ツイン・ピークス シーズン2の7の情報・感想・評価

誰が担当したのか一発でわかってしまう笑

　これは今まででベストの回かもしれない。やはりリンチ監督回。映像演出のクオリティと独創性、キビキビと展開するストーリーテリングの双方とも、他の監督に任せた回と明らかに違う。そういう意味では歪なドラマだよな。 　開幕早々、ホテルの従業員らがボールを床に打ち付ける音が鳴り響く奇妙な音響空間と、俯瞰ショットやトラッキングを織り交ぜた凝った撮影にああリンチ回はいいなと。続けてランの男の家、植物園の窓越しに見える吊り下がった下半身。 　唐突なレオのうめき声の悍ましさと可愛い声の“new shoes”。チョコシェイクを破裂させるネイディーンと、回転する彼女の動きに合わせて180度ポジションを変えるカメラ、強烈なキス。闇に溶け込みながら侵入してくるタジムラと両腕を大きく振りかぶる奇妙なハグ。実はキャサリンでしたーって......。 　泥の中の水たまりに映る赤いネオンサインから始まるラストシークエンス。ボブの宿り主を明らかにするエピソードはしっかりリンチがやってくれるんだな。リンチ特有のスポットライト的な強烈な照明を添えて。リーランドのダンスへの衝動は最悪の形で回収される。全てが終わってしまった後、赤いドレスの女の夢のような質感の歌声が戻ってくる。甘美と凄惨の美しい取り合わせにリンチの真髄を見る。

急にいい感じになってきた。 リンチはこれは夢でこれは現実で、みたいな区分けで混乱させてくる事が多いけど、これはスピリチュアルな世界と現実世界とが交差している感じ。

他のエピソードとレベル違いすぎる。

スピリチュアル全開。 リーランドおじさん怖い。最後のバーで何でボビーがあんな顔してるのか、ジェームズを前にあそこまで取り乱してる彼女とか頭がハテナでいっぱい。 レオが目を覚ましそうで覚まさない。 タジムラさん明らかに怪しかったけどまさかそう来るとはね！面白いエピソードだった。 新キャラゴードンがリンチ監督とは！吹替だとかなり耳遠いやり取りでうるさいけど、字幕で聞いてみたら普通過ぎてびっくりだった

前回。 恐怖と悦楽を栄養に彼らは憑依する。 「来たるべき過去の闇を見通すのが魔術師の望み」 「二つの世界の間から人は声を放つ」 『火よ我と共に歩め』 人間の恐怖は悪魔の良い餌。 そして、憑依する人間を必要としている。 今回の最後の方、、 しっとりとした歌と共にひとつの命が奪われる。 1人の老人が「まことに遺憾です」とクーパーさんの肩を叩く。 そして、悲哀に満ちた表情をするドナとボビー。 悲しい。。

タジムラキャサリンに泣き笑い ♪Rockin' back inside my heart ジュリークルーズの歌声にうっとりしてたら... パーマーのおっさんなんなんだ、本当にやめて...泣いてしまったよ... しんどい、しんどすぎる...

ジュリー・クルーズの透明感ある歌声と対照的な絶望感のある巨人の出現、現在進行形の凶行、誰が何を悟っていて誰が何を知らないのか……名シーンだ ボビーの表情がよい

ハロルド自殺か……なんかジェームズは他人事でいらっとするわ ネイディーン怪力とドン引きエドのコンビはいつもおもしろい ベン逮捕 キャサリンいつ帰ってくるんと思ってたら タジムラ=キャサリン！笑 ラストこわ、巨人が殺人をほのめかす

タジムラさん、、、

そうだった……そうだったんだよ。 もっと手遅れにならない教え方はなかったんかい、丸太のおばちゃんと巨人さんよ……。

It is happening again. ジュリー・クルーズ歌唱の背後で"起こっている"凶行。敏感に感じ取る死の気配。ツイン・ピークス屈指の名シーン。しびれる。

冒頭みんなで並んでコーヒー飲んでるショット、泣き顔がめちゃくちゃ可愛いシェリー、チョコシェイク破壊のネイディーン、針飛びレコード、やっぱりリンチ監督回は好きなシーンがたくさん。 そしてロードハウスに巨人が登場してからのものすごい絶望感…。私も涙出た…。