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地下道の鳩 〜ジョン・ル・カレ回想録〜

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『地下道の鳩 〜ジョン・ル・カレ回想録〜』に投稿された感想・評価

平田一

平田一の感想・評価

4.2
題名たる「地下道の鳩」が意味するものだとか、人間の二面性・カオスと常に相対し、父でさえ信用詐欺のカモに自分を利用など、終始トーンは冷笑的で乾いたドキュメンタリー映画。

『ナイロビの蜂』しか観てないル・カレの素人ですが、口振りから感じられる自身を俯瞰で見る姿勢、同時に過去を冷めた目線で(しかし温度は感じられる)振り返る客観性、激動の当時のことを記録のように語るなど、地頭がよい人なんだなってのがまず一つ。

もう一つは口調に感じる被害者意識の皆無ぶり。これはなかなか自分自身の忌むべきところを長い間見つめ続けて到達できる人間に感じるし、だからル・カレからは憐れんで欲しいとか、共感を抱いて欲しい姿勢が感じられません。それどころか嫌いになっても構わないって感じですw

けれど一番打たれたのは“妄想”の背景です。生まれ育った家とは異なる家を妄想する理由、その行為を行っていた背景や功罪と作者を構築しているものを突き止める楽しさが、このドキュメンタリー映画には溢れていたって思います✨
ジョン・ル・カレことデビッド・コーンウェルが自らの半生について語るドキュメンタリー。


幼い頃に自分と兄を置いて母は出て行った。詐欺師だった父親の下で幼い頃から人前で演技をすることを覚えて育ったデビッド。父の希望で弁護士になるため大学に入ったが、デビッドが入ったのは文学部だった。父の破産後苦学生としての生活を送り、オックスフォード大学側の意向で奨学金と住まいを得る。イートン校で2年教鞭を振るうも平凡な日常に飽きてMI5の職員となり、その後MI6へ。諜報員としての生活を送り、その経験を活かしたスパイ小説を発表して一躍有名になる。


『寒い国から帰ってきたスパイ』『裏切りのサーカス』『ナイト・マネジャー』『ナイロビの蜂』『誰よりも狙われた男』ジョン・ル・カレの原作映画は何作か見ていて、作者本人の人生にも興味があったので配信を楽しみに待ってた。

家を出た母へに対する思い、日常的に人を欺いていた幼少期、諜報部員としての生活、ジョージ・ブレイクの逮捕、詐欺師だった父との確執など、半生を振り返りつつ、デビッド・コーンウェルから見た冷戦とは、諜報部とは何だったのかがインタビュー形式で語られる。彼の半生はジョン・ル・カレの作品同様ミステリアス。喋り方や仕草も、そこら辺の俳優よりも堂々としている。


また、諜報部を有能に描きすぎた、というジョン・ル・カレの反省が印象的だった。

諜報部員たちは、諜報活動の根幹には何か重要な秘密があり、大きな権力が自分たちを操っていると思っていた。しかし結局のところ秘密など何もなかった。計画は行き当たりばったりで組織の体すら成せていなかったのだ。


しかしまぁ、スリルジャンキーの親を持つって悲惨だな…
同名本を積んでる間にドキュメンタリー化されていた。絶頂期のスパイは干される

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