ブタブタさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

ウォーカー(1987年製作の映画)

4.0

実在したアメリカの探検家、革命家、政治家、傭兵でありニカラグアの独裁者ウィリアム・ウォーカーの半生を虚々実々交えて描く。
昨年K,sシネマで開催された「アレックス・コックス映画祭」には何故かプログラム
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ハロウィン(2018年製作の映画)

2.5

地方では早々と公開が終わってしまい漸くprimeで鑑賞。
これは見に行かなくてよかったかも(o'ω'o)
40年を経た観客含めた同窓会。
やっぱり40年前に劇場か、それに近い頃に木曜洋画劇場や午後ロー
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当は『バロン』みたいな稀有壮大な冒険絵巻になる筈だった?と思う。
正直映画として面白いかって言えば率直な感想としてはあんまり面白くなかった。
途中は退屈だったし個人的に盛り上がる所もなかったし。
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逆転裁判(2011年製作の映画)

2.5

ゲームは全く知らず。
冒頭の場面、霊能者が霊界の死者に直接自分を殺した犯人を聞くくだり。
真っ赤な背景に黒いシルエットの死者達の列。
崩壊した世界、キノコ雲、上空を飛ぶ爆撃機。
この場面、まるで小松左
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「奥浩哉原作時代劇」がまさかのGANTZ新作『GANTZ・E』で再び盛り上がりを見せる『GANTZ』
フルCGアニメによるGANTZ最高傑作エピソードの『GANTZ大阪』
やはりアレを映像として見せて
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「半地下家族の貧乏脱出底抜け大作戦」
前半はドリフのコント&詐欺師一家の金持ち騙して大金を、ついでにそこの娘もゲットしろ!のコメディでひたすら楽しい。
しかし地下の家政婦の夫が現れてから急展開のホラー
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.5

映像化されたハリーポッターの中で一番好き。
しかし余りにも端折りすぎ。
原作は上下巻、文庫だと3巻分のボリュームをコレだけの時間に収めるのはどう考えても無理。
三大魔法学校対抗戦だけでも一本の映画にな
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

1.0

『賭ケグルイ劇場版』の監督がエーベンと分かって凄くガッカリしたのを覚えてる。
テレビ業界主導による実写化漫画映画の御用達監督として佐藤信介監督がいるが佐藤監督は『アイアムアヒーロー』というブッチギリの
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仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

『スカイウォーカーの夜明け』から落ち込んでケチがついていた精神の厄祓いが出来た。
ハッキリ言って『スカ』の「1000%だ!(byザイア社長)」増しぐらい面白かった。
僅かコレだけの時間(90分位)でス
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

『スカイウォーカーの夜明け』を一本の映画として見るなら、もう一回見たいとは思わない。
その感想が全て。
42年分のありがとう!とか、スターウォーズに対する様々な思いを加味した上でとか自分は思えないので
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ピストルオペラ(2001年製作の映画)

3.5

『続・殺しの烙印』
だけどやはり『殺しの烙印』のシュール・アヴァンギャルド・出鱈目で更に厨二病世界には遥かに及ばず。
『殺しの烙印』は世界的カルト映画ですが、具流八郎という八人の脚本家によるパッチワー
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

まず原作小説は面白いです。
未読の方は一読をオススメします。
綾辻行人『〝館〟シリーズ』
周木律『〝堂〟シリーズ』
等、ある奇妙な建物(及び状況)を舞台にしたクローズドサークルの新しいシリーズと
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日本沈没(2006年製作の映画)

1.5

「沈まないタイタニック」
以上。
そういや思い出したけど『BALLAD名もなき恋のうた』には「日本版タイタニック」とかド恥ずかしい宣伝コピーがついてましたが奇しくも主演は同じく草彅剛だ!
樋口真嗣監督
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復活の日(1980年製作の映画)

2.5

先日、世田谷文学館で開催中の『小松左京展《D計画》』を見て来まして、SF作家小松左京の日本のSF文学への多大なる功績を改めて実感すると共に映像化作品にも改めて興味が湧き見返したり未見作品を鑑賞してる次>>続きを読む

ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

5.0

屋根を転がる石の音「石は何処から落ちて来たんですか?」
蒟蒻をひたすらちぎる友の細君(大谷直子)。
突然取り乱し上半身をはだけ振り向き指パッチン。
会話も行動も全てが意味不明。
シュルレアリスムと言う
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愛と死をみつめて(1964年製作の映画)

3.5

当然時代的な事もあり今見るとアレな描写も多々。
重病人のいる病室で医者が平気で煙草をスパスパ吸ってたり、
ミヤコ蝶々「拝み屋ちゃう!創価学会や!」などこの時代は平気だったのか。
兎に角若き日の吉永小百
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.0

アニメに於いて「主人公を変えて延々と続編が作り続けられる」事に成功してるのは今のところ『ガンダム』と『プリキュア』だけだと思う。
『宇宙戦艦ヤマト』は『2199』であれ程見事にリブートしたのに『220
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

-

『ダブルタップ』が評判いいので思い出しレビュー。
ゾンビ映画はどんなボンクラ映画であろうとも楽しめるし好きなのにこれだけはダメだった。
例えコメディと言えど緊張感がないと言うかキャラクターが絶対死なな
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

もしかしてビルヌゥーブ監督の『DUNE』はこんな感じになるんじゃないだろうか。
オールスターキャストと長尺で描く、ある一人の人物の視点から見たその国の裏の歴史と一族の年代記。
そもそもフランク・ハーバ
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イン・ザ・トール・グラス -狂気の迷路-(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

『CUBE』のナタリ監督による叢に入ったら出られないというワンシチュエーションホラー。
Sキング原作の短編が原作との事で、あの叢はダークタワーがあるあの世界と繋がってるんだろうしそれで全部説明出来るの
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ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「邪悪なスーパーマン」の序編以外の何物でもないのが少々物足りなかった。
しかし『スーパーマン』のフォーマットを使った、子供が得体の知れない何かに変わっていく又は何かに憑依されてしまう『エクソシスト』の
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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)

3.0

正直あんまり峰不二子が昔から好きじゃない。
というかハッキリ言って嫌い。
時と場合により敵であり味方ってスタンスが腹立つだけで、小悪魔的・ミステリアスな美女みたいなキャラクターに何の魅力も感じないから
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新座頭市物語 折れた杖(1972年製作の映画)

4.5

映画『座頭市』24作目で唯一の勝新太郎監督作品。
『顔役』に続き勝新太郎の実験的・前衛的映像作家としての才能が炸裂した僅か三作の監督作の中でも最高傑作だと思う。
なので監督作は生涯僅か三作だけだったの
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

5.0

レストア版を鑑賞。
オープニングのハワード・ショアによる美しく悲壮感に満ちた旋律のスコアが素晴らしい。
『羊たちの沈黙』のテーマ曲に匹敵する名曲だと思う。
『AKIRA』の超能力シーン『北斗の拳』の人
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眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)

3.0

市川雷蔵・主演『眠狂四郎』シリーズ第一作。
まだ眠狂四郎のキャラクターが固まってない。
眠狂四郎がとにかくよく喋る。
子供達を見てニコッと笑う狂四郎、慌てふためく狂四郎等イメージが壊れる。
ニヒルで虚
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

シン・ターミネーター完結編~ジョンのために~
ターミネーター版フォースの覚醒って評判はその通りだった。
又はターミネーター新劇場版。
一度完全に終わったシリーズをまたやる方法論、フォーマットとして『フ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.0

いい映画・作品である事は間違いない。
ただし全体の99%は完璧なのに結末の1%部分だけが完全にダメ。
実話を元にした~云々は問題でないと思う。
実際の話しはゲイの男性が障害のある子供を引き取り育てた、
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.0

ここまで可もなし不可もなしの映画だとは思わなかった。
途中からあーもー何か最後までこんな感じだろうな~と気分が萎え始めた。
時間差攻撃の脅かしも繰り返されると慣れるし、基本過去のトラウマエピソードと現
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

2.5

ニュートのコミュ障みたいな終始斜め下見てオドオドしてるキャラクター設定が好みでないので主人公に魅力を感じず感情移入出来ず。
ハリーポッターものび太みたいだったし、このシリーズは明朗快活なキャラクターは
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ファンタスティック・フォー(2015年製作の映画)

1.0

ホドロフスキーの『DUNE』の様に完成しなかった幻の映画は如何様にも妄想が出来るしどんなに凄い映画になったんだろうといつまでも想像して楽しめる。
ジョシュ・トランク監督による『ファンタスティック・フォ
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

4.0

「闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう」
(中島みゆき『ファイト!』より)
以前に大喜利バラエティショーでおぎやはぎの片方が「ロッキー5は見なくていい」と言って笑いをとっていた。
闘う君の唄を闘わない
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ピーチガール(2017年製作の映画)

1.0

ピーチガールと検索すると「ピーチガール 映画 ひどい」と出て来る。
それだけファンも多く原作は名作。
ヒロイン×モテ男×ヒロインが好きな不器用な男の三角関係の基本パターンを踏襲しつつ恋愛とコメディなど
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西遊記(2007年製作の映画)

-

この西遊記とHEROの劇場版のフジテレビ制作のの二本を当時、27時間テレビ?と絡めて変な宣伝してましたっけ。
「なまか」ってセリフを流行らせようとしたりカンヌに出品してもいないのにカンヌの街をSMAP
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愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

1.0

その昔バンドブームの頃「イカ天」て番組があってその後番組で新人映像作家を発掘する「エビぞり巨匠天国(エビ天)」て番組で園子温監督御本人を見たのが作品を見るより先で何か嫌だなーこの人って思ったのが最初で>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

昔、携帯をトイレに落としてダメにした事はあります。
それからiPhoneをお風呂に落とした事も。
しかしiPhoneはネットで見た一晩お米に漬けておく方法で復活!
さすがiPhone。
中田秀夫監督は
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.0

唯一映画館で見たロッキーシリーズが『ロッキー4 』だった。
しかも当時は500円で見れる名画座とかあってそこで『 プロジェクトA子 』と同時上映の。
もうロッキーって日本で言えば『男はつらいよ 』だと
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