chunkymonkeyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

4.5

ひょっこり脱獄しちゃったおとぼけ3人組の冒険物語、なんともゆる~くかわいらしいオフビート感がたまらない!テーマもずばり「人間の気質と人生」と普遍的で身近。難解とされるコーエン兄弟作品の中で抜群にわかり>>続きを読む

カム・フロム・アウェイ(2017年製作の映画)

3.5

9.11を題材にしたミュージカルの舞台映像作品 by AppleTV+。といっても世界貿易センタービルが舞台ではなく、テロの影響で空港が閉鎖され目的地に着陸できなくなった大西洋上の飛行機が大量に緊急着>>続きを読む

レイモンド&レイ(2022年製作の映画)

3.5

イーサン・ホーク&ユアン・マクレガーのダブル主演で送られるのは、父親の呪縛を解いていく兄弟の「心の旅」。テーマや設定が同じ年に公開された「モンタナ・ストーリー」と思いっきり被っているために、比較すると>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

5.0

非の打ちどころがないコメディドラマ作品。「またその題材か」と思いがちな暴走するAIロボットを、子供の傷ついた心、成功への欲望、スマホ・IoTになぞらえることで骨太な内容にしながら、短めの尺で全く隙も無>>続きを読む

すべてをあなたに(1996年製作の映画)

3.5

架空の駆け出しバンドの栄枯盛衰を描いたトム・ハンクス監督・脚本作品。よくあるバンドのスキャンダルあれこれみたいなドロドロしたところは一切なしで、いわゆる音楽伝記モノとは違い大きなドラマはないけど終始軽>>続きを読む

グリース(1978年製作の映画)

3.5

今年のスーパーボウル版携帯電話会社のCMでジョン・トラヴォルタが再びグリースに帰ってきた!(*1)マジで全く面影ねぇな🤣っと先週思ったのをきっかけに、再鑑賞。これぞ1970年代の高校生モノ映画という感>>続きを読む

Of An Age(原題)(2022年製作の映画)

4.0

オーストラリア発!ずばりアンドリュー・ヘイ監督「WEEKEND (2011)」とリチャード・リンクレイター監督「ビフォア・サンライズ (1995)」とルチオ・カストロ監督「世紀の終わり (2019)」>>続きを読む

ユアプレイス、マイプレイス(2023年製作の映画)

2.5

これは素直につまらなかった(笑)。ラブコメに先が読めるとかリアリティがないとか批判するのは野暮。それでもこの分野が決して廃れることがないのは、主人公に自分を重ねて夢をみて、時に笑ったり、切なくなったり>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

5.0

大人になった今だからこそ、子供の頃に自分が置かれていた状況を理解しあの頃の自分の気持ちに寄り添える。と同時にふと気づくのは、当時は見えていなかった自分の周りにいた人々の姿。ごく普通の男の子の少年時代を>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.0

今年のオスカー国際長編映画賞ノミネート作。予告編自体は映画館で夏頃から流れてたような気がするけど、ノミネート確実と踏んで公開を引き延ばした感じかな😒... とにもかくにも主人公のレオを演じた男の子の繊>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.5

でっかく... じゃなくちっちゃくなっちゃったぁな世界でのアレクサンダー・ペインらしい等身大の男性の悲哀と再生が描かれる本作。設定、ストーリー、メッセージ性、ユーモアのセンス、映像に音楽と、どの要素を>>続きを読む

ハミルトン(2020年製作の映画)

4.0

2015年の初演以来、間違いなくブロードウェイで最も人気があるミュージカルであり続けている作品 byリン=マニュエル・ミランダ(瞬間最大風速的には終演間近や有名人の期間限定出演などで他作が圧倒すること>>続きを読む

だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

4.0

今年3月にアメリカでハリウッド・リメイク*が、8月にスペインで続編の公開が控えている大人気のパラスポーツ映画です。序盤次々とかまされる障害者ボケネタに笑っていいのか困ってしまうのは最初の10秒だけ。だ>>続きを読む

ゲス・フー/招かれざる恋人(2005年製作の映画)

3.0

アシュトン・カッチャーが若い!映画というよりはTVでシットコムを観ているような軽~いコメディ作品。NETFLIXの新作「ユー・ピープル」をレビューしたときに、本作の焼き直しだと書いたものの、観たの大分>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

ただ映画でしか味わえない究極のドキドキを楽しめればそれでよい。良くも悪くもシャマラン監督の潔い映画観が感じられる作品でした。骨太でメッセージ性の強い原作小説から打って変わって中身空っぽのB級スリラーに>>続きを読む

ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~(2023年製作の映画)

2.0

まんまアシュトン・カッチャー主演の「ゲス・フー/招かれざる恋人」をNETFLIXが焼き直してみました。うーん、まぁどっちもどっちって感じですが、本作の"残念に老けて劣化したジョナ・ヒル"よりは"シット>>続きを読む

アダプテーション(2002年製作の映画)

4.0

グチャグチャなのに何となくちゃんとまとまってるこの感じ割と好き😊珍しい蘭の花とそれを不法採取する男性を取材した「The Orchid Thief」という本を映画化するための脚本を書こうとして苦戦する脚>>続きを読む

80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

4.0

往年の大女優たちが贈るニューイングランド・ペイトリオッツとトム・ブレイディのファンにとって夢のような映画!NFLの名選手をはじめ超豪華な怒涛のカメオ出演も見逃せません。本日のプレビュー上映、スタジアム>>続きを読む

レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.5

数あるディズニーおよびピクサー映画の中でも特に好きな作品の一つです。ピクサーらしい躍動感あふれる映像を存分に味わえると同時に、後述するようディズニーアニメ最盛期の伝統をきっちり継承したバランスのよい映>>続きを読む

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.5

要は「音楽の持つ力の素晴らしさ」ってことなんですが、そんなありきたりな主題を思いっきり斜め上から攻めた本作、まさかの実話というからもうわけわからん(笑)。

音楽をこよなく愛する金持ちのおばあちゃんマ
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リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

4.5

ディズニー黄金期の原点ここにあり!ミュージカル史上最も過小評価されていると言われるこのミュージカルを、その所以を探るべく舞台版・劇場版・ディレクターズカット版を徹底考察しながらひも解いてみよう😊

1
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

俳優ジェシー・アイゼンバーグの監督デビューであるこの映画は、個人間あるいは一個人の中に存在する多様な価値観や立場の共存という社会的テーマを、母息子の何気ない日常を切り取りながら描く意欲作です。独特のシ>>続きを読む

セイ・エニシング(1989年製作の映画)

4.0

これぞホントの純愛映画?80年代を代表するこちらの青春恋愛映画、タイトルでピンと来ない方も女の子の家の前でラジカセ掲げて聴かせるやつと言われれば「あれかぁ!」となるのではないでしょうか?

ただただ相
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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦(2022年製作の映画)

4.0

タイトルそのままのドキュメンタリー映画 by ナショナルジオグラフィック&ディズニー+。
見たことのない想像を絶するスケールの火山映像が次々出てきて圧倒される!とにかくなにもかもが規格外の壮大さなので
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.5

中高年の皆さんのための「シンデレラ」。幸せな夢を見させてくれる映画っていいなと素直に思える作品でした。ディオールのオートクチュール・ドレスに憧れる家政婦のおばさんが、コツコツお金を貯めてパリでディオー>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

地味だけど余計な脚色がなく実直だからこそリアルに響く社会派映画。MeTooムーブメントのきっかけとなったNYタイムズの記事に関する担当記者の手記を映画化した作品。先日レビューしたMeToo映画の「ウー>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.0

スウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のハリウッド・リメイク、またの名を"不機嫌なフォレスト・ガンプ"。主演はトム・ハンクスで、主人公の若年時はハンクス息子が演じ、プロデューサーはハンクス妻と、トムに>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

オーヴェという名の男、得意技は北欧名物(?)"自殺芸"。
妻に先立たれた偏屈なおやじが人との交流で生きる希望を取り戻す的な、ありがちといえばそれまでなのですが、比較的淡々とした調子ながら主人公の背景が
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

シンプルながら力強い傑作映画。とある農村で男性に絶対服従を強いられ虐待される女性たちと一人の協力者の青年が小屋に集まり、この監獄と化したコミュニティに留まり男たちと戦い自由を獲得するのか、それともこの>>続きを読む

リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

4.0

これぞまさに愛すべきB級映画😊ゆる~く楽しく笑えるホラー?ミステリー?作品です。後にハワード・アッシュマン&アラン・メンケンの名コンビによって舞台ミュージカル化(1982)、そしてミュージカル映画化(>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

皆様のレビューを読んで絶対好きなヤツだと思っていた本作、ようやく劇場で観られました😊
赤ちゃんの人身売買というシビアで現実的な話題を扱いながらも、どこか夢を見ているような美しいほっこりロード・ムービー
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ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.5

年末にレビューしたパロディ/ギャグ映画「ウォーク・ハード」の元ネタがこちら。カントリー歌手ジョニー・キャッシュの音楽伝記映画です。子供時代のトラウマ、父との確執、売れない日々からの運命の一曲に一気に駆>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

5.0

2023年は古い映画も積極的に観るのを目標に!そこで、まずは全映画の中で私が最も繰り返し観ているだろう本作から😊毎年のように名作ミュージカル映画が生まれるこの世界においても、やはり本作を超えるミュージ>>続きを読む

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.5

本年最後のレビュー。年末年始で久々にご家族そろって過ごされている方も多いのでは?そして、本作のように修羅場の連続を楽しまれて... おらず穏やかに皆様過ごされることをお祈りしてこちらの作品としました。>>続きを読む

マーダーヴィル サンタを殺したのは誰だ?(2022年製作の映画)

2.5

サンタ殺人事件... 犯人捜しに挑むのは、台本を渡されず撮影セットに放り込まれたゲスト俳優3名!
といっても、犯人を突き止めるミステリーに主眼があるのではなく、わけもわからず演技をさせられるゲストと共
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EO イーオー(2022年製作の映画)

4.0

今年の新作見納めは動物愛護をテーマにしたこちらのロバ映画で。ほっこり可愛いロバさんのロード・ムービーというテイストではないのでお気をつけ遊ばせ。様々な人間の事情に翻弄され彷徨うEOという名のロバが、彼>>続きを読む