こどもさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.4

スタジオライカ…
ストップモーションとかいう血便が逆流してきそうな苦行をもっておバカドタバタコメディを描こうとする人間の性って一体なんなんだ…(哲学)という気持ちになる
ストップモーションの落っこちる
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呪詛(2022年製作の映画)

3.3

今回、若干のネタバレ注意
※未鑑賞で読んでも多分意味不明なのでネタバレ隠し使用せず

本作で邪神として崇められている大黒母仏の出典は恐らく「チャムンダー」と呼ばれるカーリー像だ。手にはトカゲの様な生
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日本沈没2020 劇場編集版 シズマヌキボウ(2020年製作の映画)

4.0

日本の誇るポストアポカリプス的冒険活劇
これは珍作でもあり怪作でもあり、奇跡の傑作であるともいえる、即ち問題作だ。
生とはシュールであり、死もまたシュール。
メインキャラクター達が、まるでペヤングの湯
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ドアロック(2018年製作の映画)

4.2

ストーカー達がしのぎを削るスーパーストーカー大戦のさなか、主人公のスニーク能力もまた少しづつ開花しつつある描写にくすりとさせられる。
登場人物全てがストーカーに見えてきて恐ろしい。しかし本作のテーマに
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キングコング(1976年製作の映画)

3.5

キングコングがおっぱいみたさにブラジャー破壊するところで笑った
なんか悪いおじさんが「あの猿は君をレイプしようとしてた!」って言ってて、女の人は「キングコングは私を守ってくれたの〜」って反論してたけど
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ライトハウス(2019年製作の映画)

5.0

A24、、、

手首の角度まで計算された体躯が美しい、ウェイクが目から光線を発するショット。著名な現代アーティストDan Hillierの作品『ground』と似ていると見た瞬間に思った。跪いたキリス
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

-

怒りでなく言葉を伝えて
花は雷でなく雨で育つ
女性に髪を切らせるような世界は、やっぱりダメだと思う。
どんな世界線でもそこには温もりをもった人々が確かにいる。そのことがまた悲しい。
地獄にはクズばかり
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.0

有能すぎるアメリカ版眉太井上咲楽に対して
アフロこどもが『ブラザーベア』の最強クソダメ主人公キナイ並の無能さ。
このレベルの無能が出てくる映画は苦手。
パチモンのデモゴルゴンのような敵は、そんなに強く
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.3

人を殺すか心を殺すか。
人をボコボコに殴る三上の方がずっと魅力的に映ってしまうのが、悲しい。それは「心を殺す」という選択肢があまりに酷だから、相対的に人を殴るという行為の方がマシだと思えるからというの
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

俺の陰部は2センチメートルしかないのであの珍棒破壊拷問は効かない。つまり俺は007越え。
クレイグボンド最初の映画であり、正確にいうと閉幕5秒前のラストカットから彼の007としての物語は始まっていく。
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

5.0

はい。2022ベスト映画決定。
配信でいいかな〜とか思ってる愚か者共、今すぐ映画館に行け。映画館で見た方がいい作品ランキングで『ボヘミアン・ラプソディ』と双璧を成すぞこれは。
本田望結の公式LINEが
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映画 としまえん(2019年製作の映画)

3.5

おかあさんが「ゆかちゃん強いのねぇ。なんで生きてる時に別の方向にそれ出せなかったかなぁ」って言ってて妙に納得してしまった。強くて弱いのが人間だ。
北原里英が「ありがと〜♡」って言うとどうしてもアイドル
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健太郎さん(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

健太郎さん役、伊藤健太郎がやるべき。
健太郎さんの娘の年齢がニュース番組内で訂正される。5歳ではなく、8歳。
そういえば、妹ももうすぐ8歳くらいになるかもね。

健太郎さんはスパゲティモンスター教の教
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

アナ・デ・アルマスがほぼ裸なのと、俺の永遠のミューズ『ブルーは熱い色』のブルー部分ことレア・セドゥが、あの頃のイケメン時代をおくびにも出さぬ、所謂めちゃくちゃ「いい女」になってしまったことに脳みそが混>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

3.0

BGMのセンスが最初から最後までおかしい。
柄本明のダッシュに追いつけない警官、小1の50m走並でめちゃくちゃ笑っちゃった。

内容だけど、正直イマイチ。
全体を通して、観客に安楽死賛成と言わせぬ雰囲
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

-

虚構と現実の板挟みになって生きる私たちの願い、「虚構と現実がごちゃ混ぜになればいいのに」

自分に一目惚れするかわいい女の子、彼女のエプロン姿、料理を作るために括ったポニーテール。どれもフィクションと
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

4.0

バーニラ🎵バニラ🎵高収入~✊🥳💖カーが唯一役に立つ世界線がここ。
なんか驚くほど誰にも感情移入できなかったが、決してつまらなくはなかった。
ほんと、書くことがなくて困る。
次作で舞台が電車に戻ったら、
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.5

なんとしてでもォォォォォ!!!
客をォォォォォォ!!!
泣ぁぁぁかぁぁぁぁすぅぅゥぞォォォ!!!!!!!!
って映画はコーヒーが冷めるより先に醒める
それじゃ俺のコーヒーはTHERMOSに淹れてくれ

エンツォ レーサーになりたかった犬とある家族の物語(2019年製作の映画)

4.0

The Art of Racing in the Rain

雨の日には雨の日のドライビングテクニックがある
勇気を持ってハンドルを握ってしまえば、雨など恐るに足らぬことを思い出せる
必要なのは、正し
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

幾度となく見て、聴いたパレード。否応なく鳥肌が立ってしまう。
俺がブログを読んで涙が止まらなくなってしまったのなんてたった一度、今敏の最期の投稿だけだ。この人は表現者としての次元が違うと思った。病床に
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.5

これはなんというか、始まりの物語であり番外編、シリーズのエクストラコンテンツのような立ち位置かなと。
しかし佐藤健を含め制作陣はこの追憶編こそを創りたいと思っていたようである。十分とは言えないが、顛末
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.3

邦画屈指のアクションシーンに隠れてしまいがちになるが、「るろ剣」がシリーズを通して描くのは「過去の呪縛」である。
どんなに変わろうと決心しても、過去の自分を周りの人間が忘れることは決してない。それでも
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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

2.8

テンポが悪くて面白くない

笑っちゃいけないところで観客を笑わせちゃう映画はダメ
主演の高橋さんが「泣き笑い」しなきゃいけないシーンがあるのだが、子役が頑張って泣こうとしてる顔になっちゃってるだけで1
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ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス(2019年製作の映画)

3.5

メタルビルドカッコよすぎて、キャタピラ状のエネルギーで轢き潰す攻撃のところでおしっこ漏らした

ブックセラーズ(2019年製作の映画)

3.3

ブックハントとは、文字通り、近代における正真正銘の「宝探し」なのである。
世界各地に散らばった希少本(稀覯本)を探し求めるハンター達。そこには地道で、汗臭く、愚直な人々、胡散臭いとすら言えてしまう営み
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.8

揺れる薄い純白のフリルに透ける妖しげなネオン光。
一果という存在は、汚物に塗れた都会に揺蕩う穢れなき光、敢えていうならばネオン光と対を成す光だ。最低な生活を送る人々が夢を見た白鳥。
スノビズム、ホワイ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

スマートカーに乗って高速移動するおもしろアダム・ドライバーを見る映画

スマートカーを除いて特に爆笑できるシーンは無いが、なんか常に鼻から緩く息が漏れる。クライマックスで突然風刺的なメッセージを宣って
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.8

表現者にとって「こんなに頑張ったんだから」は禁句だ。フェアに作品を評価しようとする時「こんなに頑張ったんだし」は思っちゃいけない。
ただ、今回は例外。
堀監督がこの作品に注ぎ込んだ熱量「そのもの」を誇
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.3

「あなたの人生を変えるかもしれない、特別な作品」とある。
鑑賞後、ノマドの生き方にこんなにも惹かれ「ない」のはどうしてだろうか。
世俗から遠く離れ、自然と戯れ、自由気ままにのんびり生きるノマドの姿__
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ラブ&モンスターズ(2020年製作の映画)

5.0

筆舌に尽くし難いほど好きな映画が登場してしまった。要素がこれでもかというほど詰まっているので、より細分化されたジャンルにおいてはどこに突っ込んでいいのか分からないが、広く「冒険映画」と括れば、自分の冒>>続きを読む

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.3

見里朝希という人間、どんだけ天才なんだ?
天才だってのは誰も異論ないと思うけど、自分的に彼は超好きな部類の天才だ。
よくよく考えればフェルト、ただのモコモコとした生地なのだ。どうすればあんなに、ヌメリ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.8

大傑作

どういうわけか、昔からヤクザに怖いイメージを持っていなかった。
毎日のように拳銃でドンパチ殺り合うヤクザなんて完全にフィクションの存在で、もはや彼らを「ヤクザ」というファンタジー世界の中のキ
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巨神兵東京に現わる(2012年製作の映画)

4.0

誰かの日記を読んでいるような、世界の終わり方を聴く。

初めて観たのは学生の時だった。将来の事とか、今思えばなんでそんなに無頓着で居られたんだろうと思うくらいには、全然考えてなかった。ただ凄く嫌なこと
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.6

「ゴッホ」という存在を後世に遺すためには、「ゴッホ」という人間がこの世に生まれてこなければならない。そんな当たり前が、この男にとってどんなに酷だったか。
神様から人類へ送られたギフトには、自我があった
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(2001年製作の映画)

4.3

サムネイルの地雷感が凄いがめちゃおもろいし良く出来てるのでオススメ

幼少の頃、某有名占い師に将来を占ってもらったことがある
「金遣いと女に気をつけろ」と言われた
小さかったのでその時はよく分からなか
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半分の月がのぼる空(2009年製作の映画)

4.3

病院での恋愛は何故こうも美しいのか。
公共施設は様々あるが、病院ほど社会主義的性質を色濃く顕す施設はないだろう。
「直接生命に関わる」という最大の特徴故に、合理性の追求、厳格なルール等、そこにはシビア
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