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セカンドハンド・ハーツ
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『セカンドハンド・ハーツ』に投稿された感想・評価

3.2
「セカンドハンド・ハーツ」(1981年)は、ハル・アシュビー監督によるコメディ映画。

ロバート・ブレイク(マッチョなサム・ロックウェルっぽい笑)が演じる酔っ払いの与太者ロイヤルと、バーバラ・ハリスが演じる未亡人ディネットの物語。酔った勢いで結婚した二人は、ディネットが前夫の義理の両親に引き取られた子供たちを取り戻すため、テキサスからカリフォルニアへ旅に出る。道中で奇妙な人々と出会いながら物語が展開していくロードムービー。

アシュビー作品の中では興行的に失敗作とされ、評価が低い一作である。ストーリーは単調で、キャラクターの描写は弱く、ロバート・ブレイクの声や演技は大袈裟で、女房役のバーバラ・ハリスの掛け合いが弱い。特にディネットの子供たち(ヒューマン、アイオタ、サンドラ)はキャラクターとしての魅力に欠け、アシュビーらしい人間関係の機微から生まれる独特なユーモアも不在だった。そのため穏やかなロードムービーでありながら、感情移入しづらい大人しい作品になっているかもしれない。

日本公開が遅れた理由は権利関係ではなく、米国公開時に短期間で打ち切られたほど評価が低かったため、劇場公開が見送られたことが原因である。ただし旅中で出逢う独特なキャラクターや状況設定にはアシュビーらしさが垣間見える部分もあった。

失語症のため言葉で抵抗できないヒューマンが男から性的加害を受けた後のシーン。全体的にはノホホンとした穏やかな作風の中で、時折現れる異様さが際立っていた。片腕の運転手の存在も同様に、不穏な雰囲気を漂わせる印象的なショットとなっている。

テーマは家族愛、そして周縁に生きる人々であろう。しかし繰り返すが、ストーリーが平坦でドラマ性に乏しく、背景説明も不足しているため、物語に深みが感じられなかった。キャスティング自体は悪くなかったが、登場人物が旅先で巻き込まれる出来事が少なすぎる。もっと事件が起こらないと、退屈に感じてしまった。

例えば、最後に大型トレーラーとの衝突事故で全員が死亡するか、1人だけが偶然生き残り、突然物語が終わる ― そんな展開であれば、アメリカン・ニューシネマ的なペシミスティック(悲観的)な世界観がより際立ったかもしれない。

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Vaya Con Dios
Freddy Fender

Vaya Con Dios, my darling
さよなら、愛しい人よ

Vaya Con Dios, my love
さよなら、僕の愛よ

I’ll see you in the morning
朝になったら会おう

Vaya Con Dios, my love
さよなら、僕の愛よ


〈ハル・アシュビー特集〉[Stranger 18:25〜]
菩薩
-
会話が噛み合わず何が目的かも分からない何処にもいけないロードムービーの類い。本来であれば好きな筈なのにどうもずっと苦痛だった。ガス欠でトラックに拾われるとこの画面の奥の落雷は凄いし、男性特権を持っていると言われて基本的人権は持ってると返すのはいい。多様性とスマホを武器にした発達障害が生きにくいとマイノリティ気取ってられる時代は終わったでしょ、知らんけど。
針
3.8
年始のハル・アシュビー特集上映から2本だけ。
酔っ払った勢いでよく知らないバーの歌手(シングルマザー)と結婚してしまったアホ男が、彼女の3人の子たちをふたりで世話しながら一路カリフォルニアを目指す、というお話。そう説明すると『怒りの葡萄』みたいだけど……。ちなみに冒頭の歌がへたくそだった記憶が……。題名の意味は「二番目=中古の愛」みたいなこと?

アホな男女ふたりをペアにしたミニ・ロードムービーで、アメリカン・ニューシネマとかと似たシチュエーションのお話。でも彼らには子どもたちがいるので「俺たちにだって明日はある!」ってところに至る感じかなー。

エピソード数はそんなにないし驚くような話でもないけど、旅の過程のトーンがちょっと面白く。
主演の夫婦は(互いによく知らんまま一夜で結婚しちゃうところからも分かる通り)非常にアホで、子供たちのために男親がほしい彼女とその立場を嫌がりながらも結局車を運転していく彼、という構図を取ります。
そんなふたりが車の中で、自分のしゃべりたい話をえんえんくっちゃべるっていうノイジーな応酬と、それを座席で黙って聞く子供たち……っていう絵面で中盤の空気が形成されていく。そのアイデアがちょっと良かったです。実物を見るといかにもありそうなシチュエーションなんだけど自分はこれと似た感触のシーンは今まで観たことなかったなーと。

例によって己れを棚に上げて厳しいことを書きますと😇、冒頭のふたりはまだ子供を育てる準備ができてないってことなのよね~。そもそも酔いの勢いでした結婚にしがみつく女とそれに嫌々縛られてる男の夫婦ってどうなのよ??? ってところから始まって、だんだん関係が密になり、子供たちにとっても「家族」という居場所になっていくさまを描く、コメディー調の小さなドラマという感じでした。

たぶん主演のふたりが上手なんじゃないかなー。何にも全然考えてない、相手を慮ることなくあれこれ喋ってる、みたいな感じをごく自然に演じていたような。特に飲みオヤジである男側のいい加減っぷりね。いったん身を寄せた奥さん側の父親(子供たちにとってはおじいちゃん)からも愛想を尽かされ、騙すような手を使ってまで追い出されてるのが楽しいです😆

そうしてなんだかんだでこのアホ夫婦に温かいエールを送っている感じが、のちのリンチの『ワイルド・アット・ハート』と似てるなぁと。完璧な男女なんかいないしみんな不安なのは変わんないよね……。

同じ日に観た『大狂乱』と比べると、こちらは変わることの相応のカタルシスを描いてるけど、あちらは逆に変わらないことの小さな喜びを語っていたような。どちらもいい感じのダメ人間讃歌でした。

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