rosechocolatさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

きっとジョン・ファブローは、好き〜なように映画撮りたかったんだと思うし、「お前ちょっと出てくれる?」みたいなノリだったんじゃないかなと。ほんと楽しそう。
脇役に大御所いる時点でものすごい贅沢感。

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さいはてにて やさしい香りと待ちながら(2014年製作の映画)

3.4

台湾の監督さんが撮った邦画ということで興味持ちました。終始静かに落ち着いた雰囲気。
コーヒーがテーマですが、「かもめ系」ではなく、きちっとストーリー展開されてる。

永作博美、永瀬正敏は安定した存在感
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アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48(2015年製作の映画)

3.0

恐らくだけどSKEファンにとっては全てわかっている内容ではないだろうか。あくまでSKEを知らない人も理解できるようにまとめた感。
AKBとはまた異なる立ち位置、結果を求められた彼女たちの苦悩、軌跡がし
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.8

ももクロについては、「赤い人しか知らない」くらいの知識で鑑賞。

個々のメンバーが、演劇においてもそれぞれの立ち位置をしっかりと演じていたのはよかった。ただ、それを軽く超えてきていたのが黒木華であった
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

キーラが歌ってる!のもそうなんだけど、『フォックスキャッチャー』での精悍な身体とは打って変わったマーク・ラファロの、お肉のタプタプ感が、役柄にフィットしてた(笑)俳優ってすごいなと思う瞬間。

グレタ
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

4.3

デュポンみたく、「めんどくさい奴」と関わりたくないとは思っても、知らず知らずのうちに関わる運命になっちゃう恐ろしさ。デュポンがしたことは全て己の虚栄心や、叶わなかった愛情の代替品のようなもので、社会貢>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.1

前作同様、期待を裏切らなかった。「小森」の四季といち子の心境、食べ物への思い入れは前作よりも絡み合いが強かったように思う。

いち子の葛藤が明らかになっていく。母への想いと、自立へのためらい。自分が今
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ナショナル・ギャラリー 英国の至宝(2014年製作の映画)

4.2

芸術をテーマにした場合、どうやったら映画として成立させるのか。その答えを出せるのに、ワイズマンほどふさわしい監督はいないと今回も思う。

美術館に行く、そして絵画を鑑賞する行為をそのまま再現させたかの
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

4.3

ダンスなしのインド映画が最近は公開されるようになって何より。『めぐり合わせのお弁当』『マダム・イン・ニューヨーク』もよかったけどこれもいい。

ダンスや音楽はないけどストーリーがある。無差別殺人事件、
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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

2.2

例えば、グレイの苦悩の訳なんかが少しでも混ざってたら、ちょっとは違って見えたかも知れないけど、
真っさらな女性を自分好みに仕立てていきたいってのが、なーんだかなあ… と思うんですよ。いくらグレイに訳
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味園ユニバース(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

渋谷すばるさんの歌は初めて聴きました。なかなかいいですよね。そもそも音楽を扱う映画においては、歌や演奏が上手いことが大前提なので、そのつかみは非常に良かった。彼はソロで歌った方が映えますね。

山下敦
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KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)

4.0

ブログ更新しました。『KANO 1931海の向こうの甲子園』 http://blog.goo.ne.jp/rose_chocolat/e/898151d25ba6258715065d6db885c59>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.5

ティム・バートン新作。
1950年代アメリカはまだまだ男尊女卑の時代。そこで夫の陰に隠れ、著作権と尊厳を求めて闘った画家の話。

バートン監督にしてはかなりオーソドックスなストーリー。ヴァルツさんはイ
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マイ・ライフ・メモリー(2013年製作の映画)

2.5

アメリカの低所得層の現実をそのまま持って来たような背景に、主演2名の愛の行く末をかぶせたストーリー。
邦題よりも原題のほうが絶対しっくり来るような。

低学歴、女性、障害者、シングルマザー、アル中、ド
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ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して(2013年製作の映画)

3.5

デプレシャン作品にベニチオ・デル・デル・トロ。およそ想像もつかないキャスティング、果たしてどんな役?と思ったら、インディアンとはなるほどなと。

どことなく茶化したようにも見える精神分析だけど、もしこ
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百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

安藤サクラかっけーわ、大したもんです。女優魂ここにあり。

“Hungry Angry”なんだよね。何かを劇的に変えたいと思うのは、実は怒りだったり憤りだったりする。
人だってレールから外れれば一気に
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.0

モンタナの雄大な大自然と、天才的な科学脳を持つ子どもの話が、ちゃーんとリンクしてしまう不思議。
どこに暮らしていても、才能に対して公平なアメリカならではの話。

一見何の関係もない様に見えるスピヴェッ
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寄生獣(2014年製作の映画)

2.0

これもまた『神さまの言うとおり』同様、続編?っぽいものがあるかのような作りなんで、完結してない分いろいろ齟齬はある。
原作あるなしに関わらず、続編あるならあるって最初から言ってほしいんですけど。

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チェイス!(2013年製作の映画)

3.8

インド映画×アメリカのコラボ、ですね。インド映画では王道の長いダンスがアメリカナイズされたらこんな風になるというのも面白かった。

アーミル・カーンのスペックが大いに発揮され、カトリーナ・カイフのダン
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デビルズ・ノット(2013年製作の映画)

2.0

「何もわからなかった」にも関わらず、では何故今本作を作る?と疑問が出ること必至だか、ひとえに啓蒙活動の一環なのだろうか。先に事実有りきなので何とも言えないが、それにしても本質が一切闇の中なのは2時間観>>続きを読む

0.5ミリ(2014年製作の映画)

4.0

サワは事件に巻き込まれたヘルパーという目線ながらも、
周りの人、特に得意分野の老人たちを見抜く目の鋭さを設定したのがいい。

老人たちの孤独はどこかで老人ではない人たちの孤独にも繋がっている。そして孤
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.7

ディズニーのと違うがー、とか、
話がー、とか、皆様なんかいろいろ物申したい感じらしいですが(笑)、
ひたすらレア・セドゥを観る作品としてカウントするならば、これは全然あり!
ディズニー×フランス映画の
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スガラムルディの魔女(2013年製作の映画)

4.0

先日のラテンビートでかかってましたね。今回は試写会で鑑賞。
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の『メッシ』は観ましたが、それとはまーったく異なるベクトルのホラーコメディ。

悪いことはしないようにして
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やさしい人(2013年製作の映画)

4.0

ギョーム・ブラック×ヴァンサン・マケーニュのコンビもすっかりお馴染み、さて今度はどんなものを見せてもらえるのかと思ったら、邦題の「やさしい人」の果てしなく奥深い意味だった。

やさしい人だって常にやさ
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ナショナル・シアター・ライヴ 2014「コリオレイナス」(2014年製作の映画)

4.7

シェイクスピアの政治劇が、かくもシンプルなセットで上演できるとは!
小さい空間を利用した舞台は目から鱗の発想、日本の小劇場での演劇のよう。観客との近い距離感も嬉しいところ。

四角い空間と椅子、はしご
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.5

未来を嘱望されたミアが突然巻き込まれた悲劇。
クラシックとロック。両親とその仲間たち、またアダムとの音楽性の違いから隔たりを感じていたミア。しかしながらその相違を乗り越える力は存在している。家族以上に
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アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

4.5

地球外生命体ということですが、必ずしもそこがポイントでもなく、むしろ人間関係を重視して描いているように見える。

美女と見ればすぐ口説く、レイプすることを考える男たちに対しての、強烈な反発や抵抗という
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.5

何で私ばっかり!と思っても、必死にもがいても、目の前にどっかりと横たわる厳しい現実。

そこからどうやって抜け出すのか、それはたぶん自分の中にしか答えはないことも、わかってる。ものすごーく、わかってる
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バツイチは恋のはじまり(2012年製作の映画)

4.3

フランス映画祭で観て、良かったので再見。やはり面白いよねこれ。

ダイアン・クルーガーがだーい好きなので、その加点もあるかもだけど(笑)
とにかくダイアンは綺麗でもあり、コメディエンヌでもあり。いろん
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NY 心霊捜査官(2014年製作の映画)

2.0

これ実話なんですね。映画化されるってことは原作の小説も売れたからなのでしょうけど。

内容としては心霊がタイトルについている割には、捜査官が担当する事件に心霊をこじつけていくような進行なんですよね。そ
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ゲッタウェイ スーパースネーク(2013年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

とにかく最初から最後までパトカーとのカーアクションだけが主体。
いきなり指示に従ってカーチェイスが始まり、途中から唐突にセレーナちゃんがご参加あそばし、最後は何だったんだ? という雰囲気ですね。
そし
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わたしは生きていける(2013年製作の映画)

3.8

予想よりも遥かに斜め上を行く作品って感じですね。

でも近未来として、ある日核戦争が突然始まるという可能性は無きにしも非ず。秩序が壊れた社会でどうサバイバルするかを見るのもいいけど、これはあくまでロマ
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フットノート(2011年製作の映画)

3.9

親子鷹というか、同じジャンルでの教授ってのも実際相当珍しいかも。それが話のキモではありますが。

父は高潔と言えば聞こえはいいけど、裏を返せばこだわりが強く恨みがましい。高名な教授の脚注に名前を使われ
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

1.5

まあ、アレですよ。なんたってリュック・ベッソン様ですから、ここに何か期待しながら観ちゃいけません。

太古のロマンに浸るお時間があるなら、銃撃戦助けてあげればいいのに。とか、間違っても言ってはいけませ
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

4.0

知り合いが「なーんも考えないで観るのにちょうどいい」って言ってたから、そのつもりで極めてゆるモードで行ったんだけど、これがどうしてどうして、かなり観せてくれた。なにこれ面白かったじゃん??

話として
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ケープタウン(2013年製作の映画)

3.8

最近の刑事ものってどこかでダレがちなのとかが結構多くて。でもこれは違いました。最後まで緊張感あり。

とにかく南アの治安って日本に住んでたら想像つかないくらい悪いんだろうなと。殺人レイプは日常茶飯事、
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