老夫婦の日常を分割で、映像に映し出すアイディアが斬新すぎ💡
もっと、見づらさを懸念してたけれど、殆ど気になりませんでした👍🏼
ドキュメント的な淡々とした中に、決められた動きや編集(音響)などで、二つ>>続きを読む
「正直になる事は、他者に救いの手を差し伸べ、より良い方向に導かすのか」ということが主題として、人間の深層的で複雑な部分で、混じり合い、すれ違い、それを志すのは、容易なことではなく、いかに困難で苦しく、>>続きを読む
大病を患い、入院する病院に向かう道中同じ列車に乗り合わせ、同じ病院に着いて奇しくも、部屋も同じになったルディとマーチン。
海をまだ見たことがないというルディに「天国では海の話をするのが流行ってるんだぜ>>続きを読む
楽しみにしていた、本作、とはいえ賛否が分かれてるようなので、どうかなぁと一抹の不安(ボーよろしく)もいざ蓋を開けてみたら、期待を遥かに超えた傑作でした。
過去作より、断然、今回の方が好みで、完全にハ>>続きを読む
身体は、大人の女性で、脳は幼児のそれという某アニメの主人公の逆だなと思ったり....と。一般大衆が目を向けたがらない事柄を、オブラートを溶かして並べ立てる辺り、やっぱりこの監督、尋常ではない。まぁまぁ>>続きを読む
前々から、サンダンス映画祭を沸かせ、A24が配給権を獲得したという触れ込みから期待していたが、その期待以上の熱い映画でした。
1人の男が、とある家の庭先で、誰かを探し歩いている。その家では恐らくパー>>続きを読む
抒情的な戦場映画、正直一回見ただけでは、物語の細かい部分を取りこぼしていた感じがするけれど、また何度も観て理解を深めたい、不思議な魅力が在ります。
なんと言っても、今じゃあり得ない様な、独特なキャス>>続きを読む
作中で表現される、あらゆるイメージやモチーフは、タランティーノの感性の、とても深い沼の底から汲み取って、構築された、タランティーノ以外何者でもない唯一無二の傑作。
全てのシーンが好き過ぎて、究極、台>>続きを読む
これが、初のゴジラ映画体験で、もちろんゴジラは知ってはいるけれど、かえって他のゴジラと、対比のバイアスが掛からず、素の一本の映画作品として見ることができたと思う。これまでのゴジラ作品の軌跡で、本作品は>>続きを読む
ディヴィッド・ロウリー監督のダークファンタジー。
監督が学生時代に出会った、作者不明の「ガウェイン卿と緑の騎士」が元の、ダークファンタジー。
主人公は、王家の一族という身分でありながら、騎士になれ>>続きを読む
"ジム・ジャームッシュがゾンビ映画を手掛けたら"
自分は好きだな!過小評価されてると思います!!確かに、彼の作品群の中ではライト目でかなり気の抜けたテイストではあるものの、ジム・ジャームッシ>>続きを読む
サンドバッグに拳を叩き込み、轟く爆音がその後の、壮絶なジョンウィックワールドを、出囃子よろしく予感させる。もう終わりかなぁから、畳み掛けますからね。絶対ちょっと長いんです(それがいい)。
ちなみに、こ>>続きを読む
グランツーリスモの世界中のトッププレイヤーの中から選出され、プロのカーレースに出場する為、育成しその過程で篩に掛ける事によって、普段は家でプレイしているグランツーリスモのいちユーザーが現実でも通用出来>>続きを読む
フランス🇫🇷郊外のシテと呼ばれる団地に居住している、人種が異なる三人の若者達の、午前から翌日早朝までを、時に映像などで遊びを見せつつ、基本のシークエンスは現代も変わらずフランスのみならず諸外国に根を張>>続きを読む
1960年代のまだ法律で中絶が禁止されていたフランスを舞台背景に、いわゆる望まぬ妊娠をした大学生アンヌの未熟でもあり気丈に立ち回る姿を等身大で描かれている。
序盤は淡々と平坦な印象の中、パーティー後>>続きを読む
初見のタイ映画、そしてカンニングを題材にした作品というのも初めて観ました。
特待奨学生として転入した学校で、仲良くなった女の子に持ちかけられた冒頭のカンニングのシーンが、想像よりもめちゃくちゃスリリ>>続きを読む
ブルックリンのノスタルジックな街並みをバックに、煙草吸いながら洒脱に語られる。
ほら吹き話と紙一重のアクのある会話が、煙と共に吐き出され揺れ漂う、そして耳を傾ける。
「世界の片隅に過ぎんが いろんなこ>>続きを読む
題名の通りの従兄弟同士。
本屋のおじちゃんとのやりとりが、シャルルの一息つける緩衝地帯みたいになっていて地味に好きだった。同じ好きな作家の本を盗んでいいぞさあってこのシーンほんとツボ。同士を見つけて>>続きを読む
これが三度目の鑑賞、率直な感想として一度目より二度目、二度目より三度目とこの映画が纏っている奇跡的に絶妙な空気感が濃度を増して胸一杯に満たされる。今まで見た映画の中でもめちゃくちゃ好きな映画。
エ>>続きを読む
サムペキンパーは今作が3作目、方方で言われている通り確かにこの作品が他と異なるのがわかる、「ワイルドバンチ」にある火薬多めの騒がしいペキンパーらしい銃撃戦は皆無。全部見たわけでもないけど、全く別物の趣>>続きを読む
ある日突如、12年間消息を絶っていた父と思しき男性が、微妙な年頃の兄弟の前に現れる。
この父親が本当に血が繋がってるのか、他人なんじゃないかというくらい、一応躾の範疇ではあるがあまりに粗野でぶっきら>>続きを読む
作中のある事件が引き金に、幼少期のトラウマが喚起し夢と現実をシームレスに行き来し乱れた精神世界が展開されるが、自分的にはイマイチ乗れなかった。
うまく過去の傷を映像で表現しているが、物語の成り行きに>>続きを読む
ジェシカが夜中に聞いた衝撃のような音を、人間の記憶や意識をモチーフに、哲学的に探求する、何を最初は見せられているんだろうとなるけど見終わった後の不思議な余韻と、日々の暮らしの中に内在する意識の出所に付>>続きを読む
オリジナル版は見たことがあり、二度目はディレクターズカット版。
こちらの方がよりディテールを描きカラス神父の信仰を取り戻すまでのシークエンスが上手く表現されていて、作品としての重みがひとしおでした。>>続きを読む
陽が明るく降り注ぐ中、ジェフリーの父は庭に水撒き中、急に倒れてその傍の草むらの中に蠢く虫のアップ。そして、その直後に倒れた父が搬送された病院に赴く、息子のジェフリーはまたしても草むらに向いた視線の先に>>続きを読む
"ベルイマンエステート"という島に滞在して自然と文化にインスピレーションを掻き立てられて創作活動に没頭出来るプログラムがある事自体を初めて知り、世界中のベルイマンを敬愛している映画監督を始めクリエイタ>>続きを読む
画面越しに伝わる、60年代の南部の茹だる暑苦しさと人種差別の空気感が纏わりついた時代にトリップした。今見るこの頃のアメリカ映画は生まれる前だけど、消えゆく時代の情景の端くれに懐古の念で見つめている感じ>>続きを読む
時系列がバラバラに描かれ、無関係と思われる人(事)らが絡んで一つに収斂する底辺に生きる=ローライフなヤツらのどうしようもない騒ぎだけれど、観終わった後に、なぜか胸が熱くなるパルプフィクションオマージュ>>続きを読む
冒頭で医者の"安置所に連絡を、私は産科に回らねば"や救世軍のハンド演奏に"同じ曲ばかりで無く、違う曲もやった方がいい"とロック調のテンポのいい曲を提案して、それに聴き入る同じ境遇の人々、それから意地悪>>続きを読む
[悪魔に憑かれた人間の、98%の原因は悪魔ではない。しかし2%は......]
オスカー俳優ラッセルクロウ演じるローマ教皇に仕えたチーフエクソシスト-アモルト神父の「エクソシストは語る」を基にした今作>>続きを読む
ヴェンダースは「パリ、テキサス」、「アメリカの友人」、「都会のアリス」と続き鑑賞4作目。
都会のアリスから、ロードムービー第2弾。
「パリ、テキサス」で衝撃を受けて、「アメリカの友人」はハマらず、>>続きを読む
知ってはいたもののずっと放置😥しててついに見ました。
あらすじは両親の結婚35周年を祝うべく一家が集まり、ポスターを飾っているアニマル覆面🐷集団もサプライズで駆けつける。🙀
めちゃくちゃB級感満載>>続きを読む
前作「X」の老婆パールが、シリアルキラーとしての変貌の物語かと思ったら、スタートから......!?! 物語の筋であるパールのスクリーンの中のスターになりたいという夢があるのだが、家>>続きを読む
原作はケン・キージーの1962年発表の同名の長編小説で、数あるアメリカンニューシネマ群でも後期の傑作と名高い本作。この作品の直前の、さらば冬のかもめ、チャイナタウンを観てジャックニコルソンにやられてず>>続きを読む