ベルサイユ製麺さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ベルサイユ製麺

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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.2

トニ・エルドマン…とはコスプレネームである。

初老の紳…いや、ラフな身形のおっさんヴィンフリートは、故郷ドイツを離れ一人ルーマニアで仕事に奮闘する娘イネス(もう小娘ではない)の事が心配だ。お父さんは
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ザ・ボルト(2017年製作の映画)

2.9

ジェームズ・フランコ好き

とんでもないインテリにして、悪ふざけの様な雑キャリアの重ね方。とても40には見えないチャーミングなルックス。

もう一度書いておこう

ジェームズ・フランコ、好き。

…い
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ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!(2017年製作の映画)

3.0

ジェネリック・ミリタリーアクション!SIMPLE1500シリーズ『THE 痛快アクション』
ヨーロッパコープはまるで衣替えするくらいの気軽さで作品を拵え、大抵はカーアクション、ガンアクション、アスレチ
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ある決闘 セントヘレナの掟(2016年製作の映画)

3.4

物語の前提として
→1849年、アメリカがメキシコに戦争を仕掛ける形でテキサスを奪取。リオ・グランデ川を国境にして先住民やメキシコ人VS白人入植者の衝突が何十年も続きます(衝突の解決策の一例としてヘレ
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

3.4

なんかもう賛辞の表現が出尽くしてしまっている感じで、今更何と讃えるべきか…。
そう、《良い》事でお馴染みのグザヴィエ・ドラン。彼の監督デビューから、現時点の最新作『たかが世界の終わり』に至るまでを追っ
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

2.5

奇妙なタイトルでは有る…。部分肯定みたいな?
『彼女の人生は間違っているか?』では無いのね。一緒に答え合わせしようとでも言うのかしら?例えば、『彼女の人生は間違っている、というキミは間違っている』?
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世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

3.0

朝からどうも具合が思わしくない。
頭、筋肉、関節と体の節々が痛むし、気分の滅入りが酷い。平衡感覚が取れない。
はぁ。自分の体の事は自分が一番良く分かっている。足りない。生命維持に必要な、あの成分が…。
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歓びのトスカーナ(2016年製作の映画)

4.1

歓び、とは?

イタリア映画。主に心の病を持つ女性の為の療養施設が舞台。とはいえコンクリートの無機質なビルとかでは無くて、まるで避暑地の大型グループホームのような穏やかな雰囲気です。
主人公はブロンド
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ファンタズムV ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.0

チビッコの頃にファンタズム観てたつもりだったのだけど、どうにもシルバースフィアの事しか思い出せません。が、まあホラーの続編なんてそんな復習とかして臨むモノじゃないかな?とイキナリ完結編にチャレンジ。>>続きを読む

あの日、兄貴が灯した光(2016年製作の映画)

3.6

タタミの上、柔道着で向かい合い、間を図る2人(韓国映画で初めて柔道見た!)。メダルのかかった試合の、大熱戦は日本選手のダイナミックな投げ技で韓国選手が惜しくも破れて幕を閉じます。そして、後頭部から叩き>>続きを読む

(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.0

例えば休みの前日などにレンタル店に行って、あと一本借りると割引発生とかって時、ぐるぐる店内を歩き回った挙句、しゃあないかと借りるラス1が、なんとなく良さそうなSF作品だって事ないですか?
…コレがそれ
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ヴェンジェンス(2017年製作の映画)

3.2

例えば休みの前日などにレンタル店に行って、あと二本借りると割引発生!とかって時、ぐるぐる店内を歩き回った挙句、しゃあないかと借りる、無難そうな一本がニコラス・ケイジ主演作な事ってないですか?
…コレが
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全員死刑(2017年製作の映画)

3.4

帰省の折、新幹線にDVDプレーヤーを持ち込んで観ることになったのだけども、…む、向いてねぇ!!車内でみるのに向いてねぇだよ!冒頭からの不必要な駄エロ…。もう、こんな、こんなんなって(身体を折り曲げなが>>続きを読む

ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密(2017年製作の映画)

3.6

これ面白いよ!!!!!!!
“DCコミックス版ワンダーウーマン誕生の秘密”を描いた作品、と言うぐらいの認識はあったのですが、てっきり関係者証言を元に構成されたドキュメンタリーのような物だと思い、なんと
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パターソン(2016年製作の映画)

4.5

マッチ箱のデザインには究極の美が隠されている
バスの乗客の馬鹿話を読み解くとこの世の心理に辿り着ける
双子の間を通り抜けるともう1人の、あり得たかもしれない自分に巡り会える
少女の鍵付きの手帳はアカシ
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ジャッカルズ(2017年製作の映画)

2.9

☻血餅ニチニチ日曜日!日曜日はスラッシャー🔪ムービーのレビューだよ♪(自殺行為)

ジャケがそそるそそる!
スラッシャーはキレの良いタイトルとイカすジャケ写さえ有れば、ディスクなんて入ってない単なるオ
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犯罪の女王(2016年製作の映画)

3.2

日頃のレビューで韓国映画の基礎レベルの高さを散々褒めちぎっておりますが、たまにトンデモないのが混じって来て結局やっぱりマジ気が抜けません。

地方都市で無認可の美容院を営む母ミギョン。息子イクスは検事
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.3

トム・クルーズ×ダグ・リーマンと言えば、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のタッグではないですか!あれ?ひょっとすると『オール・〜』もスタント無しで、トム・クルーズが実際に何度も何度も死んでたかな?>>続きを読む

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.5

これは襟を正して臨まなければならない作品ぽいぞ。仕方ない、服を着るか…。

“LGBTがテーマ”の作品という程度の事前情報しか無く、てっきり原作ありきなのだと思ってました。そして、監督が荻上直子さん…
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.9

ロンドンの路上で弾き語りをして、ギリギリくちを糊する若者ジェームス。生ゴミを漁り、道端で眠る。父からも見放された重度のジャンキーで、現在はメタドンを服用しいつかはヘロイン断ちをしようと思うのだけど…。>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.1

スコアは、3匹の・ワンちゃん の、まあシャレみたいな。…そんな事で平均スコア下げてすいません。

ラッセ・ハルストレム監督!『HACHI』『クジョー』←嘘『ボーンヤード』←大嘘、に続いて監督お得意の犬
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.8

いつの間にこんなことになってしまったのか。
“サルが突然変異的に賢くなる”という出発点から、恐れられ、迫害されて幾星霜、今作では既に概ねヒトである。ヒトvsサルというよりヒトvs新種のヒトといった感じ
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兵士A 七尾旅人(2016年製作の映画)

-

レビュー400本目の記念?に、初めて準新作じゃない物を取り上げます!そもそも劇映画でもないです…。filmarks、やるな!

『兵士A』
七尾旅人、初となるライブ映像作品「兵士A」。断髪し、1人目の
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モーターラッド(2017年製作の映画)

2.9

このジャケを見よ!
凄く爆裂感が狂い咲きそうじゃないスカ!観る!

ブラジル映画。
ファーストシーン。まるでオウテカの2ndのジャケのような美しい山々の固定ショットが写し続けられる中、突如爆音をあげカ
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白魔女学園(2013年製作の映画)

-

ねむきゅんには随分と視野を広げてもらったものです。まだ泣かない。感謝!

三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.1

※何かピンと来ない…と思って放置していたレビューですが、地上波でやる事に気がついて慌てて出します!うう…カッコわりぃ。


♨︎知恵熱でる…
心の上面にLEGOの透明パーツがパチパチと積み重なっていっ
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

2.9

…原作は誠に中途半端なファン。ジョジョリオンの途中まで読みました。最寄りの漫画喫茶の廃業によりファン終了。勿論読み返したりもしてないので(ジャンプ漫画ファンの方って凄く読み返して台詞覚えたりしますよね>>続きを読む

愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.6

原作はイタリアの作家によるベストセラー『祖母の手帖』だそうです。なんか豆知識とか載ってそうなタイトル…。

フランスの田舎町に暮らす女性ガブリエル。教師ジャンとの関係(本来の関係、例えば教師と生徒とか
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

ピエロ?怖い‼︎
サーカスのピエロの執拗な客イジリの標的にされる事を想像しただけで、どんどん具合が悪くなってきます…。でっかいボールを持ってコッチを見てる〜!
まあでも、ピエロが怖いって感覚、実はピン
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なっちゃんはまだ新宿(2016年製作の映画)

4.1

そんなの別に気にして無いし、どうでも好過ぎる事なのだけど、わたしいつも頭の中で「しにたいしにたいしにたいしにたい」って呟きがループしてて、それで今作観てたらさらに倍、「しにたいしにたい」の上から「しに>>続きを読む

腐女子探偵★桂香(グイ)(2016年製作の映画)

3.1

ふざけんな!
こんなタイトルつけられたら見るに決まってるだろ、バッキャロー’66!

香港・中国製作の、サスペンスラブコメディ、かな?監督はオキサイド・パン。すごく久しぶりに観る気がしたのだけど、フィ
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オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

3.2

♪ウ〜サマ追〜いし、かのや〜ま〜♪ってきっとあちこちで書かれてるに違いない。でも検索しないよ!強い気持ち、強い愛!

自称、ごく普通に国を愛している(ということは度を越えた愛国者)である自由人(活発な
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ワンライン/5人の詐欺師たち(2016年製作の映画)

4.4

うわ、3回も観ちゃったよ!結構長いのに…。

例えば、ルパンが後継者探すエピソードとか有ったら燃えると思いませんか?
…今作は韓国映画十八番のピカレスクロマン!
主人公はK−POPグループZ:EAでも
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アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)

3.4

超人気K−POPグループ“SHINee”のミンホと、“UDEGAFUTOee”のマ・ドンソクのダブル主演!
いきなり駅のターミナルの俯瞰映像から始まるので『新感染』の続きかと思っちゃいますな。
ミンホ
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マザー!(2017年製作の映画)

4.1

どっちかといえばアロノフスキー派なもので(何派と何派が有るのかは秘密です)、この作品も楽しみにしていたのだけど…これは分からんちんだー。ナンカイナンカイとナンカイも聞いていたので、珍しくメモなど取りな>>続きを読む

ザ・シャッフル(2016年製作の映画)

3.1

いきなり、血塗れのおっさんの顔面がスローモーションで大写しになる。これ大好きなやつだ!…嘘。でもインパクトはあります。結構格好良い。
ここで画面はモノクロに変わります。↓
テーブルを囲む四人。三人の男
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