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赤と白の錯覚
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目次

赤と白の錯覚の作品紹介

赤と白の錯覚のあらすじ

母が父に惨殺される場面を目の当たりにする2人の子供。しかし父の洗脳によって段々と子供達は何が真実で何が偽りなのかがわからなくなってくる。洗脳の恐ろしさを描いた戦慄の作品。

赤と白の錯覚の監督

ジョン・コンウェイ

原題
An Illusion in Red & White
製作年
2014年
製作国
アメリカ
上映時間
25分
ジャンル
ショートフィルム・短編

『赤と白の錯覚』に投稿された感想・評価

4.0
母を殺した父に洗脳される幼児を描いたヒューマンサスペンスドラマ。
ジョン・コンウェイが監督と脚本を担当。

兄妹の母親が父親に殺されて埋められてしまうが、兄妹は父親の洗脳によって犯人は赤髪で大きな白い歯の男と信じ込むようになっていく。やがて死体が見つかり、父親は警察に捕まって絞首刑になる。青年に成長した兄は父親の無実を信じ、いつか汚名を晴らそうと思うが…

生き残るためには虚実を真実と信じ込んでしまうのだろうか。
また幼子は実際に見たり体験したことよりも大人の言うことの方が正しいと信じてしまうことが少なくない。
殺害現場を目撃した幼子は、父親の言葉に当初は困惑するが、やがて父親の言うことを真実と思い込んでしまう。
洗脳や子供の教育の恐ろしさが描かれており、子供の教育の大切さを改めて認識させられた。

2024.3 BS12で鑑賞(深夜しょ~と劇場・字幕)
riekon
3.0
(短編)
起きたことの衝撃と恐怖
信じないといけない圧力😰
子供たちが可哀想な作品でした😔
【浸食】

皆さんは「お寿司のワサビ入り」って何歳くらいからイケるようになりましたか?
僕は父が毎晩マグロのお刺身をつまみに晩酌をする人だったので、ひとつ、ふたつ・・とつまみ食いするうちに段々とワサビもイケるようになって、割と早い頃から「サビ抜き」を卒業してました。
たぶん、いきなり鼻の奥から「ドゥ~ン!」って突き抜けるくらいの量を食べていたら嫌いになっていたと思うんだけど、ちょっとずつ食べてるうちに何となく慣れてきて、気が付けば「もうちょっといってみっかな・・・」って感じで自分の適量もわかってきて・・・。

人間って、良くも悪くも「慣れる」んですよね。
ホントに良くも悪くも・・・。

それは突き詰めれば「生まれ持った防御本能」或いは「経験値が導く処世術」といったものなのかもしれない。

暴君と化した父が自分たちの目の前で最愛の母を殺す瞬間を目撃してしまった兄妹。
母を心配した兄は父に尋ねる。
「お母さんはどうなったの・・・?」
しかし、父はまるで何事もなかったように「それは自分ではない。赤い髪の男が逃げていくのを見た。きっとそいつが犯人だろう」ととんでもない話を始める。

(・・・何言うてますの?)

当然ポカン・・・となる二人。
しかし、父の目は至って冷静だった・・・・怖いくらいに。

こういう状況になった時、やっぱり男女の違いって出るのかもしれないな・・・って感じた。

この物語の主人公はお兄ちゃんのフレディと妹のルーシー。
多分フレディ君は10歳~12歳くらいと考えれば、妹のルーシーは8~9歳くらいだと思う。
つまりまだまだ子供なんですね。

で、その二人がこの局面にぶち当たった時に、いかにも対照的な対応を見せます。

まず妹のルーシーはすかさず「そう、赤い髪の男だったわ!そして歯は白かった!」と父の虚言に合わせる発言をします。
しかし、あの事件をガッツリ目の前で見ていたフレディは、どう頑張っても「いや、あれは誰がどう見てもお父さんでしょ・・」としか思えないんですね。

そうなると、お父さんは「お~さすがルーシーはよく見ていたな~」って感じで彼女を褒めるんですね。
そして虚言に乗ってこないフレディに対しては露骨に冷たく当たります。
なんだけど、やっぱり(でも、あれはやっぱり父さんだよな~)っていう気持ちは変わらず・・・。

そうして時間が流れ・・・・。
ルーシーは相変わらず上手い具合に父の話に乗って「赤い髪の男」の話を父にしては可愛がられている。
その様子を横で見ているフレディは(もしかして、自分がおかしいのか?)と、徐々に自信がなくなり、いつしか「赤い髪の男」を見たような気になっていく・・・。


これ、何が恐ろしいかってね。
実は妹のルーシーは最初から洗脳なんかされてないんです、全く。
彼女は幼いながらも「本能的な処世術」が発動して、洗脳されるよりも前に父に話を合わせることを選択したんですね。
少なくとも、そうすれば安全だということがわかったから。
一方のフレディは自分の記憶が絶対に正しいと信じ、父のウソに乗る事を拒み続けるんですが、こういうタイプの方が実は「洗脳」にかかりやすいんですよね・・・。

「融通が利かない」「思い込みが強い」タイプの人って、柔軟に対応するのが苦手な分、その根拠が揺らぐと途端に崩れ落ちる事があるんですね。
特に男性にはこういうタイプの人が多いのかもしれない。
そして、それと入れ替わる様に今まで刷り込まれてきた「偽情報」であっても、あたかもそれが真実かのように「強く思い込む」ようになっていきます。
きっと「何かを信じる事」で自分を保とうとするんでしょうね。

「オ◯ム真理教」にのめり込んだエリートたちって、普通に考えたら「何であんなに頭のいい人たちが?」って思うけど、案外こういう暗示(洗脳)にはかかりやすいタイプだったんだろうな・・・て思う。
で、やっぱり「思い込みが強い」っていう根本は変わらないだけにタチが悪い・・(;^_^A

フレディ君もいつしか「赤い髪の男」の存在が自分の中に出来上がっていき、気が付けば誰よりもその男の存在を信じるようになっていた。
父が捕まり絞首刑になった後ですら、彼は父の名誉のためにも「赤い髪の男を見つけ出すんだ」と淡々と答える姿には薄ら寒いものすら感じる。

これが洗脳の恐ろしさですよね。
もう「正す根拠」すらもなくなった以上、彼の洗脳はこの先も解けることはないだろうし、彼自身ももうそれなしでは自分が保てなくなってしまったのかもしれない・・・。

何よりも恐ろしいのは「本人が洗脳されているという事に気が付かずに生きている事」なんですよね。
もしかしたら、自分だってそうなのかもしれないって思ったら・・・。

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配給:

  • スターサンズ
  • KADOKAWA
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