ピアニストを待ちながらを配信している動画配信サービス

『ピアニストを待ちながら』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

ピアニストを待ちながら

ピアニストを待ちながらが配信されているサービス一覧

ピアニストを待ちながらが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

ピアニストを待ちながらの作品紹介

ピアニストを待ちながらのあらすじ

真夜中の大学図書館で目を覚ました瞬介が、なぜか外に出られぬまま、いつまでも明けない夜に旧友の行人、貴織と再会する不条理劇。学生時代の演劇仲間だった 3 人は偶然居合わせた中年男の出目や謎の女・絵美も交えて、かつて上演できなかった芝居の稽古を始める。それは「ピアニストを待ちながら」という作品だった。コロナ禍の同館を舞台に繰り広げられる不条理劇。

ピアニストを待ちながらの監督

七里圭

原題
公式サイト
https://keishichiri.com/pianist
製作年
2022年
製作国
日本
上映時間
61分

『ピアニストを待ちながら』に投稿された感想・評価

4.8
【存在と不在、希望と……】

他のSNSで、こんなの下北かどっかの小劇場でやれよ!みたいな酷い書き込みを見かけたが、僕はかなり楽しめた。

貴織を演じた木竜麻生ちゃんが好きってこともあるけど、この示唆的な会話でさまざまなことを考えさせられる気がするのだ。

きっと僕たちは現実だろうと、頭の中では非現実的なことを妄想したり、実は曖昧なところで生きているに違いないのだ。

この作品は自分自身と向き合ってみるような作品だ。

亡くなった大学のゼミの恩師がよく、自分には若い時に逝ってしまった親友がいて、大変な時に現れて今でもよく自分と話しをしてくれたり、叱咤激励したりしてくれると。だから、卒業したら実はこの親友と君達は似たような状況になるわけだから、是非年賀状くらいは欠かさないで、僕に君達を思い出させて欲しい…と話していた。

研究実績も、その背景にある希求した正義も、僕に映画の見方を示唆してくれたことも本当に素晴らしい恩師だったが、こうしたベタな部分の考え方が人を惹きつけたんだろうと今更ながら思う。

映画で語られる不在は、相手が逝ってしまっているのであれば、確かに大きな壁となって、家族や友人にの心にに蓋をしてしまうような気がする。

だが、それは本当に不在なのだろうか。

僕たちはそれをどこかで存在するものとして感じ続けることが出来るんじゃないか。

ピアニストは今日は来ない、でも、明日は来るかもしれない。

これは、一見”やれば出来る”と同じで、やらないから出来ない、やっても出来ないみたいな逆説だと思うけれども、人間が絶望を感ぜずに、曖昧なところで生き続けるには必要なことのようにも思える。

コロナ禍の後のストーリーで、コロナ禍で亡くなった人が多かったことを忘れないという意図もあるように感じるし、この登場人物全てが逝ってしまっていて、もしかしたら魂が彷徨っているのだろうかと考えたりもした。

木竜麻生ちゃんの衣装チェンジはあの場所で相当時間が経過していることを示唆しているんだろうなと思いつつ、予算はないかもしれないけど、好きな女優さんだからもっと着せ替えしてとニヤけたりした😁ごめんなさいね😁
4.0
 鬼才・七里圭のフィルモグラフィを見て、何かわかった気になること自体がこちら側の判断ミスにも思える。良くも悪くも最新作も観終わっていったい何が起きたのかさっぱりわからない。わからないのだが、いまスクリーンで起こっていることのわけ分からなさが静かな余韻や情感を醸している。登場人物たちは早稲田大学国際文学館内にある村上春樹ライブラリーに閉じ込められている。何やらそれは世界的デザイナーである隈研吾が建築したという。瞬介(井之脇海)を筆頭とした5人の若者たちは建物の中に閉じ込められる。そこには昼間の感覚がなく、恙無く続く夜の静けさだけが登場人物たちを包み込む。七里圭の映画だから突然、芝居めいた台詞を夢遊病者のように語り出す者がいれば、その隣ではラグタイムのリズムに乗り、まるでジャン=リュック・ゴダールの『はなればなれに』ばりに軽快なダンスの幕が開く。

 初日の舞台挨拶によれば今作はピアノが得意な井之脇海君が実際にピアノを披露した初めての作品で(『東京ソナタ』の演奏は腕から先がボディダブル)、大学時代の演劇仲間で、旧友の行人(大友一生)とその彼女だった貴織(木竜麻生)と何度もレッスンを繰り返したらしい。時には謎の女・絵美(澁谷麻美)や監督自身も加わりながら、コロナ禍に何時間もかけて撮ったという。その渦の中に入れなかった見知らぬ中年男・出目(斉藤陽一郎)は悔しがっていたが、シナリオの意味を考えても、七里圭は上手くはぐらかし、答えを言ってくれないという。然しながら明確な答えというのは監督自身にも無く、ただ死者の不在の時間だけが繰り広げられる。ピアニストを待ちながら、あの頃よもう一度の気持ちで披露するダンスも、隣のカフェのサンドウィッチも僅かに生者の思い出を残す。シングル・マザーであるという絵美のLINEが息子に届いているのかも果たしてよくわからない。ただそこには生者と死者が揺蕩う時間だけが、漠然と取り残される。
samiam
3.0
苦手な舞台演劇がモチーフとの情報を得ていたので観る予定はなかったが、「鈴木家の嘘」を観てFan!になり、その後出演作を何本も観ている木竜麻生ちゃんがメインキャストの一人であることと、目当ての作品の直後に上映、終電に間に合いそうということで本作を急遽鑑賞。。。

頭の悪いわたし的には、どちらかというとシュール?で意味不明なゲイジツ作品の部類だったが、設定もそこそこ面白く(生意気な😤)木竜麻生ちゃんが結構出づっぱりだったこともあり見ていられた。。。(更に生意気な😠)

観賞後に、本作は原作があるのかなとぐぐったところ、私の好きな映画「まあだだよ」の主人公、内田百閒の小説がベースの漫画が原作とのこと。。。ややこしい。。。😁

上映後に監督と建築家?のトークショーがあったが、頭の悪い私には二人の会話の内容が難し過ぎた。。。😅 ただ、監督が仰っていた、原作がある映画と原作は同じではないので、「映画が原作と違う」と言われても困る、と同じくらい、建築物を表した映像は建築物とは違うということは納得出来た。因みに本作は早稲田大学の図書館を撮影依頼されて、おまけで撮った作品とのこと。。。🤓

『ピアニストを待ちながら』に似ている作品

分離の予感

製作国:

上映時間:

63分
3.4

あらすじ

同じ俳優である若葉と黒川は、ある映画のオーディションで偶然出会った。最初、彼らは脚本の元に結婚する予定の恋人を演じたが、その後、監督は2人に即興演出をお願いし、現実と演出が重なり、彼らは再…

>>続きを読む

ボディ・リメンバー

上映日:

2021年06月25日

製作国:

上映時間:

85分
3.5

あらすじ

小説家のハルヒコは、新作のアイデアのため、従姉のヨウコからある夜の出来事を聞き出す。3年前、ヨウコが夫のアキラと営んでいるバーに2人の親友ジロウが訪れ、久しぶりに再会する。ヨウコとジロウは…

>>続きを読む

箱男

上映日:

2024年08月23日

製作国:

上映時間:

120分

ジャンル:

配給:

  • ハピネットファントム・スタジオ
3.3

あらすじ

『箱男』 ――、それは人間が望む最終形態、すべてから完全に解き放たれた存在。ダンボールを頭からすっぽりと被り、都市を徘徊し、覗き窓から一方的に世界を覗き、ひたすら妄想をノートに記述する。カ…

>>続きを読む

の方へ、流れる

上映日:

2022年11月26日

製作国:

上映時間:

62分

ジャンル:

3.5

あらすじ

会社を辞め、姉の雑貨店で店番をする主人公・里美。そこに現れた、恋人を待つ男・智徳。店を出て東京の街を歩きながら語り合うふたり。「お互いのことを知らないから言えることもある」―――やがて彼ら…

>>続きを読む