キングボブさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

運命の女(2002年製作の映画)

3.7

またしてもなんというセンスのない邦題…。

ストーリーだけで言ったら3,3くらいかな…。
その展開でなんでそうなるという突っ込みどころが随所で出てくる。

しかしダイアン・レインとリチャード・ギアがさ
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

重たい話を見た後だったので、くだらない映画を観たくなり…。
結果、想像以上にくだらない笑。
でもここまで振り切ると逆に面白い。
映画作品としての評価は高くつけられないが、非常に楽しめた。

東京、神奈
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

新型コロナウイルスの広がり方になんだか似てるという評判で鑑賞することに…。
確かに感染経路や物資の買い占めなど、今実際に起こっていることが多く、楽観視できないぶん辛い気持ちになった。

少し前に同じ感
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

大きなイチモツを武器にポルノ界で栄光を築いた男の話…となるとくだらない感じもするが、これはもっと深い話。

ショービジネス界の栄光と挫折を描いたストーリー。それのポルノ映画界バージョンといったところだ
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.6

おじさんたちのシンクロナイズドスイミング…絵面的にあまり美しいものではない(笑)
一歩間違えれば大こけしそうなもんだが、結論的に非常に面白かった。
コメディ作品ということであったが、キャスト一人ひとり
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.6

ディズニーで最も好きな「トイストーリー3」のリー・アンクリッチ監督が手がけた音楽の物語…。
面白くないわけないと思っていたが、見事に期待通り。

人は二度死ぬ…三谷幸喜さんが伊藤俊人さんの弔辞で話して
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インスタント・ファミリー ~本当の家族見つけました~(2018年製作の映画)

4.4

子供にとっての親の存在の大きさは計り知れない。
未成年ともなればなおのことである。
本当に必要なのは生みの親…?
それとも血は繋がってなくても愛情を注げる里親…?

正解はないと思うからこそ難しいので
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

自分の中では間違いなくアカデミー作品賞。
このカメラワークは凄い!
まあ全編ワンカットはさすがに難しかったのだろうが、監督のこだわりは存分に伝わってきた。

さらには主人公を取り囲む脇役に、コリン・フ
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ハートストーン(2016年製作の映画)

3.5

アイスランドの雄大な自然が美しすぎる。それだけでも一見の価値ありだろう。

異性に興味を抱く思春期。親友がゲイだったら…。
これまでのLGBT系とはちょっと違い、主役はあくまでノーマル。好きな女の子と
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.5

今年のアカデミー賞も激戦だった気もするが、1999年の賞レースは非常に見応えがあった。
作品賞の「恋に落ちたシェイクスピア」外国語と主演男優の「ライフイズビューティフル」そして監督賞の本作。

公開当
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Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

4.5

近年のLGBT映画は、本当に良質なものが多い。

今作はもし息子が、もし兄が、もし親友がゲイだったら…という視点で描かれていて、非常に考えさせられた。
ただ登場人物達が素晴らしく、感動できる青春映画に
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キック・アス(2010年製作の映画)

4.6

マシュー・ヴォーン監督の痛快アクションは本当に楽しい!

スパイダーマンやX-MENを中心にアメコミヒーローとも比較されながら、オタクからヒーローに成長していく過程が楽しい。

ただほぼバットマンに近
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マチネー/土曜の午後はキッスで始まる(1993年製作の映画)

3.5

邦題いるかな…。

キューバ危機の時のアメリカ国民はこんな心境だったんだろうなというのがよく伝わる内容であった。
それでも映画(しかもホラー)に逃げようっていう心理は日本人にはないものな気がする。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.4

祝「パラサイト」アカデミー作品賞受賞!
ということで韓国映画をと思い本作を。

設定は斬新、ストーリーは王道といったロマンチックなファンタジーラブストーリーといったところかな。
123人一役っていう挑
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.6

非常にファンの多い、クリント・イーストウッドの傑作。
とにかく嫌われ者の頑固オヤジっぷりが似合っている。
それだけにこのラストは涙なしでは見られない。

多くの死を知っているからこそ語れる生と死。神父
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やさしくキスをして(2004年製作の映画)

4.2

「私はダニエル・ブレイク」や「家族を想うとき」でイギリスの社会保障制度の課題を投げかけたケン・ローチ監督。
まあそんな監督が描くラブストーリーとなれば、一筋縄でいくはずもない。
こんなに辛いラブストー
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.9

実話を基にしたパニックムービー。
人間の極限状態を見事に映し出しているが、観ていてだいぶ苦しかった。
痛みに熱さ、肉体的なものももちろんだが、いつどうなるかわからない状況の中助かることだけを考えて動く
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.8

邦画はあまり観ないが、金曜ロードショーでやっていたので…。

堤監督は日本を代表する映画監督であると思う。
評価は低いが、撮り方が上手くキャストの良さを引き出す力を持っている。

予告などから、「十二
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

2.9

「ワンス・アポン・ア・タイム〜」の食わず嫌いを克服しようと、もう一度タランティーノに挑戦するべく、最も有名で評価の高い本作を。

結果…全くハマらない。
キャストの豪華さは物凄く、それだけに絵ヅラは非
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.9

1回目よりも格段に面白く感じたので再レビュー。

ゴールデンサークルも観たので、多少観てて切なくなることもあるが、こんなによくできたスパイアクション映画は他にない。

コリン・ファースにマーク・ストロ
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

4.6

新型コロナの感染がこれ以上拡大しないことを祈って…。

ダスティン・ホフマンにモーガン・フリーマン、そしてケビン・スペイシーというオスカー俳優を惜しげもなく起用していることにまず感動。
それだけにやっ
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ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語(2018年製作の映画)

3.6

全編を通じてブラジャーの話であるが、別に下ネタ全開の男の妄想映画ではない。

クスッと笑える場面は多く、全体的にほっこりするストーリーである。

ただこれは文化の違いなのか、謎に終わってしまった箇所が
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.6

黒人差別ものは山ほどあるが、男女差別を描いた作品というのは珍しい気がした。
圧倒的な不利な状態から、判事たちの心を動かす演説をし、大逆転を手にしたルース・キンズバーグ。
大好きな法廷ものだけに、最後は
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.0

ポスターやDVDのパッケージから、ホラー映画を連想させるが、これは完全なるラブファンタジーといったところ。

このような雰囲気をルーニー・マーラに演じさせたら右に出る者はいないと感じた。

内容は正直
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.7

9,11からイラク戦争に至るまでのアメリカ国内の動きを、記者の視点から追っていった社会派作品。
「バイス」を最近見たばかりであったので、政治家とはまた違った視点で見られたのは非常に良かった。

ただ、
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.4

前作と完全にセットかな。
ただSF要素が複雑化してしまい、前作に比べると多少のややこしさを感じてしまった。
個人的には前作の方が1ポイント上。

それでも笑えるところは大いに笑え、感動場面ではとても泣
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.7

チャーチルといえば、第二次世界大戦でイギリスをドイツから守った首相という知識くらいだが、ダンケルクの大撤退の裏にこのような壮大なストーリーがあったことを知ってまず感動。

最初は嫌われながらも、自分の
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.5

これはホラーなのかな…
ビクッとなるシーンは確かにあるが、ホラーというよりはサスペンスコメディという印象。
謎解き要素も笑いもあり、親子愛やラブロマンスと一度にいくつも楽しめる。

死ぬたびにタイムル
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.3

初めて見た頃は、ラピュタやトトロに比べて若干内容が薄いかなと思っていた。
しかし何度見たかわからないが、見るたびにその奥の深さを感じることができる。

今作は何よりも、ストックホルムやポルトの街並みを
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ロボコップ(1987年製作の映画)

4.0

誰もが名前を知っているヒーローものであるが、実際に見てみるとR指定のバイオレンスな描写。
苦手な人には到底受け入れられないくらいのグロさもあり、ポール・バーホーベン全開といった感じである。

もう30
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

さすがはタイカ・ワイティティ監督といった感じのコメディ作品。

ただコメディとシリアスが絶妙なバランスで、最後は大きな感動が得られる。
ストーリーも非常にうまく作られていて、ヒトラーに心酔しナチに命を
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.3

「500ページの夢の束」で大人になったダコタ・ファニングを見たら、幼き頃を見て見たくなった。
サムの暴走に戸惑う表情など、この歳にしてものすごい演技力を持っていたことに感動。

さらにはショーン・ペン
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.7

ウディ・アレンといえば、ぶっ飛んだ感じや少しファンタジーが入った感じが印象的で、今作は珍しく結構リアルなラブストーリーであった。ぶっ飛んでたのは兄貴だけかな…。

世界観やファッションがとにかくオシャ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

スパイク・リー監督初鑑賞。
予告は随分コメディ感出てたけど、実際はだいぶシリアスな感じに…。
ロンのキャラがコメディっぽくさせてもいたが、内容は深くそして重い。

ロンは父デンゼル・ワシントンに比べる
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

トランスフォーマーファン(一作目に限る)として、マイケル・ベイ特有のアクションの激しさが少し緩くなったのは寂しいが、まあマイケルもスピルバーグも関わっているだけあって、完成度は高い。
名前の意味や話せ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

「万引き家族」と比較されがちだが、格差社会を描いたという以外はあまり共通点は見いだせない。

「万引き家族」は人間の心の闇を深く描いたが、本作はもっと格差に対する風刺やエンターテイメント性が強い。
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