いつもいっちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

いつもいっちゃん

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ベネデッタ(2021年製作の映画)

5.0

ポール・ヴァーホーヴェン監督の新作。
いやはやヴァーホーヴェン監督、84歳ですよ!?
ちょっとまだまだパワフル。
映画のセット、重厚さが素晴らしい。

キリストの遣いとして成り上がっていく修道女ベネデ
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ブラックライト(2021年製作の映画)

1.2

まあ予想以上に雑で突っ込み所が凄い。
まるで中学生が考えたような擦られまくった展開。
あの畳み方は雑すぎ笑
しかしリーアム映画はもうリーアムジャンルとしてまた見方が違うのは百も承知なので、今回も安定し
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

5.0

カンヌ国際映画祭のグランプリ受賞作。
これは大好き。
雰囲気も良いし、旅映画、ロードムービーとしても大好き。

列車で旅に出掛けたフィンランドの女性ラウラ。
一緒に旅を計画していた彼女からはドタキャン
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.2

フランソワ・オゾン監督の新作。
今回のテーマは尊厳死。
しかもその重くなりそうなテーマをここまでユーモラスに描いたオゾン。

脳卒中で倒れた85歳の父。
後遺症で体が不自由になり、生きる意味を失う。
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.8

アカデミー賞やカンヌ、巨匠の映画などに疲れた時、84分でちゃんと良いものを観たという満足感。
イタリア語は綺麗。

リベロ爺さんが営む小さな本屋さん。
訪れるのは少し変わった探究心の溢れたお客様たち。
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

アカデミー賞7部門ノミネート。
ゴールデングローブ賞ではドラマ部門作品賞を受賞。
スティーヴン・スピルバーグ監督がまさか自伝的映画を出したということで楽しみにしてました。

いや~、豊かな映画でした。
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

こいつは新しい!
本年度アカデミー賞で最多10部門11ノミネートであり作品賞の大本命。

正直これがアカデミー賞大本命って正気か!?となるくらいぶっ飛んだ今の娯楽映画。
ハマる人とハマらない人が分かれ
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

ジョージ・ミラー監督の7年ぶりの最新作。
まさかマッドマックスの次にこんな真っ当なラブストーリーを語るとは!
愛の概念の物語。
間違いなく怒りのデス・ロードとは毛色が違う。
イドリス・エルバがジーニー
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

僕も卒業したくない、、、
「少女は卒業しない」傑作。
これは涙腺が、、、

卒業と共に廃校になる高校を舞台に、卒業生たちそれぞれの思いが交錯する群像劇。
甘酸っぱい青春と切なさが詰まった作品。
1人者
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.5

本年度アカデミー賞撮影賞ノミネート作。
サム・メンデス監督の新作は映画館への愛が溢れたヒューマンドラマ。

雰囲気がめちゃくちゃ良い!
エンパイア劇場で働く人々とその地域を描いた人間模様。
映画館で映
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

5.0

パルム・ドール受賞、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞主要3部門ノミネート作品。
めちゃくちゃ面白かった!
ゲロ糞まみれの裏タイタニックとしても楽しめます!
汚物にまみれた痛烈な階級批判。

金持ち
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

5.0

「君の名前で僕を呼んで」「サスペリア」のルカ・グァダニーノ監督待望の最新作。
ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞受賞。
しかも今回はカニバリズムとラブストーリーが題材の問題作。
かなり好きでした。
しかし
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.5

カンヌ国際映画祭の監督賞受賞。
アカデミー賞ではガン無視されたパク・チャヌク監督最新作。何故??
殺人事件の容疑者の女とそれを追う刑事のサスペンスラブストーリー。
なかなか言葉にしにくい面白さ。

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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

マーベル疲れをまざまざ感じつつ、クオリティ維持の難しさが出ました、、、
フェーズ5の幕開けはアントマン&ワスプ!
サノスの次の強敵が現るということで話題。

しかし、アントマンシリーズの良さが、、、
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

3.6

巨匠チャン・イーモウ監督の最新作。
満州である極秘任務を遂行するために派遣された4人の叩き上げの工作員。
任務の作戦名は「ウートラ計画」。
極寒の中、繰り広げられる血みどろの任務は緊張感を増していく。
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.8

BLモノと一括りにされるのは勿体無い。
予想外な良さ。
それもかなり。

個人的な話、僕自身がゲイなのでゲイの人物像やセックスとか経験したり出会ったりした人、耳にしたことに関してはかなりリアリティがあ
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対峙(2021年製作の映画)

5.0

日本公開を待ってました。
邦題が「対峙」になり、満を持した公開。
一時期アカデミー賞の本命になるのではト話題になった作品でありながらノミネートすらされないガン無視状態。

結論から言うとかなり大傑作。
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

高所恐怖症の方は絶対に観ないでください案件で話題の映画。
嫌~な汗かきますよね。
早く終わってくれと願いつつ、やっぱりこういう映画は気になる展開ですわ。

高さ600メートルの鉄塔に登ったyoutub
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バビロン(2021年製作の映画)

5.0

デイミアン・チャゼル監督最新作。
よっ!待ってました!
これは堪らない。
下世話なサイレント映画の破天荒な業界を栄光と衰退を巡らせる189分の大作。
アカデミー賞で作曲賞、美術賞、衣装デザイン賞の3部
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.7

最高のクリスマス映画。
2月公開かよ、、、となりますが、まだまだクリスマスは終わりません!
お子様厳禁のR15+指定でバイオレンス満載のブラックコメディアクション!
もう殺しのバリエーションも豊富な上
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野獣の血(2022年製作の映画)

3.5

こういう韓国ノワールは手垢が付きまくってはいるがやはり面白い。
港を牛耳るヤクザたちの利権争い。
組織を抜けて違う道を行きたい男ヒスは意志とは異なる運命に導かれる。

ある意味、下っ端が王になっていく
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

5.0

マーティン・マクドナー監督最新作!
第95回アカデミー賞でも作品賞含め8部門9ノミネートの正に大本命。
ゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門作品賞を受賞。

架空の島、イニシェリン島で繰
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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

4.6

娘を誘拐された母の一線を越えた戦い。
またメキシコからとんでもない衝撃的な映画が生まれました。
ただただ苦しい。

メキシコの治安の悪さ、地域ぐるみの誘拐ビジネスの恐怖。貧困が生む負の連鎖。
この誘拐
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

わたし、失敗しないので。
パク・ソダム、かっこいい。
あの冷めた目と佇まいが。
天才的ドライブテクを持つ女逃がし屋VS汚職警官。
狙われたのは訳あり泣き虫少年。

まさかここまで血みどろ肉弾戦アクショ
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.5

ロバート・エガース監督最新作。
日本公開を待ちわびていました。
まず今作はホラーではなく、復讐神話としての新境地ながら、ちゃんとエガース監督らしい神秘的な雰囲気、映像美で魅せる。
正に映画の世界から目
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嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

1.8

3作目にしてネタ切れ感。
年始めに気軽に観られる邦画の位置でのシリーズ化と思っていたけど、流石にこれ以上続けてもな、、、
多分続きはないだろうけど。
何せアホの坂田さんが居なかったのが致命的。
体調悪
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.8

ハーヴェイ・ワインスタインの膨大な数の性的暴力事件の全貌を暴いた2人の女性ジャーナリストの闘い。
ゾーイ・カザンとキャリー・マリガンがとてもクール。

ME TOO運動の起点となる出来事や報道背景など
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ファミリア(2023年製作の映画)

1.0

酷い。
日本版「グラン・トリノ」をやりたかったのか、足元にも及ばない駄作。
演出も寒く、役所広司以外の演技はみんな観ていられない、、、
MIYABIとか特に酷かった、、
大体、何故あのブラジル青年にそ
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

韓国映画のエンタメ度MAX。
そして韓国の実力派俳優が出演するとだけあってなかなかのスケール。
コロナ禍を経た今、見方が変わりつつ実感すら覚えるバイオテロ。
しっかり面白かった。

ホノルル行きの航空
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.3

今年の始まりに最適な良作。
幸先の良さを感じました。
ドリームと名付けられた馬に夢を乗せた主婦のサクセスストーリー。
実話なんですね。

毎日を退屈に感じていた主婦が競走馬レースに自らの馬を出場させる
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フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.8

ショーン・ペンが監督、主演し、実の娘と息子と共演したヒューマンドラマ。
小さい頃は大好きだった父親。
しかし、大人になるほど父の正体が明らかになっていき、衝突と別れを繰り返す。

割りきれない親子関係
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

5.0

待ってました!
名探偵ブノワ・ブランシリーズ!
ゴールデングローブ賞ミュージカルコメディ部門作品賞ノミネート作。
前作よりエンタメに吹っ切れ、ダニエル・クレイグは更にノリノリのコメディ演技。
正に予測
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.6

あのホイットニー・ヒューストンの伝記劇映画ということもあり楽しみにしてました。
ホイットニーのデビューから晩年までを流れるようにサラッと描いていた印象。
146分という長めの上映時間は長くは感じません
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.7

中盤まで時系列が分かりづらかったけど、良かった。
静かで良質な映画。
そして山田裕貴ベストアクト。
城定監督らしいエロスもありつつ、痛々しくも優しさある再生の物語がありました。

嫉妬深い作家と、彼の
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

これは今年の日本映画の中でも格が違う。
三宅唱監督作品。

耳の聴こえないボクサー、ケイコを取り巻く人々との交流、葛藤、現実を描いた濃い99分。
コロナ禍、閉鎖に追い込まれるボクシングジムで目の当たり
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