こなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

こなつ

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窓辺にて(2022年製作の映画)

4.0

今泉力哉監督の完全オリジナル脚本。

主演の稲垣吾郎をイメージして制作されたのではないかと思えるほどのハマり役。
等身大の恋愛模様は期待以上に楽しめた。

フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集
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20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.8

高校生の男女の初恋を描くラブストーリー。

春さんのレビューで知って是非観たいと思っていた作品。

内容は、そんなに複雑でもなく、ありがちな青春物という設定だが、自分の高校時代をちょっと思い出すような
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

4.0

「マンマ・ミーア」のオル・パーカー監督、ハリウッドを代表するアカデミー俳優のジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツが「オーシャンズ11」以来の共演を果たしたロマンスコメディ。

プライベートでも長い
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

4.8

記録用

ずっと昔に観た映画を急に思い出して📎

主人の転勤でヨーロッパに駐在員していた時、知人から借りて鑑賞。
自分がそれまであまり理解していなかったアパルトヘイトについて考えさせられた。

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.0

砥上裕將による小説を「ちはやふる」の小泉徳宏監督で映画化された作品。

作品の中には数々の名言があり、そのひとつひとつの言葉が、自分にとって今まで未知の世界だった水墨画というものの印象を大きく変えた気
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.8

久保田直監督、青木研次脚本。
ふたりの1作目の作品「家路」は鑑賞していないのだが、久保田直監督のNHKのドキュメンタリー作品は観たことがある。

世界の8人のドキュメンタリストにも選出されたドキュメン
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

4.0

世界的なベストセラーとなったジェイン・ハーバーによる同名小説の映画化。
ロバート・コノリー監督、エリック・バナ主演のクライムサスペンス映画。

メルボルン出身のエリック・バナが12年ぶりに故郷オースト
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愛する人に伝える言葉(2021年製作の映画)

4.0

フランスを代表する名女優カトリーヌ・ドヌーヴとこの作品でセザール賞最優秀男優賞を受賞した演技派ブノワ・マジメルの共演。

監督は「太陽のめざめ」(2015)で、ドヌーヴとマジメルを起用し、カンヌ国際映
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花様年華(2000年製作の映画)

4.0

アジア映画の巨匠ウォン・カーウァイ監督によるフランス・香港合作のロマンス映画。

この作品で、主役のトニー・レオンがカンヌ国際映画祭の男優賞を獲得。数々の映画賞を受賞している。

舞台は、1960年代
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

2003年公開、台湾・フランス合作の青春映画。

台湾の人気俳優、グイ・ルンメイとチェン・ボーリンのデビュー作で、イー・ツーイェン監督自らスカウトして主役に起用し、一躍脚光を浴びた話題作。この映画がき
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.6

ウォン・カーウァイ監督の香港映画が、4kレストラ版で期限限定の上映を開始して以来、私の中での「香港映画」マイブームが始まってしまい、止まらない。

ウォン・カーウァイ監督を知ったのは、「恋する惑星」だ
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

2013年ハリウッドで最も稼いだ40歳以上の女優に選ばれたキャメロン・ディアス。

彼女の演じるラブコメのヒロインは、いつもキュートで温かく、逞しい。歳を重ねてもあんなに魅力的でいられるなんて、なんて
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.6

SNSの「旦那デスノート」、日頃、面と向かって旦那に言えない不満を投稿することによって、解消している妻。そんなデスノートの自分の投稿を夫に知られてしまった夫婦のテンヤワンヤを描いたブラックコメディです>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

4.0

東野圭吾の小説はは読み易い。殆どというほど読んでいるが、全てのあらすじが頭に入っているかというと、作品名を見ただけでは自分の中でかなり混乱している部分がある。

魅力的な登場人物や共感するテーマが多く
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恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

美しい映像表現、独特な世界観、心奪われるストーリーで、今では日本でも多くのファンを魅了している「ウォン・カーウァイ」監督の名前を日本で一躍有名にした作品。4Kレストア版で蘇り、期間限定上映で再鑑賞。>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

4.0

ウォン・カーウァイ監督の香港映画が、4Kレストラ版になって期限限定で上映されています。

あれもこれも観たいものばかりなのに、毎日全部が上映されているわけでなく、時間もまちまちなので、なかなかチャンス
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

4.0

原作は、ベストセラー作家池井戸潤による経済小説。

5年前にWOWOWでテレビ放映されていたらしいが知らなかった。

池井戸潤の小説は、元銀行マンの経験から銀行や中小企業の話がリアルに描かれているが、
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.8

フランスで初めてレストランを作った男性の話です。

ミニシアターでのランキングが良く、食いしん坊の私は美味しそうなフレンチが色々出てくるかしらという期待もあって鑑賞。

18世紀、フランス革命直前の話
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.8

「ジュラシックワールド」シリーズ第6作品目。完結編。

第1作品目は1993年、スピルバーグ監督による話題作だった。アニマトロニクスやCGによるその頃の最先端技術を屈して描かれ、映画技術に革命を起こし
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

4.0

この映画を観るまでは、前向性健忘という記憶障害のことはあまり知らなかった。

記憶障害、記憶喪失というのは、事故などで脳に損傷を受け、それまでの記憶がなくなってしまう状態だけを意味すると思っていた。
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あなたがここにいてほしい(2021年製作の映画)

4.0

昨年、中国でバレンタインデーに公開され、瞬く間に大ヒットした作品。SNSに投稿された実話を基に作られている。バリバリの純愛物語。

高校時代にリュー・チンヤンが校内放送でリン・イーヤオに好きだと告白し
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

是枝監督の話題の作品。6月24日に公開されてからずっとマークしていたが、やっと鑑賞できた。

「赤ちゃんポスト」に置き去りにされた赤ちゃんを盗んで里親に売ってしまうという商売をしている二人。

本当だ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

アカデミー賞にノミネートされた作品ということで注目していた。

1970年代のロサンゼルス、ハリウッド近郊、ファッション、ヘヤースタイル、街のセット、車にいたるまで、つい数年前に撮影されたものですよね
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

一躍輝かしいスターに上り詰めたエルヴィス・プレスリー、彼の生い立ちや生き様、栄光の裏側を今回映画で深く知ることが出来て感動した。

彼の早すぎる謎の死は、当時、薬とか不摂生だったとかの憶測が飛び交い、
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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

秋★技のラブコメマンガ「恋は光」が原作。

漫画は読んでいないが、映画を観てもその人気のほどが伺える。恋というものを真正面から考える今どきの若者達の姿。誰かを好きになるということは、間違いなく理屈では
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20歳のソウル(2022年製作の映画)

4.0

2017年1月、20歳の若さで逝去した浅野大義さんの実話を題材にした作品。

船橋市立船橋高校の吹奏楽部でトロンボーンを担当していた浅野大義。高校生の時に彼が作曲した「市船Soul」は、野球の強豪校で
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

前作を観てからの方が楽しめると聞いて、まず動画サービスで、36年前の「トップガン」を観てからの鑑賞。

36年前の若きトム・クルーズに魅せられたまま、本作を観に行った。

「トップガン観た?」「トップ
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

1894年、フランスで起きた「ドレフュス事件」を題材にした実話。

100年以上も前の話ではあるが、今の時代でも、どこかの国でこんな事が起きているのかもしれないと思わせるほど、違和感がなかった。

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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.0

観たいけれど時間が合わなくて迷っていたら、今週で公開終了と知って慌てて映画館に飛び込んだ。

Filmarksの口コミでは、期待していなかったけれど感動したというものが多く、実話が好きな私としては見逃
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

特撮は苦手な方だけど、期待以上に面白かった。

謎の巨大生物を次々にやっつけるシーンより、メフィラス星人との戦いは、悪者をただ退治するというだけのウルトラマンのイメージとは異なっていて、庵野秀明の世界
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

4.0

ナチスの最重要戦犯アドルフ・アイヒマンは、1960年に潜伏先のアルゼンチンでイスラエルの諜報機関モサドに拘束され、翌61年にエルサレムで歴史的裁判にかけられた。このアイヒマン追跡に大きな役割を果たした>>続きを読む

運命は踊る(2017年製作の映画)

3.8

レバノン」のサミュエル・マオズ監督が、息子の戦死という誤報に翻弄されたある家族がたどる不条理な運命を描き、ヴェネチア国際映画祭で審査員グランプリに輝いたミステリー・ドラマ。主演はリオル・アシュケナージ>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

4.0

直木賞作家の葉室麟の時代小説の映画化。

切なくも心揺さぶられる人間ドラマだった。岡田准一の凛とした佇まい、殺陣の見事さが素晴らしい。美しい散り椿の映像が心に深く沁みる。

享保15年、かつて故郷で藩
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妻の愛、娘の時(2017年製作の映画)

4.0

中国圏を代表する台湾出身の女優・シルヴィア・チャンが監督・脚本・主演を務めたヒューマンドラマ。

母の死をきっかけに浮かび上がる3世代の女性達のそれぞれの愛と葛藤が美しく綴られた物語。

母を看取った
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