ペドゥナ主演作品。
とても素晴らしかったです。
流石イチャンドンの弟子筋にあたる監督さんとの事です。
つい先日アトロクでイチャンドンのインタビューがありましたが、印象的だった受け答えとして「"真実を知る"ことは良いか悪いか私には言えません。しかし幸不幸関係なく"知れて方が良かった"人もいるでしょう」みたいな発言をされていて、本作がまさに!!という感じでした。
登場人物はみな、鼻もちならないような人たちなのですが、でも「まーこういう人いるよね」的なバランスで描いており、そして色々な"真実"を知る事になって大変な思いをするのですが、個人的にはみんなソレを知れて良かったなと思いますし、そういう風に演出していると思いました。
ペドゥナさんはホントとても素晴らしかったですね。彼女特有の人として潔癖のような感じが物語とうまくマッチしているといいますか、是枝作品の「ベイビーブローカー」と似たような役柄ですが、本作の方が上手く演出出来ていたような気がします。
非常にキツい映画ですし、かなーり重い物語なのですが、本質的な問題を描いてるなと感じました。