とりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

4.5

現在の新海作品に通ずる部分はたくさんあり、こういう作品があったからこそ、今の新海さんの作品が作り上げられていると思う。
そしてやはり彼の初期の作品は特に秒速まではやはり万人ウケではないと思う。
どれも
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

4.5

新海誠監督が誰でも楽しめるファンタジー作品として作られた作品。
人が誰しも向き合わないといけない誰かの死について、大切な人を失った時、思わず思ってしまう死んだ人を蘇らせたいという気持ち、それに向けての
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映画の妖精 フィルとムー(2017年製作の映画)

3.8

WOWOW映画工房300回記念の支援プロジェクトとして作られたショートクレイアニメ。
この映画が作られた一番の目的は映画が身近にない子どもたちにも映画を届けたいという思いから。権利はフリーで作られてい
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.3

35年という月日が流れれば当然いろんなものが進化してくるが、何もかも進化している
何度も企画が上がっては潰れてた気がするし、今更続編なんて作らなくてもなんて声もあったと思うけど、そんな不安も払拭させて
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イレブン・ミニッツ(2008年製作の映画)

1.5

5時から5時11分までをいろんな人の視点から描いた作品。
それぞれのエピソードについて一切の説明なし、ただただリアルに描いているのみ。一見バラバラに見えるストーリーが最後には全て結びつく。まぁそれはな
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

1.7

人は決して生き返らせてはいけない、例えそれが医学の未来のためでも。
これは将来きっと人がぶつかる問題、いやもしくはすでにぶつかっているかもしれない問題かもしれない。

蘇生技術の向上なんて言いながら、
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.0

巨匠リドリー・スコット監督によるSFの金字塔。SF好きと言っておきながら、恥ずかしながら初めての鑑賞。

今でこそ大量のSF映画が量産されているが、80年代初頭ってスタートレックやスターウォーズ、20
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.7

大人のスポコン要素があるのが少し新鮮味感じた。
ただ卓球というのがピンポンという映画を思い出させなくもないけれど、また少しベクトルが違う。
ミックスを主体とする映画もこれまでなかったのでは。

全体的
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PANDEMIC パンデミック(2016年製作の映画)

1.3

POVに属するのか曖昧な感じのPOV
三人称視点や定点カメラも加わっているからよくわからない
あまりにもコロコロカメラが切り替わるので、誰を主体として捉えているのかがわからない
感染者に対する対応や認
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ReLIFE(2017年製作の映画)

2.2

原作のファンでどうしても比べてしまう部分はあるけれど、なるべく切り離して鑑賞。
ただ終盤の流れは原作ファン殺しとしか思えない。
あれだけ苦悩して頑張って踏み出した一歩をいとも簡単にこえてくる。原作の新
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

4.1

劇場公開した時はなんとなくスルーしてしまっていたけれど、思ったよりかなり良かった。
実際に自分が同じ状況に置かれた時、どうなるかとやはり考えてしまう。
確かに主人公のしたことは人の人生を奪うという最低
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シャークネード4(2016年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

幾度となくアメリカに悪夢を見せたシャークネードの対抗兵器が作られ、数年間襲われることはなかった。
しかし水を起点としていたシャークネードももはや砂からでも発生するようになっていた。
さらに砂だけで止ま
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シャークネード エクストリーム・ミッション(2015年製作の映画)

2.3

ロス、ニューヨークと攻められ、三度目の戦いはワシントンDC
サメに対抗する最強の武器がチェーンソーという、大統領から渡される表彰品も黄金のチェーンソーでそれもしっかり使える
これまでハリケーンとともに
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シャークネード カテゴリー2(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

前回で要領は得てたため、もう完全に楽しめた。というかこれはもう楽しんだもん勝ちだろう。
のんびりした時間は最初の数分のみ、後はひたすらサメとの戦い。
飛んでる飛行機にバードストライクならぬシャークスト
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シャークネード(2013年製作の映画)

2.1

ありきたりなストーリー展開にかなりチープなCG、全体的にというかタイトルからB級C級な匂いがプンプンするこの作品。
しかし完全に発想勝ちだろう。ハリケーンの影響でサメが海岸沿いに追いやられ、大洪水の水
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ソラニン(2010年製作の映画)

4.0

数年ぶりに何度目かの鑑賞。
原作が大好きで当時映画館に観に行って、雰囲気とかすごい好きになった作品。
改めて観ると邦画独特の魅せ方や作り方をしているなと思った。原作があったからこそあれだけ好きになった
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

どんな手段も使ってでもスクープを追い求め、カメラマンとして生きた男、都城静を描いてる。
さすが大根監督、魅せるところの魅せ方が上手い。これまで観てきた映画はコメディ色が強いのばかりで、今回ももちろん笑
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貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

1.3

ジャパンホラーの代表格であるリングの貞子、呪怨の伽倻子を戦わせるというぶっ飛んだ設定のこの映画。
海外ホラーがぶつかり合ったフレディvsジェイソンやSFモンスターがぶつかったエイリアンvsプレデターの
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モーガン プロトタイプ L-9(2016年製作の映画)

2.0

SFドラマやサスペンスを予想していたら、途中からSFスリラーアクションに変化。
それも大した見せ場もなく終わってしまった。

最終的な設定や展開まで途中で容易に想像できてしまう。
人工遺伝子で新たな生
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.9

黒人だほうがゲイだろうが愛は美しいもの、それを3つの時代に分けて描かれていた。
まだ世の中は人種差別については無くならないし、同性愛者についての偏見も多く見られることは多いであろう。
そんな時代の中で
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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

3.6

17歳の女の子がいろんなことに上手くいかず、素直にもなれず、どんどん腐っていくいく、青春こじらせ映画。

大好きな父は死に、幼き頃からの親友も嫌いな兄にとられ、母とも上手く噛み合わない。
もっと素直に
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.7

前作はそこまで好きになれなかったけど、その前作を見ていたからこそか今回は好きになれた。

相変わらずの音楽センスは抜群で、映像の迫力もかなり上がっているので、目でも耳でもしっかり楽しめる。
ストーリー
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

交通事故により妻を失ったデイヴィスは、家族や周りの人が悲しむ中、自分は悲しむことも涙が出ることもなかった。
元々感情を面にあまり出さない彼だったが、次第におかしくなっていく。
そして向かう先は破壊だっ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

2.9

伝説的SFホラー映画のエイリアンの前日譚を1作目のリドリー・スコット監督自ら描いた2作目。

プロメテウスの時にかなり感じた理解できない壁が今回も立ちはだかった。これは自分の理解力が乏しいからか。何が
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

序盤から鳴り始める体を揺らすような音楽、そのリズムに合わせて様々な音が鳴り共鳴していく、そしていきなりのカーアクション。もうこのオープニングに持ってかれた。
なんつー爽快な映画、最近のワイルドスピード
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.2

音楽も映像も雰囲気もなんとなくオシャレな映画。
フランス映画ぽいなと思っていたら、香港とフランスの合作で「恋する惑星」「2046」のウォン・カーウァイ監督の初英語作品であった。

全体的に独特な雰囲気
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.6

人気青年SFコミックGANTZのフルCG映画。
実写化もされ、アニメもあっていたが、今作はそのどちらでも描かれていない大阪編。
個人的にも原作は読破してるけどもう数年前だし、内容ほとんど忘れてたけど、
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.2

全体的にかなりシュールすぎる。SFでありながらなかなかこういうアプローチの映画って存在しなかったのでは。日本映画独特の味が出てるし、そこを黒沢清監督が上手く調理してる感じがした。

宇宙人が侵略すると
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤の和やかな雰囲気は一瞬にして、緊迫感溢れるものになる。そこからほぼノンストップなほどに最後まで駆け抜けていく。
観ている側にもしっかりそれが伝わり手に汗握るものである。
ただいかんせん少女以外の人
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アンダーワールド ブラッド・ウォーズ(2016年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

前作で人間との三つ巴に発展し、最後は再びライカンとの戦争状態になったわけだが、今回人間は全く登場しない。
前回の人間とのやりとりはなんだったのかと問いたくなるほど、世界観が一気に1,2に戻っている。
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アンダーワールド 覚醒(2012年製作の映画)

3.1

これまで種族の争いに人間はほとんど介入してこなかった。それが今回は完全に人間との戦いになる。
それもコルヴィナスという人間世界への情報が流れるのを防いでいた存在がいなくなったからでもあるのだろう。
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アンダーワールド:ビギンズ(2009年製作の映画)

3.6

これまで回想シーンや会話の中ででしか出てこなかったヴァンパイアとライカンとの戦争の発端を描いている。
この内容は1でだいたい明らかになっており、それの補完版といったところ。

アンダーワールドシリーズ
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アンダーワールド:エボリューション(2006年製作の映画)

3.3

前作から続きダークな世界観はより一層濃くなる。バイオハザードっぽい感じが相変わらず漂っている。
ポール・WS・アンダーソンやザック・スナイダーの中間とも言える感じで、世界観や雰囲気も似ているが、魅せ方
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

いまや世界中に名を広めたクリストファー・ノーラン監督の最新作にして、初めて実話を基にした作品。
これまでのように膨大な情報量をつぎ込み、作り上げてきた大作たちとは変わり、100分強という短い時間で、リ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

評論家やレビューサイトなども評価が高く期待は十分にしていたが軽くそれを上回る作品だった。
まさにゾンビ映画に新旋風を巻き起こしかねないそんな作品。
ショッピングモールや一軒家、空港、カジノなどワンシチ
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アンダーワールド(2003年製作の映画)

3.2

ヴァンパイアとオオカミ人間・ランカンとの長きにわたる戦争の話。
人間世界の中にしっかりこの両種族が共存しており、その上で戦争をしている。
ゆえに巻き込まれる側は人間である。両者とも噛んだらその種族にな
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