浮浪者更生のための福祉施設を称していた兄弟福祉院。だがそこでは子供に対する暴行、性的虐待、強制労働などが横行していた。事件の生存者たちが、幼い頃に受けた残虐行為について口を開く。

兄弟福祉院が閉鎖されても、被害者の苦しみはそこでは終わらなかった。生存者たちは謝罪や賠償を求めて戦い続け、加害者側と直接対面してまで説明を求めようとする。

チョン・ミョンソクによる性的暴行事件の捜査は拡大されるが、教団幹部のチョン・ジョウンは自らの関与を決して認めようとはしない。事件のサバイバーであるメープルの闘いは続いていた。

メープルが取材を受けたと知り、自身の再逮捕を危惧するチョン・ミョンソク。だが彼の力は強大で、教祖を守る信徒が警察や政府機関など至る所にいた。この状況で正義の裁きは下されるのか?

27歳で誘拐され、信じがたいほど壮絶な行為を強要された至尊派事件の生存者が一部始終を振り返り、あの悪名高い犯罪集団の恐ろしさと、事件が残した今も消えない傷跡について語る。

最後の生存者は機会を伺い奇跡的に逃げ出すことに成功し、ソウルの警察署に駆け込んだ。その協力のもと、警察は至尊派を逮捕。そして彼らを犯行に駆り立てた、ゆがんだ思想が明らかになる。

三豊百貨店崩落事件から約30年。生存者や目撃者たちが当時を振り返り、崩落発生時の大混乱、明確な指針もまとまりもない救助活動、凄惨な遺体回収作業などについて証言する。

現場での救助活動が続けられる一方で、三豊百貨店が崩壊した理由が徐々に明らかになっていく。建物の構造には明らかに欠陥があったが、腐敗した経営陣や公務員は見て見ぬふりをしていた。