manamiさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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なんだか凄いものを見てしまった。仕事後にレイトショーで観たという疲れを差し引いたとしても予想以上の重量感で、劇場内が明るくなってもしばらく席を立てなかった。
「あの時」以降、繰り返されるショッキングな
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鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

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笑った〜。ほんっとーにくだらなくてアホらしくて馬鹿馬鹿しくて、力わざで強引に笑わされた感じだわ。
これ、ちゃんと京都府からOKもらったのかな?京都の民って言いたいことを遠回しに伝えるという技を繰り出す
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ロボコン(2003年製作の映画)

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長澤まさみ✖️小栗旬✖️伊藤淳史✖️塚本高史、2003年公開、みんなまだ初々しい。だけどライバル的なキャラクターである荒川良々は今とさほど変わっておらず、その意味でもウケる。
彼らの当時のイメージや、
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

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3回目の鑑賞。
前作で完璧な幕引きをしてみせたのに、続編の報を聞いた時にはそりゃ驚いたもんです。そんな大人気シリーズの4作目も、おもちゃ達が「小さな大冒険」を繰り広げてる。
バズの内なる声は高性能AI
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

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元「HERO」演じるイケイケ検事と、彼の「ポチ」的な後輩検事。現実世界では事務所内パワーバランス的しがらみがあったと言われる彼らの共演と、とりわけニノの炸裂する演技力が見どころ。
それなのに、とってつ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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呼びつけた車で走り出す、18の夜。
まず心を奪われるのは、モリーの顔芸。とにかくパワフルで、くっきりはっきりした顔立ちを最大限に有効活用して畳みかけてくる。
親友のエイミーもぶっ飛んでて素敵。卑屈にな
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

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「説明(のための)台詞が多い」というのが、邦画の悪い点として挙げられることがよくある。確かに作品によってはそう感じるものもある。
この作品の登場人物も皆かなり饒舌だが、ただし今作ではそれを好意的に受け
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ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

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1950年代アメリカ、実話を基にしているらしい。素行に問題ありの少年トビーの物語、演じるのは若き日のディカプリオ。
彼の母親キャロラインは男を見る目が絶望的になく、トビーの父親である前夫との離婚後はい
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

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「青山君」と「古前君」との関係性とか、翠山先生とか茜さんとか、主人公の家族とか、「そこイジる必要ある?」ってとこも何から何まで改変されてて驚く。非常に驚く。
そして原作で私がいいなと感じた部分(序盤で
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

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吹替版鑑賞。春菜が第一声からまんま春菜で、気になる気が散る。オリジナルはトムホとクリプラの共演らしいし、字幕の方が良かったっぽいな。
お話は「不思議✖️日常」かつ「冒険✖️家族」で、家族とは言っても血
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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

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『初恋の悪魔』も『オリバーな犬、(Gosh‼︎)このヤロウ』も終わってしまったので、仲野太賀を求めてこちらを鑑賞。
他にも菅田将暉、吉沢亮、野村周平、三浦透子、そして栗原類、さらに東京03角田、たんぽ
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

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アニメ新シリーズが始まったということで、すっかり忘れてた実写版を鑑賞。
やっぱり最初に気になってしまうのは、ビジュアル問題だな。実現不可能な巻ちゃんはやむなしとしても、他はもうちょい原作に寄せてほしい
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

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世間知らずのしゃっくりちゃんことアシュレーが、初対面のオジサン達に流されるまま次々に予定変更してっちゃうから、彼女のシーンになるたびにイラモヤが募り、ヤバみ注意報がついに警報へと変わりそうなタイミング>>続きを読む

バニシング(2017年製作の映画)

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生意気なひ弱ルーキーからトラウマを抱えた同情すべき青年、そして自己チューモード全開へと、キャラ変著しいドナルド。
お茶ばっか飲みたがる皆のリーダー、これまた過去に傷を持つ最年長トマス。
主人公はそんな
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TAKAYUKI YAMADA DOCUMENTARY「No Pain, No Gain」(2019年製作の映画)

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2013年9月18日の顔合わせから2019年4月26日今作劇場版の先行上演会まで、5年半にわたって山田孝之に密着取材したドキュメンタリー。赤羽とかカンヌとかがどうしてもチラついちゃうけど、これはちゃん>>続きを読む

星ガ丘ワンダーランド(2015年製作の映画)

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出演者がトップコートだらけ。なにしろFilmarksのキャスト欄8名中、上から5人までがトップコート所属。何某かの仕組みがあるのだろうか、エンタメ業界。
ま、結果的には私の好きな俳優さん率高くなってる
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

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題名だけだと、すごく可愛らしい作品っぽいね。ただ、少なくとも私が「ファンタスティック」という単語から想像するような物語は、微塵も描かれていないけどね。
絵も音も世界観もあまりにも独特かつ毒々しいので、
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

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「殺し屋という職業を追うにあたり大部分に不適切な表現が含まれますが作品のクオリティを保持するためそのまま上映します」本編開始前のこの注釈からもう面白い。真面目にふざけてるこういう作品、好きだわ〜。
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

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長澤まさみ&山田孝之でのリメイク版を先に観てしまってたけど、オリジナルのこちらも鑑賞。主人公の職業が違うのねとか、ヒロインの現状や家族の努力に関してはほぼ同じなのねとか、序盤はどうしても比較しながらに>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

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『WEEKEND BLUES』鑑賞時にこの『運命じゃない人』も観たいとレビューしたものの、実現までに2年半以上経過してしまった。内田けんじが『アフタースクール』の前に脚本・監督を手掛けた作品。
主演は
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グリーンブック(2018年製作の映画)

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「黒ナス」呼ばわりしていた彼らも、けして「非人道的なことをしてやろう、言ってやろう」と意図していたわけではないだろう。それに自身もまた「イタ公」と蔑まれることのあるルーツを持つ人々なら、差別される痛み>>続きを読む

サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

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いかにも何かが起こりそうでいて、なかなか起こらない。でもリモコン事変から話が徐々に動き始めて、田村くんの登場によってそれがいっきに加速する。
そして、何もないように見えていた序盤に、実のところ充分過ぎ
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怪盗グルーのミニオン大脱走(2017年製作の映画)

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再鑑賞。何度観てもミニオンたち可愛い。
怪盗グルーシリーズそしてミニオンズの監督であるピエールコフィンはミニオンズの声もあててるから、Filmarksで彼のページを開くと、真っ黄色。
でも監督、なぜな
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百花(2022年製作の映画)

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同級生の監督デビュー作ときたら観るっきゃないでしょ、と鑑賞。原作・脚本も務めているとのこと。
分かるよ、そういう年齢だよね。先日、幼馴染たちと数年ぶりに会えた時まさに出たもの、親の健康やら介護やら同居
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

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同名小説が原作で、作者は今作の舞台である函館出身の佐藤泰志。彼の作品は他にも『そこのみにて光輝く』『きみの鳥はうたえる』など4作も映画化されている。
と書くといかにも有名かつ人気のある小説家のようだが
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

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12秒間も世界中が停電してたら、各地でもっと大惨事が起きてるはずでは?と、最初こそちょっと冷めた目で見ちゃってたけど、すぐに引き込まれた!
まず私にとってツカミになったのは、本人役のエドシーラン。声だ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

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ファッションやアートの世界では、ある世界観を体現したり、アーティストの感性を刺激するような人をミューズと呼ぶことがある。ただしミューズって女性よね、男性の場合は?何か呼び名ないのかな?
なぜそんな疑問
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ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021年製作の映画)

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多部ちゃん、好きだ〜。声優さんしてるの初めて観た。上手だし可愛いし、やっぱり好き。もっとティナの活躍見たかったなぁ。
他の声優さんはみんな続投なのね。前作でティムを演じてた芳根京子が、今作ではティムの
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

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映画公開時に買ったもののずっと積ん読のままだった原作。ようやく読んだので、こちらも鑑賞しましたが、これは…ミステリーでは、ない、よね。
原作はかなりぶっ飛んだ事件が起こるとはいえ、謎解き部分はちゃんと
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青い春(2001年製作の映画)

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数ヶ月前に観た『犬王』のキャラクター原案が松本大洋で、この作品を観てなかったことを思い出し、ようやく鑑賞。殺し屋ものが2本続いて、他の系統のを見たかったし。
って、これもめっちゃバイオレンスじゃん!む
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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髙石あかりの顔、好きだわ〜。すごく可愛いとか美人とかってより、次はどんな表情を見せてくれるのかと、ずっと期待しっぱなし。萌え萌えキュンキュンもマシンガンをぶっ放せも、どっちもお似合い。家にいる時のチル>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

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ブレットトレイン=弾丸列車。途中駅での停車時間1分という鬼ダイヤです。走行中に〇〇が外れても止まりません。それでも夜通し走り続けなきゃ東京から京都まで辿り着けないの?つまりはこの「日本」は私が住んでる>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

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エミリオエステヴェス。撮影時には50代かな、でももっと若く見えるわ。そして名前かっこよ、エミリオエステヴェス。
そんな彼が主演のみならず製作・監督・脚本も務めた今作はまず、キャラクターの作り方が好き。
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

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ドリームワークス✖️ユニバーサルスタジオの1作目、らしい。
私には弟も妹もいるけど、歳が近いのもあってか、ヤキモチや「パパママを奪わないで!」などの感情を持った記憶はない。ただ、仕事で(前職だけど)数
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初恋(2020年製作の映画)

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アクションものかと思いきや、ほぼバイオレンスでコメディ、かつちょっぴりホラーでした。
コメディ要員筆頭はなんと言ってもベッキーでしょ。「元気の押し売り」(©️有吉)キャラだった頃を含めても、彼女のキャ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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ジャックがアリーの歌声を初めて聴いた『ラヴィアンローズ』、日本語では『バラ色の人生』と訳される。
恋の始まり、相手のことだけを見つめる「向かい合った姿勢」。そこから「横に並んだ姿勢」にシフトして、同じ
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