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『ハマのドン』に投稿された感想・評価

3.5
【ハコモノ/大阪は大丈夫か!?】

ヨコハマにかぎって言えば、遅きに失する前に何とかなったのだと思う。

日本でカジノ事業を!なんて大々的に言い出したのは、石原慎太郎だったように思う。

お台場の利用が進まず、お台場でF1開催をなんて言っていた延長線のように思っていたが、これに頭のクソ悪い保守右派の連中が中心になって乗っかっていく構図となった。

ただ、そこにはプロジェクションと呼ばれるような詳細な事業計画などいっさいなかったのだ。

企業人から見たらバカ丸出しだ。

ラスベガスは有名なカジノだが、ノウハウを蓄積し牛耳っているのはわずかなカジノ・リゾート企業だ。
そして、ベガス企業の利益を寄与度別に事業を分けるとカジノは僅か10%、他は、宿泊、エンタメ、アミューズメント、飲食によるものだ。

アメリカでは他にアトランティックシティもカジノで有名だが、こうしたカジノ・リゾートが、カジノから宿泊、エンタメ、アミューズメント、飲食まで囲い込んで、地元企業には利益はほぼ落ちないシステムとなっていて、地元企業は貧しいままだ。

砂漠のど真ん中に突如として現れたカジノシティと、元々ある都市に作られたカジノリゾート。

日本のIRは後者だ。IRと呼ばれる所以も、アメリカのカジノ・リゾートの協力を仰ぐことを前提にしたアメリカ型のカジノ・リゾートで、アジアのシンガポールやマカオとは異なったものだ。

その世界最大手企業のサンズが、この横浜の是非を問う市長選挙の前に、とっとと撤退を表明してしまっていた。

だから、誘致派も力が入らない選挙になっていたように思う。

サンズも日本のカジノ事業も複数乱立したら利益化は困難だと判断していたのだ。

囲い込んでも利益化の困難なビジネス。

大阪で残ったひとつの提携カジノ・リゾート企業は残念ながら最大手ではない。更に、残った一社となって、大阪の入れ込みようから考えて引くに引けない状況だ。

しかし、事業開始の前に開催される万博も、コロナや、日本の環境に対する政策の問題と曖昧なフォーカス、更に、米中対立をはじめとした世界的な分断、高水準のインフレと、可能性として徐々に高まってきているリセッションは万博自体にも、その後のIRの跡地利用にも影を落としつつあるように思う。
実際、跡地利用の計画はほぼ進んでいないのが現状のように思う。

USJの盛り上がりと、コロナ前の訪日客の急増で、大阪がサービス業に傾倒したのはやむを得ないと思うが、USJでアミューズメントを満喫して、ミナミでエキゾチック体験、京都や奈良で歴史探訪をした外国人旅行者は、更にカジノでお金を落とすのだろうか。

かつて日本の製造業の屋台骨を支えた東大阪は、周辺から大手の製造業も撤退して、危機に瀕した状況を打開できずにいると思う。
NHK朝ドラ「舞いあがれ」で万博に触れたのは一言だけだった。
どちらかと言えば、自分らで考えて頑張るでぇって感じが良かった。

半導体関連の投資は、ラピダスが北海道、東京エレクトロンが岩手、ルネサスエレクトロニクスは甲府の工場再稼働、キオクシアは四日市、アメリカのマイクロンテクノロジーの5000億円規模の新規投資は広島、世界最大手の台湾セミコンは熊本だ。半導体製造装置でアメリカ最大手テキサスインストゥルメンツは茨城に工場をもともと所有していたし、ちょっと話は違うが、アップルは、横浜綱島に研究所を稼働させている。孫さんは、ARMをニューヨークに上場させるようだが、日本では大きな投資を行うことはできないだろうか。

まあ、ただ、多分、大阪は素通りだ。

万博跡地は、IR以外の別の目的に利用した方が良いんじゃないだろうか。
本当にそう思う。
万博跡地とIRが紐付いているのは足枷じゃないのか。

某アメリカ大手の投資銀行が、米中分断によってメリットを享受する企業株式をプールしたファンドを作るなんてウワサを聞いた。

多分、それにカジノ事業の企業は含まれていない。
3.0
「ハマのドン」と呼ばれる、港湾業界の元締め的存在の藤木幸夫。横浜へのカジノ誘致をめぐり、時の首相にまで牙を剥く。

市民の生活を破壊しうるカジノはダメ、ご先祖様に申し訳が立たない。たとえ相手が権力者であっても、一人の人間として譲れないものを守りきる姿は、90歳を越える年齢を全く感じさせず、頭が上がらない。
また藤木氏本人だけでなく、カジノ設計者という、願ってもない協力者を得た事も、本作の魅力を高めている。

一方で物語はカジノ問題を中心に組み立てられ、先の横浜市長選に結実する。小此木氏、林氏に大きく差をつけて当選を果たした山中氏だが、争点はカジノだけではなく、コロナ対策という論点もあったはずである。
もちろん、横浜市がカジノ問題に大きく揺れ動き、また市長選において藤木の支持が果たした影響は計り知れないことは確かであろう。しかし市民の声=藤木=正義の勝利という単純な図式と化してしまっている点はやや残念。
港で博打はやらせない。“ハマのドン”こと藤木幸夫が横浜港でのカジノ阻止のため立ち上がる姿を描いたドキュメンタリー。歴代総理や自民党幹部とは昵懇の仲で菅義偉はかつて子分のような存在だったという保守の重鎮。こんな人がいたなんて知らなかった。いかにもな貫禄があってジャック・ニコルソン主演でそのまま映画化できそう。港湾事業といえば山口組を思い浮かべるけれどそこへの言及もあってよかった。NY在住のカジノ設計者・村尾さんが語るアメリカのカジノ事情がおもしろい。彼の話をもっと聞きたくなった。カジノはどう考えても悪手。大阪はどうなってしまうのやら。個人的にはあんなもん作るくらいならイギリスみたいに何でも賭けの対象にすれば設備投資もいらないしマシなのではと思うんですがなかなかそういう話にはなりませんね。

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