るタイミングを逃してDVDで鑑賞。

韓国映画は相変わらず大好きだけど、家族ものはちょっと敬遠ぎみ。この映画にもちょっと距離を感じた。

ビョンホン演じる兄はある日幼い頃に生き別れた母と再会す
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.5

韓国人の友だちから、これ今めっちゃ韓国でヒットしてるよ!と教えられたのは1年以上前のこと。

日本の公開おっそいよ〜!!もうDVDでいいかと思ってたんだけど、映画館で観て良かった!

仏教の教えにもと
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

2.7

『チェイサー』『殺人の追憶』と並ぶ、韓国の、未解決連続殺人事件を実写化した映画。

カエルを取りに行くと行って裏山に遊びに行った5人の少年たちは、日が暮れても帰ってこなかった。

30万人が動員された
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芳華-Youth-(2017年製作の映画)

2.5

お金をかけて作られている感じなので、映像自体は綺麗で見れるけど、映画としてはあまりにまとまりがなくてかなり残念。
みんな評価高すぎじゃない?私なにか見逃したかなぁ。

ぼんやりとした群像劇でキャラクタ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

5.0

普段邦画しか観ない人や、マーベル大好き!な人が観たら、トラウマになってしまうんじゃないだろうか。
ある程度耐性があると思っている自分でも、震え上がってしまった。

筆舌に尽くしがたいまでの生々しさ。恐
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

2.9

現在の台北で暮らす人々を映した群像劇。
地下鉄やお寺など、見たことのある場所が多くて面白かった。

また台湾映画に裏切られた。
旅行者の目には、台湾は暖かくてのんびりして活気がある国というイメージしか
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