ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

リング2(1999年製作の映画)

4.0

《原作『リング』色々ネタバレ含みます》
エイリアン、ターミネーターその他諸々「『1』『2』以降はダメダメ」なのは『リング』も然り。
同時上映の『らせん』のダメダメさを補って余りある現在のところ唯一無二
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貞子3D(2012年製作の映画)

-

キャストだけが無駄に豪華。
この役者さん達を集めてコレですか(笑)と乾いた笑いしか起きない。
一応、鈴木光司『エス』が原作。
本当に一応。
『リング』で死んだ高山竜司は永遠に転生を繰り返し貞子と戦い続
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

2.5

公開時余りの酷評の嵐でターミネーターではシリーズ初めて劇場に見に行かなかった。
それくらい『3』『4』にダメージを受けてたので。
そしてDVDでも見る気になれず漸く配信で来たので見ました、
見た感想と
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

4.5

恐怖と笑いは紙一重だと言う事を最も上手く・面白く作品にしてるのは天才・楳図かずお先生及びその数ある作品だと思うんですですけど「恐怖」と「笑い」の境界線とは何処なのか?
そしてソレは何なのか?

レンタ
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眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)

3.0

今思うと信じ難い事に昔は日曜の夕方とかに平気で放送してた。
そしてコレを見た子供達にトラウマを撒き散らしたと思う。
市川雷蔵の『眠狂四郎』末期の作品。
領民を苦しめる地方の領主である徳川家斉の傍腹の子
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.2


兎に角楽しみだった一作。
当初はクローバーフィールド・シリーズの一作との事でしたが関係ないって事になったみたいで。
『found,』を見た時にも感じた80年代のホラー・スプラッター全盛時代のB級C級
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許されざる者(2013年製作の映画)

2.5

『るろうに剣心』実写版(1と2)はよく出来てたんだなと改めて思う。
そもそも西部劇って本来荒唐無稽な、ヒーローがやって来て悪漢を倒す、日本で言えば仮面ライダーとかアメリカならアメコミとかに通じる飽くま
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

4.5

㊗️リブート正式決定㊗️
『ヘルレイザー』がそれ迄のホラー映画と一線を画したのはやっぱりピンヘッドのキャラクター、そして魔導士(セノバイド)の設定ですね。
只ひたすら殺す為に襲い掛かって来る殺人鬼や怪
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イメージの本(2018年製作の映画)

5.0

ピカチュウの次にゴダールを見る。
ポケモンとパルプ小説のリミックスが『名探偵ピカチュウ』ならあらゆる映画のリミックスが『イメージの本』だった。
でも見て分かったのは『アンダルシアの犬』『ジョーズ』『ソ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

自分は正直それほどMCU自体に思い入れはなくて見た作品も飛び飛びです。
『シビル・ウォー』◎
『ウィンターソルジャー』〇
『ソーラグナロク』〇
『Dr.ストレンジ』✖
『ブラックパンサー』△
と言った
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.5

ゴジラと並びハリウッドが本気でポケモンを撮ったらこうなると言う結果を見せて貰いました。
勿論予算もそうですけどSF・アニメ・ゲームと言ったジャンルに対する姿勢や基本フォーマットそのものが違う。
ポケモ
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キングダム(2019年製作の映画)

4.5

あの大傑作『アイ・アム・ア・ヒーロー』を撮った佐藤信介監督ですが、アイアムア~は製作過程が少し違ってて様々な制約(スポンサー、広告代理店等々)を受けにくい状況で自由に出来たからこそあの様な大傑作になっ>>続きを読む

花筐/HANAGATAMI(2017年製作の映画)

5.0

大林宣彦版『文豪ストレイドッグス』か?
俊彦=檀一雄(本作の作者で狂言回し)
鵜飼=三島由紀夫
吉良=太宰治
をそれぞれイメージしていて、
喘息で徴兵を逃れ道化者を演じる阿蘇は同じ様に徴兵を逃れた三島
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ダンボ(1941年製作の映画)

2.5

昔確か日曜日の昼間にTBSで放送した。
ダンボの声の吹き替えは「大場久美子」で映画が始まる迄30分位(体感時間)大場久美子が出て来てダンボとは殆ど関係ないどうでもいい事を放送しててイライラした記憶があ
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

驚異の3段逆スライド方式ホラー(?)
前半は何か不気味な物の存在を仄めかしつつ、祖母が死んで(その他色々含め)精神を病んだ母親のヒステリー症状や幻覚や妄想ともとれる世界。
しかし途中から屋根裏の腐乱死
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作家、本当のJ.T.リロイ(2016年製作の映画)

3.4

金髪サングラスの美少年と傍らに立つ女性のビジュアルは完全に『響』の響と花井さん(笑)
フォロー先様レビューでU-NEXTで見られる事を知り見たかったけど見逃した本作をやっと鑑賞。
本当にこういう人は定
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.0

劇中登場する2枚の絵画何れもブリューゲルで『雪中の狩人』と『死の勝利』
前者は今世界に広がるヘイト、排他主義、移民や異教徒に対する差別や、人種が違うと言う事だけでテロリストと決め付け無抵抗の相手を暴力
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ザ・サイレンス 闇のハンター(2019年製作の映画)

1.0

もうゾンビに並ぶ?ホラー映画の一大ジャンルになりつつある「○○してはいけないシリーズ」
正直コレはハズレだった。
怪物は音に反応するミュータント蝙蝠ってかなりショボイ。
途中に粉砕機を使って、轟音で引
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フレイルティー/妄執(2001年製作の映画)

4.0

連続殺人鬼「神の手」を追うFBI捜査官の元にフェントンという男(マシュー・マコノヒー)が現れ、「神の手」の正体は昨日自殺した自分の弟だと言う.....彼の口から恐るべき真相が語られる。
本作を急に思い
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インターミッション(2013年製作の映画)

3.5

今からほぼ六年前の2013年3月31日に閉館した映画館「銀座シネパトス」
そこを舞台に閉館真近の銀座シネパトスに集う人々の、映画が上演される幕間(インターミッション)の時間を映す群像劇であり消えゆく映
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リプリー(1999年製作の映画)

2.0

『太陽がいっぱい』ではトム・リプリーが絶世の美青年(アラン・ドロン)であり『リプリー』ではディッキーが絶世の美青年(ジュード・ロウ)である。
キャラクターの配置が逆になっている。
原題はパトリシア・ハ
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

まず最初に『太陽がいっぱい』の映画を多分テレビで見て、ずっと後にパトリシア・ハイスミスの原作を読んだ。
話しは同じなのに主人公のキャラクターから作品の根幹みたいな物がまるで違うのはPKディック『アンド
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

4.5

『太陽がいっぱい』はやはりアラン・ドロンありきの映画でパトリシア・ハイスミスの小説『リプリー・シリーズ』のトム・リプリーは本作のデニス・ホッパーや『リプリー』のマット・デイモンの方がトム・リプリーのイ>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章 新星篇<最終章>(2019年製作の映画)

1.0

テレビ放送版を鑑賞。
良い点。
アンドロメダ軍団。
兎に角アンドロメダ。
アンドロメダ級戦艦(正確には武装艦でしたっけ)が5個も出てきた時点でお腹いっぱいなのに出るわ出るわ。
無人のアンドロメダブラッ
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打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

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いつも半裸のエロ中学生ナズナがあの手この手で、シャフト(と言うより『物語シリーズ(一切未見)』か)演出、狂言家出、松田聖子の(ヘタな)歌、ループ世界、CG不思議世界、等を総動員して男子中学生ノリミチを>>続きを読む

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2018年製作の映画)

4.8

「宮崎駿の後継者はもしかして京田監督?!」なんて事を思ってしまう位にガリバーの大群が世界を食っちゃうカタストロフと、そこからの二人の少女が手を取り合っての脱出行は完全にジブリアニメだった。
と同時に飛
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メッセージ(2016年製作の映画)

2.0

大佐(フォレスト・ウティカー)の「何処から来たのか目的は何なのか何も解らない。それを君らが調べてくれ」
の後のファーストコンタクト。
帰ってきたイアン(ホークアイ)が「タコ星人が居た!アレ火星人だよ火
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快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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録画したので鑑賞。
今も昔も小泉今日子に全く興味がなく、その価値がわからない。
未だもって世間がこれ程持ち上げる理由もわからない。
たいして可愛くもない女(失礼)が偉そうに指図するのが腹立つ。
早巻き
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キャリー(2013年製作の映画)

2.5

『キャリー』のリメイクと言うより、面白さもスケールも大幅に縮小した『クロニクル』『X-Men』としか...
スティーブン・キングの原作でなく映画『キャリー』をそのまんまコピーした様な。
オリジナルには
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レディ・バード(2017年製作の映画)

1.0

自分を「レディバード」と呼ぶ厨二病(でもない)の17歳少女の自分探しと母親との関係の話し。
何か評判だしレディバードの赤い髪からコレは新世紀の赤毛のアンなのか?とも思ったのですがでもなかった。
レディ
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コマンドー(1985年製作の映画)

5.0

「見てこいカルロ」=カルロ死亡。
ネ申映画。
映画史上、いや人類史最高の映画。
『2001年宇宙の旅』『市民ケーン』『アラビアのロレンス』に比類しうる傑作。
アーノルド・シュワルっ..........
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処刑教室(1982年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「♪take a looking my fase! I am a future~🎶教師はもう我慢しない、処けーい教ー室」と言うアリス・クーパーの主題歌『I am a future』に被るナレーションの>>続きを読む

第三世代(1979年製作の映画)

4.5

1970年代末期の伯林。企業家ルーツは捜査用コンピューターを売る為にテロ事件を起こそうとする。
ルーツの秘書ズザンネは地下組織「第三世代」のメンバーで夫のエドガーもそのメンバー。リーダーのアウグストは
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トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

2.0

特殊スキルを持つチームによる麻薬カルテル襲撃作戦。
何か目的が話しの進行と共にブレていくと言うか、最初は金→ベン・アフレック→最後は「気持ち」みたいな。
計画通り上手くいかず現実もこんな物なのかも知れ
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ICHI(2008年製作の映画)

3.0

「女座頭市」をやろうとしたその気概や実験的精神は評価すべき。
『座頭市theLAST(失笑)』と比べたら綾瀬はるかの殺陣も天地の差がある。
非常に色んな要素、今の日本映画にはない物、フリークスや被差別
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.5

『遊星からの物体X』meets『ウルトラセブン』
セブンの「狙われた街」を黒沢清監督がウルトラマン無しで撮ったみたいな。
人間から概念を奪う宇宙人は『CURE』の伝道師・間宮みたい。
ただ概念を奪われ
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