このレビューはネタバレを含みます
見なきゃ見なきゃと思いつつ、うん十年経っての鑑賞。う〜ん、やっぱり旬で見なきゃだめですね、こういう映画は・・・。
この映画が公開されたのは1985年ですが、アーミッシュが多くいるランカスターの近くで>>続きを読む
すでに20年も前の映画ですが、筋の面白さと芝居の力でグイグイ引っ張って見せる映画でした。最近この手の映画が少なくなったように思いますが、いいですねえ、こういうの。最高に面白かったです。リチャード・ギア>>続きを読む
いや~とても面白い映画でした。キッチリしたメソッド映画というか、今時 “ハードボイルドだぜ~い!” ですよ。もうこれだけで素敵です。この張り詰めた雰囲気、映像の隅々までピンと張った緊張感。それにユーモ>>続きを読む
松方さん追悼22本目です。この映画、松方さんが出演していなければ、絶対に観ることはなかったろうと思います。そもそも、「映画」を創るということは魂の発露と言いますか、言葉を超えたパトスのようなものがあ>>続きを読む
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松方さん追悼21本目。予習はバッチリしといたもんで、楽しく比較鑑賞させてもらいました。全体的に言えば、旧作に比べ本作の方が遥かにまとまりよくなってますね。娯楽作品として十分堪能できます。さすが三池崇史>>続きを読む
松方さん追悼の予習。工藤栄一監督、池上金男のオリジナル脚本。1963年封切りの東映作品です。時代が時代なんで、スタッフの質の高さが随所で感じられます。
まずね、引きの画作りが素晴らしい。ロケセットの>>続きを読む
イタリア映画です。遥か大昔、イタリア映画だからということで沢山観てた時期がありましたが、いつしか、あまりにも鈍臭い映画ばかりになってしまったんで、ずうっと敬遠してたんですよね。だからね、ちょっと引いて>>続きを読む
最近珍しく腹を抱えて笑いました。面白かったです。原題の『qu'est-ce qu'on a fait au bon dieu』は、直訳すると『神様、なんで私たちだけがこんな目に・・・』。フランスのブル>>続きを読む
この監督はセンスがいいですねえ、なかなかのもんです。 モノクロにしたからってニューヨーク派になるもんじゃなし。 構図やモノクロの色彩設計(特に夜)をちゃんとしていないと、この雰囲気にはなりません。 正>>続きを読む
松方さん追悼17本目。本作品、1978年の映画興行収入で7位、30億円以上の興収です。ロードショー1,300円の時代ですからね、大ヒットです。
深作欣二はもうちょっと現代風にしたかったらしく、あの錦>>続きを読む
松方さん追悼のついでに。
なんでいきなりサイパンかなあ・・・とか、片岡千恵蔵御大を登場させるのはあまりにも場違いな・・・とか思ったのですが、要はキューバがサイパンで、ハイマン・ロスのリー・ストラスバ>>続きを読む
松方さん追悼16本目です。いやはや、今回もまた色んな部分があの映画にそっくりで、詮索する楽しみだけは増えましたが、あまりの節操のなさに唖然とします。気付いたら音楽もですよ。黛敏郎さん、よくこういう仕事>>続きを読む
松方さん追悼12本目。
色々な意味で記念碑的な作品です。この作品以降、東映はヤクザ映画に留まらず、こういった「実録物」を「任侠物」とは別ラインで量産していくことになります。
この映画、それまでの東映>>続きを読む
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松方さん追悼11本目。
「博奕」と書いて「バクチ」と読ませていますが、正確にいうと「バクエキ」です。そもそもは、「博奕」する人のことを「博打」と言った訳ですから、「博奕」の方が正しい言い方だった筈です>>続きを読む
松方さん追悼10本目。
そういや昔はこういった歌謡曲の一発企画の映画がありましたねえ。 テレビじゃできないものを、で考えたら、結局暴力とエロしかないのに気づいて、最後はテレビ流行歌への抱き付き作戦に行>>続きを読む
面白いです。ジュリアン・ムーア、オリビア・ウィリアムズなど手練れの役者が本気出してるのも気持ちが良いです。そこまでやるか、って感じですよ。
本作製作時、クローネンバーグ71歳ですが、益々パワフルです>>続きを読む
軽〜く、面白かったです。アメリカ人自身がアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを笑う、という視点が成功要因ですかね。どうせならもっとブラックに振っても良かったような気もしますが・・・。
しかし、キム・ベイ>>続きを読む
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松方さん追悼9本目。クレジット見てビックリ。松竹映画ですよ。監督深作欣二で、室田日出男も出てるっつうのに?いったい何があったのか分かりませんが、五社協定の断末魔のようですね。でも、ちょっと不思議なのは>>続きを読む
松方さん追悼8本目。前作大成功で、二匹目のどじょうです。1本目が空なら、2本目は海ということで「回天」になりました。製作は大川博、企画に岡田茂、俊藤浩滋、日下部五朗。役者だけでなく、スタッフもオールス>>続きを読む
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本作は公開が1960年、成瀬巳喜男55歳の時の作品であります。この年は『女が階段を上る時』含めて4本公開していますから、凄いエネルギーですね。
オープニングは懐かしいTOHOスコープのクレジット。ア>>続きを読む
『山口組三代目』の続編、というより、田岡一雄伝三部作の二部です。 公開は翌年1974年8月ですから一作目のちょうど1年後ということになります。
この映画はダメだあ・・・(笑) 正義が全く逆転しちゃっ>>続きを読む
とても面白い映画でした。 それに、色々考えさせられました。 この映画、結論を言うと、誰がどうしたこうしたなんていうサスペンス的な要素はあんまり関係ないんです。 日本版予告編がミスリードしてるんで勘違い>>続きを読む
設定は前作『・・・HAKAISHA』の後日譚(但し、年月日不詳)。 続編かと思ってたら、全然違うじゃん、と思わせておいて、実はちゃ〜んと繋がってます、という設計。 仕掛けがうまいねえ。
SFパニック>>続きを読む
スサンネ・ビアだし、デンマークだし、そりゃ暗いよなあ~、と思って観始めましたが、予想通りの暗さ。 現世の不条理とは言え、辛いですう。。。
これ、外形的には犯罪なんですが、誰も悪人が居ないんですよ。 >>続きを読む
結構単純な話ではありますが、とても楽しめました。
最大の勝利はこの映画の色彩設計ですかね。 真っ黒い男と、真っ白い女が重なるだけで、絶対見ちゃいけないものを偶然見てしまったような、それも人間として>>続きを読む
また、アホな配給担当者が低脳なタイトルつけて、と思ってたんですが、原題そのまんまでした。 いやはや、人ん家に原爆落としといて、こういうタイトルの映画を配給するってのも、すんごいセンスですなあ。 で、監>>続きを読む
1982年のオリジナル版との違いは、CGのリニューアルとエンディングの処理以外は分からなかった。 リニューアルしてまた見てもらおうという発想はいいにしても、オリジナルの印象が強いエンディングの空撮をご>>続きを読む
いや~、凄い映画でした。 というか、完全に騙されました。 気を抜いていた分、バットでぶん殴られたくらいの衝撃ですよ、まったく・・・。
もし、この映画に興味を持った人であれば、予告編も見ず、すべての>>続きを読む
素材からしてどうせつまらないSF映画だろうと思っていたんで今まで手を出さないでいたんですけど、いや~参りました。 滅茶苦茶面白いです。 もしかするとジョン・カーペンターは予言者じゃないの、と思うくらい>>続きを読む
公開は1973年の夏。 『仁義なき・・・』の半年後です。 なので『ゴッドファーザー』公開の約1年後ということになります。 「『ゴッドファーザー』が好きな岡田は、「日本で当てはめるなら山口組だなと考え、>>続きを読む
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ハビエル・バルデム演じる殺し屋アントン・シガーの存在感がとにかく凄い。 所謂レザー・フェイスのような気印もんだったら、ふむふむ、そういう変な事もやるよね、っていう理解で済むんだが、ちゃんとした思考回路>>続きを読む
ミュージカル映画だと勝手に想像してたのですが、コメディ映画でした。 しかし、話はちょっとシリアス。 これが全くうまくハマっていません。
1959年ていうと、ハリウッド映画が劣化し初めている頃ですから>>続きを読む
とても残念。 悲しいくらいです。 良くも悪くもシナ仕様の見本ですよ。 『攻殻機動隊』からすでに20年経ってるんですよ? この20年間の映像技術の進化を考えると、お話にならないくらいのクリエイティブの退>>続きを読む
ロアルド・ダールの世界観にズッポリ浸れる素晴らしい作品でした。
同名の原作は1982年ですが、邦訳は『オ・ヤサシ巨人 BFG』というタイトルで1985年に出版されています。 未読なので完全に推測なん>>続きを読む
臨場感のある素晴らしい映画でした。 こういった歴史映画って、大体が 「お前の感想などは聞いていない!」 とウンザリすることの方が多いのですが(NHKスペシャルみたいにね)、史実(のように見える)を淡々>>続きを読む
コパカバーナのシーフード・レストランでおいしいランチをたらふく食べ、イパネマの海岸で昼寝をして、目覚ましにライムをたっぷり絞ったコロナビール(コロナはメキシコで、ブラジルだったらブラーマなんだけど、こ>>続きを読む