キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

トンマッコルへようこそ(2005年製作の映画)

4.8

素晴らしかった。

「シュリ」や「JSA」など南北分断の話は非常に多いが、今作はその中でも特異な気がした。
戦争を題材としたファンタジーとどなたかが書いていたがまさにその通りである。

敵同士に絆が生
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ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

4.3

「過去のない男」でも思ったが、何だろう、このカウリスマキ監督の作り出す世界は…。

キャストは基本無表情だし、何か大きな事件が起きるわけでもないから、話は淡々と進んでいく。
退屈してしまいそうな気がす
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.7

いや〜面白かったなあ。

潜水艦の海軍と陸のネイビーシールズ、そしてペンタゴンの3つの視点から描かれる攻防。後半は息つく暇もないくらいのドキドキ感。多少のアメリカ至上主義的な内容はあるにせよ、非常によ
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.6

現実ではありえない設定に、最後は大きな感動のハッピーエンド。
やっぱり映画はこう出なくちゃいけない。
そして本当にジム・キャリーだからこそできた役。
コメディだけに数多く出てくる笑いに爆笑しながら、最
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

4.0

「ブルースブラザーズ」に出演していたので、気になり鑑賞。

不遇な幼少時代から、栄光を掴むまでの伝記的音楽映画。
フレディ・マーキュリーやエルトン・ジョンもそうだが、音楽で成功を収めるには多少変人で敵
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死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

3.6

いい話だし、泣ける箇所も多いが、あまり好きではない。
「君がくれたグッドライフ」は尊厳死の話であったが、今作は誰にも言わず残りの人生好きなことを…というところだろう。
その割には内容が薄く、さらにはも
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.3

万人に愛される王道ラブストーリー…と思いきや、ウーピー・ゴールドバーグが出てくるあたりのコメディ感や、ハラハラするサスペンス感もあって、一度にたくさん楽しめるストーリー。

完璧なタイミングで流れる「
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

すごく難解…。
タイトルの意味も、ラストシーンも。そしてドラムのみのBGMは何を象徴しているんだろう。

マイケル・キートンが初代(?)バットマンであり、MCUスパイダーマンのヴィランであったこともな
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ヒラリー・スワンク ライフ(2013年製作の映画)

4.6

うまく作られてるなあ…。

あまり情報がないので、実話なのかどうかもわからないが、非常にうまく作られた映画だと思った。

リチャード・カーティス繋がりで見たのだが、やはり脚本家としてはピカイチじゃない
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.5

シリーズ4作目。
間違いなく1番面白かった。

ただテーマの重さと、残虐さや残酷さも間違いなくシリーズトップ。苦手な人にはキツイかもしれない…。

このシリーズ、名前に馴染みがないから、なかなか覚えら
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トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

4.4

大好きなリチャード・カーティス作品を「YESTERDAY 」繋がりで。
と思ったらまるで「シティ・オブ・ゴッド」のような展開にカメラワーク。(調べてみるとスタッフが結構かぶってる。)
全然リチャード・
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君がくれたグッドライフ(2014年製作の映画)

3.8

死に方の選択…。
これは人間にとって永遠のテーマだろう。

寝たきりになって周りに迷惑をかけるよりも、まだ動けるうちに安楽死を選択。
一方で1日でもいい生きていてほしいと願う周りの人々…。
どちらの考
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

こんなラブストーリーは見たことがない…。
正直綺麗事は言えない。
最初の1時間は観るのをやめようかと思うくらいにキツかった。

しかし表面だけの優しさで重度の障害をもつコンジュに接する家族。そこに気づ
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

4.1

今作は犯人探しというよりも、犯人は分かっていながらその動機や背景を明らかにという話。

その攻防は非常に見応えがあり、後半の畳み掛けは興奮の連続だった。
カールには本当にしばらく休暇を取らせてあげたい
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ニコラス・ウィントンと669人の子どもたち(2011年製作の映画)

-

「シンドラーのリスト」のような話を想像していたが、完全にドキュメンタリー番組だった。ドキュメンタリーは評価ができないのでポイントは付けません。

ニコラスの偉業は凄い。しかもそこから多くの人々に影響を
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.7

別の映画の予告編で見てずっと気になっており、Amazonプライムにて。

非常に心に刺さった。
観た直後の衝撃は「存在のない子供たち」のような印象。
ただこれは実写にしたら、重すぎてしまったのかなあ…
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.1

JOKERのコメント欄に今作の名前がたくさん出てきていたので鑑賞。
JOKER前に見ておいた方が…という意見も多かったが(ネタバレになってしまうから?)、確かにオマージュされていたというくらいでどちら
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.8

後半のテンポの良さ、ホテルでのライブシーンからのカーチェイスは素晴らしかった。後半一気にたたみかけた感じ。
ただ前半はだいぶ退屈してしまった場面が多かったかな…。

それにしてもなんだこのキャストは。
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ダニエラという女(2005年製作の映画)

1.9

昔買ったけど内容もほとんど覚えていないDVDをもう一度観てみようと思いの第一弾…。

ここまでかと逆に感動。
モニカ・ベルッチを拝む映画であることは間違いないが、その魅力もストーリーによって無惨なこと
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未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.6

重いというよりかはシリアス…。

理不尽ないじめや暴力に対して、「報復」が正義かどうかというテーマ。

武力行使が国際的な正義とされている以上、報復が完全な間違いだとは言い難い。かつてのハンムラビ法典
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ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.3

「YESTERDAY 」からのイギリス系音楽映画繋がりで。

とにかく映画全体が醸し出す雰囲気が素晴らしい。アイルランドやスコットランドが持つ独特なオシャレな雰囲気が非常に魅力的。
そしてファッション
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.8

ラストをどう持っていくのか、不安もありながらの劇場鑑賞。

さすがのリチャード・カーティスだったなあ…。
不安要素も全て吹き飛ばし、最高のラストに大満足。

作品全体にビートルズ愛が溢れ、アビーロード
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.4

「GO AMERICA」の続編であり、同じディスクに入っていたので鑑賞。
正直続編はいらなかったかな…。

自由の女神の鼻を盗むとか、CIAが出てくるとか、ストーリーはパワーアップしているが、この話の
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.8

「過去のない男」が非常に面白くて、フィンランド映画、そしてアキ・カウリスマキ監督の作品の中でも非常に評価の高い今作を鑑賞。

基本的にロードムービーであるが、次から次へと場面の変わるテンポの良さに、お
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

4.6

素直に面白かった。
なんとなく先が読めるストーリーではあったが、絶妙な笑いもあり、全体的にはほっこり、そして最後は泣かされるという、展開のうまさの光る作品であった。

とにかく生きていく上での名言が非
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.8

これは難しい…。
きっと原作の小説を2時間の映画に無理やり詰め込んでしまったがために、登場人物の人間関係などが非常に難解なものになってしまったのだろう。
どんなサイトにも二回見ることがお勧めされている
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ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.4

前半の2人のラブラブだったり喧嘩したりっていうくだりは、正直退屈だったりイライラしたり…。
前作の方がスッキリして観れたかな。

このシリーズの好きなところは、やっぱりヒュー・グラントなので、少しそこ
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エレファント(2003年製作の映画)

3.3

評価するのが難しいなあ…。

色々な視点から、ある1日の日常を淡々と描く前半。そして非日常となる後半。
前情報なく観たので、この後どうなっていくのかというドキドキは常にあった。

しかし同じような雰囲
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

スターウォーズ以外でのマーク・ハミルを見るのは初めて。
誘拐犯という役で、そこまで出番があるわけではないが、非常に愛が溢れていて(やってしまったことはいけないことだが…)演技の幅の広さも感じることがで
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.8

過去の三部作と比べて、ヒットはしたものの評価は低い…。
その原因はやはり最後のオチだろう。
単体映画としてはだいぶ面白いと思うが、今までのシリーズの完結という位置付けにしてしまったらこのラストはないな
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インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989年製作の映画)

4.7

個人的にシリーズ最高傑作。
最も長いはずなのに、全く時間を感じさせず、あっという間に終わってしまった。

父親にショーン・コネリーというのが本当に好き。
2人の掛け合いがなんとも面白くて、本当の親子の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.6

ゴッサムが作り出した悪のカリスマ「JOKER」
母親思いの心優しきアーサーがなぜダークサイドに落ちていったのかを描いたドラマ。
アナキンがダースベイダーとなる過程と同じくらい魅力的である。

単体映画
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.4

インディ・ジョーンズシリーズ2作目。とはいっても設定はレイダースよりも1年前の話。

となるとウィリーはどうなってしまったのか?
話の辻褄が合わなくなってしまう…。
3作目でスッキリすることを期待しよ
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.5

ジョージ・ルーカスにハリソン・フォード、そしてジョン・ウィリアムスのスターウォーズトリオが放つ、スペクタクルアドベンチャーシリーズの第1作。
監督にスピルバーグがくるんだから、面白いに決まっている。
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俺たちは天使じゃない(1989年製作の映画)

4.0

オスカー俳優2人を使ってのコメディ。デミ・ムーアもいい味出していて、キャスト的には申し分ない。
ストーリーもコメディながら最後は少し感動できるハッピーエンドにもっていってるところは、好印象でポイントア
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イーグル・アイ(2008年製作の映画)

4.2

前半はかなり面白かった。
まさに息つく暇のないノンストップアクションといった感じ。

後半に少しグダッてしまったところがあったのが残念だったなあ…。
まあそれでもさすがスピルバーグである。10年も昔に
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