高畑勲展開催記念企画その2
24分×52話という長尺を埋めるには元のコンセプトがあまりにも簡潔すぎる(実際原作要素があるのは20話分ぐらい)せいか、ネオリアリズモに西部劇に芸術論、そんでもって格…
徹底的にディテールを積み上げて俯瞰で世界を描く高畑勲によるプロレタリア・ロードムービー。
旅を通じてマルコは様々な人と出会い、助け助けられながら世界を知り成長する。
真っ当すぎる程真っ当なビルドゥ…
タイトルは知ってましたが、初鑑賞。初回、泣いてしまった。なかなか母をたずねる旅に出発しないんですね。
マルコ少年は負のエネルギーを蓄えているようで、不安になります。母が不在というのは、こういうことな…
こういう類いのアニメ作品で主役の少年少女は大抵が清廉潔白に純粋無垢に忍耐強く描かれるものであり、例えばネロやセーラなどその典型であろうけれども、この主人公マルコはそんなタイプとは違うようである。彼の…
>>続きを読む高畑・宮崎アニメはほとんど観てるけど、なぜ彼らが子供たちの為にアニメを作るのか初めて分かった。
儲けを考えずに働く父へ複雑な感情を抱く、「家族」という狭い世界で子供として生きるマルコは、母に会いた…
知性というのは、ここまで物語に深い肉付けができるのか
と思う演出。
子供の時に呑気に見ていたものが、無駄のないセリフと動き、構成だったのかと、心の底から感心。
取材はどれぐらいしたのか。
社会情…
『未来少年コナン』を見てとても面白かったので、今度は高畑勲に挑戦だ!と思って鑑賞。
まぁ~~母親に会えない!会えないまま終わるんじゃないかと心配してしまうくらい会えない。
主人公のマルコは頑固でま…
このレビューはネタバレを含みます
数カ月かけて見終わった。
素晴らしい!傑作!
序盤のジェノバの街の高低差を見事に表現したレイアウトは惚れ惚れする。特に2話は小田部洋一と宮崎駿の二人原画で、日常芝居もレイアウトも極まっている。
温か…
世界名作劇場第2作(1作目『フランダースの犬』はどうしても観る気にならず。『ハイジ』は厳密に言うと世界名作劇場ではない)。高畑勲監督作品で、宮崎駿と小田部洋一も変わらず主要スタッフとして参加してい…
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