田山信行さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

田山信行

田山信行

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富江・最終章 禁断の果実(2002年製作の映画)

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安藤希は間違いなく絶世の美少女であった。切れ長の瞳のクールな風貌は原作の富江の雰囲気に近い。

しかし中原俊監督の個性が強く百合とロリが主題に入れ込まれた為に原作の趣とは全く違うものに。百合の上に父親
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スワンズソング(2002年製作の映画)

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登場人物のみならずこの世界そのものが壊れている様を醸成するかのような変な台詞回しに独特な間の取り方なりエキストラの動線などジワジワと蝕んでくる違和感が妙にクセになる。

90年代末〜2000年代初頭の
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少林寺 十八の羅漢(2019年製作の映画)

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『新・少林寺伝説』や『D &D 完全黙秘』にて幼いながらジェット・リーも顔負けのすげぇアクションを披露していた子役のシェー・ミャオ君。なんかの折に成長した姿は見たことあったのだが近年ちゃんと主演デビュ>>続きを読む

Miss.処刑人(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
いやはや想像以上の傑作。



母の死の知らせをきっかけに戻った地元は臓器密売の巣窟に。奪われた母の遺体を取り返す為の孤独な闘いに挑む主人公アレックス。軍隊経験はあるが決し
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ケルベロス(2005年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
ギリシア神話から現代へ蘇る地獄の番犬。そしてそれを倒せるのは伝説の魔剣だけ。

なんてこんなバカみたいなプロットをメジャーの企画にゃ通せないがB級のビデオスルー映画ならば恥
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

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“何もなかった時代だけれど、心は豊かだった……。”




……と、よく聞くノスタルジーに浸る為のあくまで幻想としての昭和を活写したファンタジー映画。ドラマ運びは兎に角ベタにもベタの人情話。ベタベタで
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はだか拳Ω(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
はだか拳早くも続編。というか同時進行だったみたいだけど。
エロくもバカバカしいコンセプトは前作通りに更にパワーアップ。はだか拳を打ち破る最強の敵登場。はだか拳を対抗する手立
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アバランチ・インフェルノ(1999年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
タイトルそのままの雪崩によるディザスターパニック。ミニチュアワークとアナログな合成でややチープな感じだがそれなりに迫力はある。冒頭で起こる雪崩により運命を狂わされた主人公た
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

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『ダイ・ハード』に想いを馳せていた時に丁度の作品だった。
主人公ゾーイは軍人の父に狩りの手解きは受けているもののあくまで一介の高校生でしかないので決して強くはない。校内で銃乱射する敵も同じく高校生であ
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ビッグ・バグズ・パニック(2009年製作の映画)

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パッケージの感じからはアルバトロスかトランスフォーマー辺りの配給かと思いきやワーナーでのソフト化なのが意外。ごくたまに気まぐれにこういうB級にも大手メーカーも手を出してみたくなっちゃうのか。本国のワー>>続きを読む

ドアマン(2020年製作の映画)

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改装中のアパートで起こる小さなダイ・ハード。舞台も敵も小規模な為さほど大それた展開にはならないものの主人公から敵まできっちりキャラクターの個性を活かした脚本が見事。アクション映画はこうでなくては。>>続きを読む

スペースクライングフリーセックス(2022年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
ゆうばり映画祭2021のオンデマンド配信にて。
失礼ながらいきなり3作目から鑑賞。物凄くバカバカしくて画作りもチープなのに役者陣はなぜこんなマジに演れるんじゃw尚更笑えるw
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

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いきなり非難轟々の声から始まる。確かに発表当時のダニエル・クレイグへのバッシングっぷりは酷かった。前任の役者もそれなりに物議はあったんだろうけど。最もバランスの取れたボンドであったピアース・ブロスナン>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

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前作で充分に有終の美は飾れていたと思うのだが。幾多の困難を経て成長していく道を選んだクレイグ・ボンドを突き詰めていけば辿る結末はコレしか有り得ない。

正直シリーズでもかなりの禁じ手だと思うが大河ドラ
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ファッション・ヘル(2010年製作の映画)

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チ○コを恵方巻きにするという特殊過ぎるプレイから幕を開けるオープニング。
これはしかしチ○コを海苔で包み巻くことによってボカシもモザイクもなしに嬢が丸齧りする姿を活写してみせるという天才的な演出である
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ヒットマン・ゼロ(2008年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。

暗殺者の映画で主役の名前がレオンって……さすがに恥ずかしゃあないか?
主人公のフルネームは確かにレオン・ビショフだが劇中ではほぼ“ビショフ”とセカンドネームでしか呼ばれな
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マニアック・ドライバー(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。

ゆうばりファンタのオンデマンド配信にて鑑賞。

生け贄を探して彷徨い続ける哀しき男……いや或いは幸福な男なのかもしれない、とも思う。幻惑的な映像の中で確かなのは古川いおり
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ゼロワン Others 仮面ライダーバルカン&バルキリー(2021年製作の映画)

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前作からただで済む訳ないとは思っていたけど……予想以上にハードでヘビーな結末……!!だが決してバッドエンドではない希望のあるラスト。

“正義”に翻弄される人間とヒューマギア。 闘い続けてきた彼らが辿
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ダブル-完全犯罪-(2012年製作の映画)

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日本でいうと温泉旅情サスペンスみたいなもんだろうか。肩肘張らずに観れる程よいクライムムービー。

ビーチリゾートでの殺人事件。
完全に邪推だが海外のリゾートにロケに行って仕事半分バカンス半分みたいな感
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エイリアン・ライジング(2007年製作の映画)

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この手のパチモンタイトルはまず間違いなくつまらないという常識を覆してコレがなかなかどうして面白くしっかりした正統派のモンスターホラー。

まあ大概が作品として志が低いのでクリーチャーのデザインからおざ
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ケイト(2021年製作の映画)

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まさかのバニラトラック海外進出。
倉庫街走らせたら偽装にならないだろ。
近年見た日本の面白いもんということで出てきてるだけだと思うので整合性は気にしちゃいけない。

元々身体能力が高く精悍さいや増しの
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

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死の運命から逃れられないピタゴラスイッチホラー。誰がどう死ぬか?がキモなのでそのネタが割れると2回目観ても楽しくないというか複数回の鑑賞には耐えない。ショッキングが売りのホラーだと大体そうなるか。>>続きを読む

スカイ・ハイ(2005年製作の映画)

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特別なパワーがあるからヒーローになれる訳じゃない。
と、持たざる者かと思われた主人公が結局はそうじゃない立場から言うのはディズニー映画だなぁという感じはあるんだけど……。それで全てが台無しになるという
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モンスターアイランド(2004年製作の映画)

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MTV製作のユル〜いTV映画。ハリー・ハウゼンのオマージュの昆虫パニックって誰向けなんだ?若者向けじゃないだろう。製作理由がナゾ。日本ではアルバトロスでのリリースなのが実にらしい。

しかしショボいC
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

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さすが円熟味のジャッキースタイル。
思い付く様々なシチュエーションやら悪役の造詣なんかジャッキーらしい香港らしいなぁと。

アクションの見せ場は若手に分配しつつという最近のスタイルだがどうにも若手のキ
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ゴーストアビス(2003年製作の映画)

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ほぼほぼ洋上のヨットの上での一人芝居なので存分にラダ・ミッチェルを鑑賞できる映画。

静寂な海の上で自分の半生と向き合うと共に起こっていく怪異。それは孤独と罪悪感に苛まれた主人公が見る幻か?夢なのか?
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スケパン刑事 バージンネーム=諸見栄サキ(2006年製作の映画)

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只のエロパロかと思いきや……
同時期に公開されていた本家映画版よりもよっぽど原作らしさがある。少しだけど。

滅びゆく最後のスケバンとしての生き方と葛藤、友情と恋愛、そして全てを打ち崩す巨悪との決戦と
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グレムリン(1984年製作の映画)

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ファンタジーテイストのブラック・コメディ・ホラーって改めて観ると何だかけっこうよく分からない。

人の良い母さんがグレムリン相手に超武闘派になったのが凄く印象に残っている。容赦なくミキサーや電子レンジ
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はだか拳(2021年製作の映画)

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Filmarks一番乗り。
まだセルでの先行配信だからか。

この今の時代にバカバカしく健全なエロスを堂々とやるその気概よ。鈴木則文監督とかかつての東映には確かにあったポルノを絡めた娯楽の系譜をきちん
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デリバリー(2019年製作の映画)

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なんて物騒な街なんだw
デリバリー先は必ず血生臭いことに。

あの『SCORE』の室賀厚監督作品においてガンエフェクトがCGなのには一抹の寂しさを感じなくもないけど、デジタル合成が上手くロケの省略なり
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DOG FIGHT 野良犬たちの挽歌(2000年製作の映画)

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東映Vシネのオリジナル終盤の傑作。
初期の室賀監督の作品でお馴染みのレザボア・ドッグスモチーフだが様々に男たちの思惑が絡み合う展開は更に重層的で濃い。香港ノワール的な熱さも添えつつ怒涛の終盤戦へ。SC
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ようこそ東映殺影所へ(2021年製作の映画)

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開幕からいきなりのちょっとしたエロスと鮮血!分かりやすい。劇中映画の撮影の中で怪異が起こっていくのかと思いきやもう少し単純にスラッシャーホラー。なんとなくこういうオチかなとその通りではあったけど46分>>続きを読む

ビー・バップ・ハイスクール(1985年製作の映画)

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基本的に映画内に本当の暴力は存在しない。どんなに凄惨な描写であろうがそれは演出の制御下において行われていることだからだ。制御を離れたものが暴力といえるがそれはまず映しとられることはない、のだが。

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劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト(2003年製作の映画)

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この当時ではライダー映画も単体作品として作り込んであってTVシリーズとは一転し怪人側が勝利を収めたパラレルワールドで展開するという思い切った方向性なのも良い。

今現在のヒーロー大戦やTVの延長線上に
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女子高生VS狼男(2008年製作の映画)

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フライトナイトかバッフィーか。よくある雛型通りのホラーだけどこの手の低予算は古き良き再生産なのでコレはコレとして。
この当時のアルバトロス配給のB級ホラーとして主演にちゃんと魅力がある点で奇跡的。無名
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TAXi(4)(2007年製作の映画)

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ジベール署長、1作目ではちょいと間の抜けた上司って程度のキャラだったと思うが2作目以降はどんどんバカに。コメディ部分を殆ど担いこの4ではほぼ主役に近い扱い。

コメディ偏重の挙句にキャラが変容し過ぎて
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