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戦地で生まれた奇跡のレバノンワインの作品紹介

戦地で生まれた奇跡のレバノンワインのあらすじ

古くから地中海の交易の中心のひとつであった中東の小国レバノン。度重なる戦争に翻弄されて来た国だが、実は知られざる世界最古のワイン産地の一つだ。レバノンワインの起源は5千年前とも一説には7千年前ともされる。本作は、世界的に高い評価を受けているシャトー・ミュザールの2代目で「レバノンワインの父」と評されているセルジュ・ホシャール他、戦争中もワインを作り続けてきた不屈のワインメーカーたちが登場する。戦争ではなく平和をもたらすために内戦中にワイン造りを始めた修道院の神父や、虐殺が起こった故郷の村で村の再起のためにワイナリーを続ける夫婦など、極限の状況でもワインを造り続けてきた11のワイナリーのワインメーカーたちが人生哲学や幸福に生きる秘訣を語る。レバノンワインに魅せられた『食べて、祈って、恋をして』の著者エリザベス・ギルバートや、ワイン界の著名人ジャンシス・ロビンソンらが、あなたをレバノンワインの世界へご招待する。

戦地で生まれた奇跡のレバノンワインの監督

マーク・ジョンストン

マーク・ライアン

原題
WINE and WAR
製作年
2020年
製作国・地域
アメリカ
上映時間
95分
ジャンル
ドキュメンタリー

『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』に投稿された感想・評価

【焦りは禁物】

今回は職場の先輩に誘われた「レバノンナイト」というイベントにて。
札幌にある「日々(にちにち)」さんというワインのお店で開かれたイベントにお呼ばれしまして、そこでイベントの一環で上映されたのがこちら「戦場で生まれた奇跡のレバノンワイン」というドキュメンタリー映画でした。
あ、因みに、今回初めて頂いたレバノン料理とレバノンワイン。
どちらも日本人の口にも合う味でとても美味しかったです。

という事で、本作レビュー。

最近は日本でも「物騒だ」って言葉が日常的に使われるようになってきたけど、それでもやっぱり世界中から見れば「安全な国」であることに違いはないと思うんですよね。
それはもちろん警察の方々がキチンと治安を守ってくれているからって言うこともあるんだけけど、それ以上にやっぱり「モラル」がある人が圧倒的に多いからなんじゃないかな・・・って思うんです。

「人のものを盗ってはいけません」
「人を傷つけてはいけません」
「人を殺してはいけません」

きっと、古来から「和」の中で成熟してきた日本人にとっては、その和を乱すような行為はしてはいけないっていうものがDNAレベルで刻印されているんだと思うんですね。
それも時代と共に徐々に薄まってきたから最近は凶悪犯罪も増えてきたというのもあるかもしれないけど、どちらかと言うと、個人主義があまりにも強くなりすぎて、日本人が自ら「和の精神」を捨ててしまった結果が今の「物騒」を生んでしまったのかもしれません。

それでもね、
きっと日本人の中にはまだ残っていると思うんですよね。
もしかしたら、そう思いたいだけなのかもしれないけど・・・・。

普通に生きていて、いきなり砲弾が飛んできて意味もなく大勢の命が一瞬で消え去るなんてこと、今の日本では考えにくいでしょ?
今の日本の政治に対して言いたいことは山ほどあるけど、でもその一方で外交面で踏ん張ってくれている人たちがいるから、日本が戦火に巻き込まれずに済んでいるのもまた事実。
「やられたらやり返せばいい」
その発想だけでは、失うもののリスクが計り知れないくらいに大きい。
やっぱり、感謝すべきところには感謝すべきなんだよね。
その心は持ち続けたい。

世界にはそんな「何気ない日常」すらも約束されていない国のなんと多い事か。
平和な日本にいるから信じられないかもしれないけど「日常的に命の危険を感じる」という国は、僕たちが想像しているよりも遥かに多い。

そんな危険な国の一つ、レバノン。
そして、そこで作られる奇跡のワイン。
僕たちは彼らの「危険な日常」の中で作られたワインを飲んで喜んでいる。
・・・ま、そんな事言ったらもう何も飲み食いできなくなっちゃうけどね(;^_^A

でも、そういうこと。
僕たちが平和でいられた昨日、平和でいられる今日、そして平和を願う明日。
こういう機会を通して、それを守ってくれている誰かがいるってことをたまに考えてみてもいいのかな・・・って。

人間が生まれる以前から、既に地球上にはブドウがあったことはわかっているらしい。
つまり、実が熟して地面に落下した果実が、自然発酵の過程でワイン的なものになっていたこともあり得るんだそう。
そう考えるとね、
人間の歴史の横には常にワインがあったとも言えるんですね。

それは何もトスカーナやボルドーと言った「穏やかで肥沃な土地」だけの話ではなく、それこそレバノンのように「常に戦火に晒されて決して栽培に恵まれた環境とは言えない場所」にあっても、それでも人々は最高のワインを作るために、それこそ命懸けで取り組む。
それは「ワインと共に生きる」ということが、まるで呼吸をするのと同じくらい当たり前の人たちだから。

ブドウ農園の上を戦闘機が飛び交う光景なんて想像つかないじゃないですか。
僕らがイメージする果樹園は「緑と土と青空と太陽、そしてそこで汗を流して働く人々」くらいしか思い浮かばないけど、レバノンで降り注ぐのは「日光」ではなく「無差別な砲弾」。

人間てホントに愚かなんだな・・・って改めて実感しますよね。
ワインはそんな人間をずっと見つめてきたのかもしれない。
同じブドウを使って、同じ人間が作ったとしても、同じ味のワインが出来るとは限らない。
完成形のようでも粗があり、不出来のようでも個性がある。
それはまるで人間を見ているようなもの。
そんな中で常に最高のワインを作り続ける人々の努力には本当に頭が下がる。
もしかしたら、彼らは最高のワインを作ることで戦争に対する自らの存在証明をしているのかもしれない。

≪ワインはボトルが空になるまで、結論は言ってはいけない≫
それは飲んでいる最中の温度変化や飲み方などによって、同じボトルの中のワインでさえ味に変化が起きているから。
≪待て。焦るな≫
人間も、ワインも一緒。
最後まで結論を焦ってはいけないよ。
それは人間の生き方そのものにも通ずるヒントにも聞こえないだろうか?

よく「失われた30年」という言葉を聞きますが、これって普段は「政治が不甲斐ないから経済が30年も停滞した」なんて感じで言いますよね。
でも、理由はそれだけじゃないと思うんです。
日本では古くから「お中元」「お歳暮」という文化がありましたが、これらも段々失われていきました。
これによって「物(贈答品)を送る」→「経済が回る」っていう側面も勿論あったんですが、実はそれと同時に「相手に(気)を贈る」という意味合いもあったなんて言われているんですね。
これを贈ることで国内で「気」が活発に動いて、それが経済の活性化にも繋がっていたんだけど、その文化が廃れたのと呼応するように、気が回らなくなっていって経済などあらゆるものが停滞してしまうんだそうです。
「お中元」や「お歳暮」を貰って嬉しいと思う気持ちの中には、知らずのうちに「気」を受け取っていたというのもあるのかもしれませんね。
そういった意味では、感謝も「気」なんだと思います。
その「気」を留めるのではなく、相手に送るからこそ動くものってあるんじゃないのかな・・・・。

何でもせかせかと「結果だけ」を求めるように生き急ぐ現代人。
≪待て、焦るな≫
ワインは今の人間にとって大切な生き方を教えてくれるものなのかもしれません。
3.6
"ワインは戦争に左右されない"
内戦を通してみたレバノンのワイン作りの歴史。実は世界最古のワイン産地レバノン🇱🇧おじさん達の歴史と哲学の解釈話が多くて少々退屈だけど内戦の中でも、どれだけ周りの国から危なっかしく思われて誤解されてもワイン製造を続ける不屈の起業家精神。"戦争中も前向きに生きるべき"、"爆弾が落ちるたびにワインを一口飲んだ"など戦地ならではの幸福論。紛争の味を噛み締めるワイン。ボトルを空けるまで評価はするな、人間と同じく味わい尽くすまで味が変わるからってのは深いなぁ。
戦争という過酷な状況下でもワインを造り続けてきた11のワイナリーの人々が、その人生哲学や幸福に生きる秘訣を語るドキュメンタリーは、レバノンワインに魅せられた「食べて、祈って、恋をして」の著者エリザベス・ギルバートや、ワイン界の著名人ジャンシス・ロビンソンらのインタビューと共に、我々を魅惑のレバノンワインの世界へ導く。
主に登場するのは、世界的に高い評価を受けているシャトー・ミュザールの2代目で「レバノンワインの父」と評されているセルジュ・ホシャール、戦争ではなく平和をもたらすために内戦中にワイン造りを始めた修道院の神父や、虐殺が起こった故郷の村で村の再起のためにワイナリーを続ける夫婦など不屈のワインメーカーたち。
度重なる戦争に翻弄されてきたレバノンだが、実は知られざる世界最古のワイン産地の一つで、その起源は5千年前とも一説には7千年前ともされることを、本作を通して初めて知った。
映画では、内戦をはじめとした戦闘でワイナリーが破壊されたり、収穫に支障が起きたり、道や橋が破壊されたことによる運搬での苦労がリアルに映し出される。
それでも戦時下のワインメーカーたちは、毎日を可能な限りいい日にする為、極限状況でもワインを造り続ける。
このドキュメンタリーを観るまで、レバノンワインの味はおろか、その存在も知らなかった私だが、お店やレストランで見付けたら試してみたい。

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