Lzさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ペネロピ(2006年製作の映画)

4.0

念願の鑑賞。豚っ鼻が絶妙に似合うクリスティナ・リッチの可愛さをたんと賞味できるそれだけでも素晴らしいお話だった。

これも好みな作風で、現実と非現実の混在を新たな視点で映してくれた様に思う。魔女による
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.4

“混沌の時代に贈るおとぎ話”

愛に溢れ、運命に愛された映画。
異種間だからこそ絶えず、果てなく生み出される愛が、芸術的且つ大胆に描かれていた。
社会風刺を難なく織り交ぜ、自身の愛情に忠実な彼らを、切
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アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

4.2

静謐で切実で、痛々しいほど彼らの感情が染み渡る。

彼らの瞳は想いを語っている。血を交わした瞳、愛を交わした瞳、口に出さずともそれはすべて伝わっている。
手を伸ばせば届く距離に在る、愛する人を、ただ見
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

誰もが満身創痍。
どんな形であれ、努力をすることで目の前の現実に近づいていく。目の前で起きていることを一心に見つめる彼らだからこそ、知ることが出来たものがきっとある。
結果がどんな色に染まっていようと
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

-

トラウマ映画ということで、耐性がついてから観ようと思っていた作品。

なぜ大晦日に観てしまったのか。

類稀なる変態映画だった。ただ思っていたより胸糞にもならず、嫌いではない作品だったことはわかった。
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

スタートから良作の雰囲気で、結果期待通りの面白さ、予想以上の内容だった。

ミュージカル映画はテンポが良く間延びしないのが魅力。どんな問題を扱っていようと、入り込みやすいのが良い。
ミュージカルは、歌
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光をくれた人(2016年製作の映画)

4.0

誰のせいとか過ちだとか、罪を深追いするのはもう野暮。ここではそんなことを掘り下げる意味は無くて、誰かしらを愛し続けることを約束出来ればただそれで、償われるものがあるのではないだろうかと、思い続けるしか>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.9

大満足だった!!!!

パティ・ジェンキンス監督…女性監督ならではの力強さを尽く見せつけられた。
私にとって特別な映画である「モンスター」の監督でもあり、本作の「ワンダーウーマン」でアクション映画の見
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.2


切なくて無垢な愛が彼らを覆っている。たった一瞬、一度抱き締め合ってひとつの愛の言葉を交わすことしか出来ない純愛。それでも彼らは確かに、死ぬまで愛し合っていた。

ティム・バートン監督の作品に更に興味
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悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.0

今更ながら凄いモノを観てしまった…。
スプラッター作品には慣れてるものの、案外これが当ジャンルの映画初鑑賞。

これは一応B級ホラーに振り分けられるのかな?ホラー映画とスプラッターホラー映画は別枠とし
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

5.0

強烈な印象を受けた作品。
グザヴィエ・ドラン監督のさらなる魅力を確と感じた映画。

痛々しい愛が右往左往して、石に打ちつけられて飛び出るような思いが常に彼らを覆っている。
”愛しているからこそ”、ただ
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

夜中に鑑賞したことで余計にラストがドスンと来た。辛かった…。
しかも監督が、大好きな海の上のピアニストのジュゼッペ・トルナトーレ監督なことにまず驚き。

姉にそうしろと勧められたので、予告もあらすじも
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エラゴン 遺志を継ぐ者(2006年製作の映画)

2.5

テレビでやっていたのを黙々と観ていた。吹き替えじゃなくて字幕で観れば良かったなあ。

登場人物のキャラクターとドラゴンのクオリティは好きだった。ビジュアルもそうだけど、魅力的な内面で素敵。女性のドラゴ
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キツネとウサギ(1973年製作の映画)

4.0

ユーリー・ノルシュテイン監督の作品初鑑賞。ロシア映画が織り成す独特の陰鬱さと虚無さがこの12分間に詰め込まれてた。が、それと同時に愛らしいキャラクターが勢揃いのおかげでそこまで暗く感じることはなかった>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.9

また更にレクター博士の魅力に引きずり込まれてしまった。

冒頭から終始、不気味さと不穏さ、陰鬱さと、他では味わえない理知的な雰囲気のホラー、サスペンス劇を堪能。
羊たちの沈黙を初鑑賞した時も思ったけど
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DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

4.2

なんとも美しい映画……。

畏怖と美しさは紙一重とも言うべき、理屈のいらない愛が非常に印象的だった。

パッケージに惹かれ鑑賞に至ったけれど、観るまで右上のドラゴンに気付かず、口を広げている方が対象か
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

小さい頃に姉妹みんな好きでレンタルを借りては返し借りては返しを(何故買わないのか)何度も繰り返してた程にハマっていた。

まさか新作が出るなんて!何年越しのワクワクか、嬉し過ぎる。

これこそキャラの
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

4.0

入りから興味を唆る映像で、期待を胸に鑑賞。
人間の意地汚さや厭らしさを存分に味わえる好きなタイプの映画だった。

いかにも結婚出来なさそうな拗らせた主人公の女性が、今まで抑え込まれていた自分の中の感情
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.6

映画館でホラー初鑑賞!
夜中に電気消してイヤホンで一人ホラー観てたくらいだから映画館もまあ大丈夫だろうと!!

普通に楽しかった!!!

正直怖さはそんな無かった。やっぱり見所は、ペニーワイズよりもル
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銀魂(2017年製作の映画)

3.0


コミック実写化映画にはもう見切り付けてて期待も何も無かったけど、キャストは結構ハマってて楽しめた。

人斬り似蔵役の新井浩文がだいぶ良い。合うか?と思ったらかなりのハマリ役だった。
口調から声、佇ま
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.6

クオリティの高さに感嘆としてたけれど、あまりアメコミに詳しくなかったのもあって、これがスパイダーマン?みたいな感覚に陥った。

初代スパイダーマンしか観たことなかったからかなり飛び越えて観てしまったの
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ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

3.8

ロマン派を代表する詩人の一人、ジョン・キーツとその婚約者であったファニー・ブローンのロマンスを綴った作品。

実在した詩人を基にしているというのは鑑賞後に知ったのだけれど、やっぱりこういうのは前知識無
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.0

ゾンビ映画の楽しい所は、自分ならその時どうするかな、とシーン毎に空想して勝手に参加できる所だね。話が微妙でもそういう部分で引き込まれちゃうので、飽きることはなかった。

イスラエルでのあのシーンでは「
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.8

ずっと観たくてたまらなかった作品。さすが名作。

あの年代の雰囲気や洒落た古臭さがとても好きだから、この作品はそれを存分に味わえたのも良かった。まずナタリー・ポートマンが可愛過ぎる。

殺し屋にしては
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

クリスティナ・リッチ目当てで探り当てたこの作品。
ヴィンセント・ギャロの初監督作品ということだけど、やっぱり色んな監督の初の作品ってどれも好き。まだ批評も得てない独自の世界を存分に発揮してくれるからだ
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私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.3

懐かしい。懐かし過ぎる。
確かわたしが小学生の時にテレビで観た映画。

この時は主人公がスカヨハだったって意識してなかったなあ。
普通に面白かったのと、ラストに畳み掛ける展開がとてもすっきりしたのを覚
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リヴィッド(2011年製作の映画)

3.3

静謐なフレンチホラー、狂気と美しさの果てに目紛しく脳が掻き乱される。

視覚に直接与えられる恐怖と、酔いしれるかの様に脳を刺激する狂気。バレリーナの少女の恐ろしくも幻想的な姿は、ゴシック・ホラー好きの
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.7

センター・オブ・ジ・アースから虜になったドウェイン・ジョンソン、モンスターで度肝を抜かれたシャーリーズ・セロンが出演しているということで、シリーズ物でありながら本作が初見。

ほぼ前知識無し、前作も観
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.0

異次元過ぎてどの角度から楽しめば良かったのか、SFモノが得意ではない私からしたら少し怖気付いた作品だった…

スカヨハのメリハリのあるボディがとても魅力的だった。造られた身体というと異常にスレンダーで
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

4.3

尽く魅せつけられた。
視覚に訴えかける彼の手法は至極素晴らしい。

ユベールと母親の会話や態度に凄くリアリティがあるのに、どこか夢想的で、現実味を帯びているのかいないのかの狭間を行き来する映像と演出。
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

3.5

コナン好きな友達に誘われ映画館まで鑑賞に。

コナンの作品を初めて映画館で観たということもあって、臨場感たっぷり迫力満点のアクションを思い切り楽しむことができた〜。
本当に規模大きめな事件に立ち向かう
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.8

とってもとっても心に沁みた。
約3時間を預けて本当に良かった。

グザヴィエ・ドラン、2作目。私の人生にとってかけがえのない監督となった。こんな映画が作れるなんて凄い。本当に素敵だった。

愛すべきフ
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MONSTER モンスター(2014年製作の映画)

2.8

題名が同じで間違えて借りることって、本当にあるんですね。
シャーリーズ・セロンのモンスターと間違えて借りてしまった作品です。隣にあったしどちらもクリスティナ・リッチ出てるし女性殺人鬼っていう題材も同じ
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